「教会に溢れる神の恵み」 詩篇45篇1~17節
この詩篇は、王の結婚式の時に歌われた「愛の歌」と言われています。文字的には王と花嫁の結婚を祝福している歌ですが、霊的には王は救い主イエスを指し、花嫁は教会を指しているとみることができます。
Ⅰ 主への賛歌と祝福(2~9)
王の姿が、2~7節に記されています。王は、雄々しく勇者であり尊厳と威厳に満ち、神から油注がれた者であることがうたわれています。まさしく救い主イエスは、真の油注がれたメシヤ(救い主)であることが、ヘブル書1章8~9節にこの6、7節の成就として記されています。
Ⅱ 教会への賛歌と祝福(10~15)
この花嫁は、結婚の為に父と母の家を離れ、ただ王である夫に信頼し、身も心も委ねる従うことが勧められています。そして、王のもとに行く花嫁の喜びがうたわれています。まさしく、これは教会の姿であります。教会は主キリスト・イエスの花嫁であり、キリストの再臨の時にキリストの花嫁として迎え入れられるのです。私たちはこの教会に属し、主イエスのもとに行く喜びと祝福の中にあるのです。
主イエスが来られる日まで、私たちは主イエスを信じ続け、共にこの主が満ち満ちている教会の中に身を置き、歩んでいきましょう。
2011・7・24 説教者 杉本守