しづの里でほぼ毎週月曜日に尺八を演奏してくれる江川さんのライブが、印西市船尾の古民家で開かれた。この古民家はランチもできる茶房で築230年。それでも手入れが良く柱は輝いている。店は木、金、土の週3日だけ、それも11時から17時までしか営業していない。
今日はその休みを利用してのライブだったが、メーンの広間とそれをつながった部屋に90人を超えるお客さんが集まって満席だった。2時からの2時間15分、途中休憩を挟んだが一人で約2時間の演奏だからすごいパワーだ。
現代尺八演奏なので半音低い演奏をする60㌢と長尺の尺八も使い、アメージンググレイス、べサメムーチョ、千の風になって、さらにスターダストや風の盆恋歌などジャンルにこだわらない曲を聞かせてくれた。それでも聞く方が古いのか、やはり民謡の演奏が落ち着いて聞いていられる。
江川さん演奏はしづの里で聞いているが、いつも仕事をしながらなので聞き流していることが多い。ライブは佐倉のおはやし館とコミュニティセンターの敬老の集いで聞かせてもらったが、今日の演奏が一番良かった。
演奏している背部はきれいに手入れされた庭園で、尺八の演奏を盛り上げる。やはり観客と近い距離を保てる狭い会場の方が良い。マイクも用意してあったが曲の解説もそのマイクを使わずに十分に伝わった。
不思議なものでこの1週間は古典芸術に触れる機会が続いた。日本人で良かったと思うとともに日本文化を大切にしなければと思う。癒された2時間だった。次はこの素晴らしい古民家茶房へランチで来たい。