悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

ハイボール

2009-12-11 21:01:37 | Weblog
 「ハイボール」、懐かしい言葉を新聞で見た。今ハイボールに人気があるという。今朝の讀賣新聞によると、昭和33年に神戸一郎が歌った「銀座九丁目は水の上」の歌詞にハイボールがあるという。私がハイボールを飲み始めたのはそのしばらく後で、昭和36、7年ごろだったと思う。

 それまではもっぱら日本酒だった。東京は地下鉄の工事や新橋駅前の再開発、さらには青山通りの大拡張など、オリンピックを前にしてあちこちで大きな工事が行われていた時代だった。

 新橋の駅前でよく飲んだが、今では考えられない粗末な、でも活気のあるバラック作りの店が並んでいた。店内にトイレがなく外の公衆トイレに出かけなければならなかった。飲みながら歌ったことはあるように思うが、カラオケはなかった。そんな時代を思い出す懐かしいハイボールだ。

 酒のブームはその後高級ワインや本格焼酎、酎ハイの時代があったが、今年はウイスキーが復活して前年比で6~7%も増加しているという。ビールが5年連続で減少し、ピークだった94年の20%減だというのだからその落ち込みは大きい。

 先日の千葉県警本部見学の後、サッポロビール千葉工場を見学、工場敷地内にあるビール園でジンギスカンとビールの昼食をした。それこそ94年ごろなら中ジョッキで10杯も飲めたが今は2杯がやっと。

 お腹が張ってしまう。そこで水割りを注文したら驚いたことにジョッキで持ってくる。我々が水割りを飲んでいた時のグラスの2倍以上入っている。私にはちょうど良い濃さだったが一緒に飲んだIさんが「薄すぎる」というのでロックを貰って足した。それを3杯。美味いし懐かしいしで飲みすぎてしまった。

 新聞の写真を見ると、ハイボールを飲む若い女性の手にはビールジョッキがある。ウイスキーが復活したというが、飲み方は随分変わったものだ。
コメント
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