しづの里が母屋に隣接して建てた茶室に「茶房 胡蝶」を開店します。11月7日(月曜日)からですが、しづの里の産土と同じ月曜日と水曜日の週2日だけの営業です。時間も午前10時半から午後3時までと短いのですが、昭和の面影を残す周囲の風景に溶け込んだ洒落た店です。
お客様は10人しか入れない小さな店ですが、コンセプトは静かで落ち着いた雰囲気の中で抹茶をゆっくりと飲んでいただくことです。開店を前にして今日から作法やお客様接待の訓練が始まりました。
店名の胡蝶は荘子の「胡蝶の夢」が良く知られていますが、この「茶房 胡蝶」は司馬遼太郎によって著された「胡蝶の夢」より引用されました。この物語は幕末から明治にかけて活躍した松本良順(佐倉順天堂の開祖・佐藤泰然の次男)が登場しますので、この名は佐倉にゆかりがあるので採用しました。司馬遼太郎はこの小説を書く際、取材のため何度も佐倉を訪れたそうです。
茶道に心得のあるスタッフが作務衣姿でお迎えしますので、ぜひ一度お出で下さい。抹茶が苦手の方にはサイフォンコーヒーもあります。いずれも300円です。おそばを食べ、庭を散策して季節の花を愛でる、ゆっくりとした時間をお過ごしいただけます。お待ちしています。