「神の恵みの深さ」 詩篇34篇1~10節
本日からアドベントに入ります。クリスマスの出来事には、賛美が溢れています。この詩人は、主を精一杯賛美しています。なぜでしょうか?
Ⅰ 神に救いを求める
彼は、主に助けを救いを求めています。なぜなら、彼のうちには恐れがあり、苦しんみ悩んでいたからであります。サムエル記上21:10~15の記事がこの詩の背景であると言われます。ダビデは、ガデの王アキシの前で、その危機を逃れるために狂ったさまを見せ、神の救いを求めたのです。
Ⅱ 神は救い出される
神はその叫びに応えて、ダビデを助け救い出されました。王アキシの心を動かし、ダビデを狂ったものとみなし、解放したのでした。ダビデは、この時のことをおぼえ、あの時は主の使いが主を恐れ主に叫んだ私を陣をしいて守られたのだと確信したのです。だから、主なる神をほめたたえているのです。
どんな状況の中にあっても、主を求め待ち望む者に、主は助けと救いを与えてくださるのです。私達には御使いどころではなく、御子イエスが十字架においてあらわされたように、今も私達のことを囲んで守ってくださっていることを信じるのです。
2010/11/28 説教者 杉本守