「人間と動物の違い」
人間と動物の違いは何だろうか。多くあげることができるが、その一つは、神が人間に与えられた「永遠を思う思い」(伝道の書3:11)である。
もう一つあげるなら、「人間は利害を超えた行動をすることができる」ことである。動物は自分が得になることしかしないし、自分の欲望に従って生きる。しかし、人間は違う。
曽野綾子さんは、「ただ一人の個性を創るために」という本の中で、「人間になるためには、利害を離れて、人のために働くことのできる存在にならなければならない。損になることのできる人にならなければならない。それが人間の資格だからだ。そしてそれは、不思議な見返りを伴っている。人の役に立つということは、金銭的、時間的、労力的な面でだけ計算すれば、損をすることになるかもしれないが、精神的には、それを補って余りある充足感が残るのが普通である」と記している。
本日のみ言葉に聴き入り、神に仕え人に仕える者でありたい。
2012/9/16