戦後80年に関する特集記事で疑問が解けたことがあります。私は昭和20年の4月に小学校の1年生になりました。入学した時が尋常小学校で、その後国民学校になり、そして小学校と数年の間に3回名称が変わったのだと考えていました。
その疑問が晴れました。尋常小学校だったのが真珠湾攻撃を経て1942年に国民学校と呼ばれるようになったそうですから、入学したのは尋常小学校ではなかったのです。45年は国民学校でした。3年生になった1947年に学校教育法で6・3・3・4年の制度となり小学校、中学校。高等学校に再編したそうです。
同じ年の友人Aさんがブログに「終戦」と「敗戦」について書いています。国もマスコミも終戦80年というけれど、敗戦80年というべきではないかというのです。私も疑問に思っていました。
法的な根拠はないようですが戦後50年談話を出した村山首相は「敗戦の日から50周年を迎えた今日、我が国は深い反省に立ち…」といっていますが、60年談話の小泉首相は「戦後60周年迎えるにあたり…」といいます。
戦後と呼ぶのが定着していますが日本がアメリカと戦争したことを知らない大学生もいるそうですから、敗戦と呼べばどこに負けたのと考えるようになり、意味があるように思うのですが―。