確定申告

　今年もe-Taxで確定申告の提出を終えた。e-Taxを利用して申告するようになって3年目だが、1年に1回しか利用しないので前年の入力方法は忘れてしまっている。ただ始めたころに比べるとシステムが充実して、扱いやすくなってきた。

　システムは進化しているがパソコンに入力する申告者(私)が退化している。今日も何回かエラーが出る。ICカードリーダライタに差し込む基本台帳カードが、裏返しなどと言うチョンボをする。パソコンを活用している人でもe-Taxを使わずに、手書きで確定申告する気持ちが分かる。便利だけど面倒かも―。

　本来一つの暗証番号で済むものをなぜか2種類にしてしまったので、求められる箇所によってどちらを使ったのか分からなくない。エラー表示で再入力、それで何とか申告できたが、しっかりと控えを取っておかないと慌ててしまう。毎年同じことを繰り返しているのが恥ずかしい。

　使いやすくはなっているのだが不合理なことが一つある。住民基本台帳カードの有効期限は10年なのに、電子証明の有効期限は3年しかない。来年は改めて認証を取らなければならないのだが、ややこしい。

　それにしても確定申告をして感じるのは所得税の支払いが少なくなったこと。現役の時の1/10位にしかならない。高齢化が進む中ほとんどの高齢者が同じような状況だろうから、国の歳入が苦しくなるわけだ。

　税金が増えることは辛い。でも福祉を充実させるためにはそれなりの負担が必要だと思う。選挙のために消費税を棚上げにしているのが情けない。高福祉高負担をもっと訴え、国民の理解を得る政治であって欲しい。