静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2011年11月13日 | 天のマナ

 「ただ主の栄光をあらわす者として」 

 

1924年、パリでオリンピックが開催された。百m予選は日曜日と決まった。英国のエリック・リデルには優勝が期待されていた。ところが彼は、「日曜日には主を礼拝するために出場できない」と欠場を申し出た。英国では騒然となった。新聞は、「私は神さまのために走る」というリデルの立場を伝えたが、こう書きたてた。「リデルは狂信家か?」英国皇太子までもリデルの説得にあたるほどの大事件となったが、「王の王、主の主」に対する彼の忠実さはゆるぎもしなかった。


 神は人びとに知恵をあたえてくださった。友人の好意によって、他の日の四百mに交替して出場できるようになった。リデルは走り慣れないクラスで主の栄光のために走った。そこで彼はだれもが予想しなかった優勝を獲得したのだ。それも世界新記録で。翌年、リデルはスポーツマンとしての栄光を捨て去って、中国へ宣教師として出ていった。天津で八年間働いたが日本軍に逮捕され、1945年四三歳で捕虜収容所で天に召された。映画『炎のランナー』は、主に忠実だったかの青年を世界にあかししている。

 

2011・11・13

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