寒い朝の坐禅会

　朝は今年一番の寒さではなかっただろうか。日中はさらに風が出て凍るように寒かった。8時からの坐禅会は参加者が少ないのではないかと思いながら出かけたら、なんと60名を越える盛況。本堂にやっと詰め込んだという感じ。

　一つにはカブスカートの子ども達が制服姿で7人も参加したこと。指導者を入れると10名。これだけでも多いが、さらにやはり新年になって2度目ということで、初めという参加者が7名もいた。坐禅の後、書院で茶礼をするがこのときに、初めて参加した人は名前と初参加の感想を言う。

　坐禅を始める動機はさまざまだが、共通しているのは宝樹院で坐禅会を行っていることを知ったのはインターネットだと言うこと。それも年齢に関係ないのが面白い。思いはあっても肉体的にきついので1～2回で止めてしまうのだが、一番寒さという条件の厳しい時に始めたのだから続けて欲しい。

　お寺に入ると素足になり、坐禅のときは当然のことだがコートも脱ぐ。暖房はないがそれでも寒くない。深い呼吸を続けるので血行が良くなるのだろう。茶礼で書院に移ると暖房もあるのに寒さを感じる。心の持ちよう、ということがあるのかも―。

　カブスカートの子供たちは小学校の低学年生。今回だけの体験坐禅だろうが良くがんばった。20分ずつ2回の坐禅は初めてでは大人でも厳しい。警作を持って歩く住職に「動かない！」と怒られてはいたが静かに座っていた。

　坐禅会の後は1時間遅れでダーツの会に参加。5勝7敗。坐禅の効果はなかった。