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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

もしイエスさまが来て下さらなかったなら

2007-12-25 15:52:05 | 
Moscow

23日の礼拝メッセージを聴いて書いた詩を紹介します。

もしイエスさまが来て下さらなかったなら   土筆文香


もしイエスさまが来て下さらなかったなら

わたしの心は闇におおわれていたでしょう

もしイエスさまが来て下さらなかったなら

人間らしく生きることができなかったでしょう

もしイエスさまが来て下さらなかったなら

身体も心も病んで、ボロボロになっていたでしょう

もしイエスさまが来て下さらなかったなら

生きる意味がわからずに、あてもなくさまよっていたでしょう

もしイエスさまが来て下さらなかったなら

ああ……わたしはとっくに死んでいました


聖書の言葉
きょうダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。(ルカ2:11)




キリストの灯火(ともしび)

2007-12-25 15:35:03 | 教会


The world's largest Christmas tree display up in the slopes of Monte Ingino, in Italy's Umbria region, made of about 500 lights connected with 40,000 feet of wire


メリークリスマス!!


今日はお昼からヒックンを預かっています。やっと昼寝をしてくれたので、合間に書いています。

昨日、23日のメッセージを紹介しましたが、その続きがあります。


牧師のS先生は数年前インドに行かれたとき、マザー・テレサの「死を待つ人の家」を訪れたそうです。
インドのカルカッタで多くの貧しい人が路上で死んでいきました。それを見たマザー・テレサは「死を待つ人の家」を作り、ひとりひとりを助けていきました。それはいのちを助けるためではなく、人間らしく最期を迎えることができるようにするためでした。
マザー・テレサの逸話が紹介されました。


アボリジニーのある居住区に貧しい老人がいました。彼は誰からも顧みられず、家の中は散らかり放題でした。
「家の掃除をさせてくださいませんか。」とマザーが言うと、「ほっどいてくれ」と老人は答えましたが、マザーとシスターは掃除をしたそうです。

そのとき、部屋に小さなランプがあるのに気づいたマザーは、「ランプをともさないのですか。もう使わないのですか」と尋ねました。
老人は「どうせだれも来ないから、つけてもしかたない」と言いました。
「もし、シスターが来たら、毎晩それをつけてくれますか」
「もちろんだとも」
彼はうなずきました。

その日から毎日シスターがその老人の家を訪問するようになりました。部屋を片づけ、身体をふき、話しかけました。
老人は最初心を閉ざしていましたが、次第に心を開き、語り始めました。シスターはじっと老人の語るのを聞いていたそうです。
それからしばらくして老人はシスターに言いました。「あんたがともしてくれた灯火は、それからずっとついているとマザーに言ってくれ」と。
灯火とはランプのことではなく、老人の心にともった灯火です。生きる気力が老人の心にともったのです。


昨夜教会ではキャンドルサービスとキャロリングが行われました。車の運転の出来ないわたしは、夜なので行けませんでしたが……。
今までに一回だけ友人の車に乗せていただいてキャンドルサービスに出席したことがあります。2001年のクリスマスイブでした。ちょうど小説を書いたときでしたので、キャンドルサービスの感動をラストに持ってきました。その小説がはからずも最初の入選となったのです。まだ土筆文香という名を戴いてない頃のことです。
小説のタイトルは『キャンドルの灯火』。本のタイトルは「ほほえみが生まれるとき」(クリスチャン新聞出版)です。

そのラストには次のように書いています。

「高田美咲にもらったキャンドルの灯火は、良美の心の中にもともった。ぽっかりとあいた心のすきまが埋まったような気がした」


美咲の心を傷つけてしまった良美。教会のキャンドルサービスで美咲から灯をもらったとき、暗い心に灯火がともったことを書きました。

それはわたし自身が、キリストに出会って心に迎え入れたとき、小さな灯火がともった経験からきています。
灯火がともって、ほんとうのいのちに生きることができるようになりました。灯火は消えることなく、いまでも心を照らし続けています。

それは、マザー・テレサに灯をいただいた老人と同じ灯火です。


あなたの心にもキリストの灯火がともりますように。

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