スイスは1泊だけの滞在だったがその夕食は民族音楽を聞きながらのディナー。チーズホンデュではないのが残念だったがショーは上手なヨーデルを聞いたり、観客を参加させる場面には一緒に行ったOさんがホルーンで低く軽い音を見事に吹き、お客さんの喝采を浴びるなど楽しいひと時だった。
Oさんは学生時代にトランペットを吹いていたので音を出せたが、素人がホルーンを吹くのは難しいらしい。(写真) カジノに付属しているレストランだったがカジノには時間がなくて寄ることが出来なかった。落ち着いた雰囲気のカジノだったので覘いてみたかった。
(3573㍍の展望台)
翌日は待望のユングフラウ観光。登山電車を一度乗り継いで標高3454㍍のユングフラウヨッホ駅に到着。時々メンヒの頂上に雲は掛かるが晴れで最高のコンディション。とにかく天候に恵まれている。展望台は3ヶ所あり一番高いのはスフィンクス展望台で3573㍍、目の前に見えるメンヒの切り立った頂上は4099㍍、手が届くと思うくらい近くに見える。
展望台からは目の前のメンヒのほか、西にユングフラウ(4158㍍)南にはヨーロッパ最長のアレッチ氷河が望める。展望台の外周通路は一部が格子の鉄なので足元が見通せる。100㍍以上の深さを見ると足が震えた。
さすがに富士山の九合目と同じ3500㍍を超えると普通に動いても息が切れる。深呼吸をしながらゆっくりと歩く。早足で歩くことも出来なかった。風はなかったがさすがに気温は0度。ダウンコートを着てアルプスに来た感慨に浸る。
ロマンチック街道の紅葉は黄色にベージュで赤いろはほとんどない。しかし登山電車の車窓からは高度が1000㍍を超えるとから七かまどの赤い色が見える。また野生のブルーベリーもたくさん実を付けておりもうしばらくすると赤くなるという話だった。