悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

失敗だった”そばを食べる会”

2009-12-27 20:13:00 | Weblog
 宝樹院のそばを食べる会は約50人の方が食べに来てくれた。8時から準備を始めたが開始時間の12時にやっと間に合った。そば粉を6㎏準備したので2:8だと一人150㌘としてちょうど50人分。私も慣れない1キロ打ちに3回も挑戦したが、何とか成功。

 失敗したのは茹で方だった。先日のリハーサルの反省(室内のガスを使った)で中庭にかまどを置き、大なべを使い薪で茹でることにした。大きな鍋なのでそばを入れてもお湯の温度が下がらずそば屋のような仕上がりとなる目論みだった。

 ところがそば打ちがひと段落したので、ちょうど茹で上がったものを試食してみたら何と半生だった。茹での担当者も目の前に時計を置いて45秒の時間を守ってくれている。なぜだ? かまどを覗いてみた。

 何と薪の量が少なくて沸騰していないのに茹で続けている。止めてもらい沸騰するのを待って入れてみた。お湯は10リッター以上入っているが、そばを入れるとお湯の温度が下がる。再沸騰するまでに20秒ほど掛かる。火力が弱いのだ。

 茹で方を変えたそばをお替りで食べてくれた人たちは、そばが違うみたいに美味しいという。その時はほとんどのお客さんは食べ終わり帰られた後。それでも「美味しかった、ありがとう」と礼を言っていた。社交辞令だろう。申し訳ない。

 そばが上手に出来るかどうかは、50%はそば粉の良し悪しできまり、残りの50%は水の配合で―水回しで決まる。でもこれは作り手の話。そばが美味しいかどうかは同じくそば粉と茹で方が半分ずつだと思う。

 私が自分で打ったそばを家で茹でるときは、家内に任せずに自分でやる。温度調整と時間が微妙に影響すると思っているからだ。今日は分業。折角製パン会社の研究室に勤めていて粉には詳しいTさんが、北海道の白鳥製粉から取り寄せた粉「まぼろし」(キロ2,000円の高級品)が台無しになってしまった。

 リハーサルの時と茹で方を変えた失敗だった。
コメント
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