「聖霊によって引き出される」
「しもべは聞きます。主よ、お話しください」サムエル記上3:10
礼拝や祈祷会のメッセージの応答として、「先生、今日の御言とメッセージは、私にぴったりのものでした」というような言葉をかけてくださる信徒の方々が時々いてくださり、うれしく感じています。
私はその時こう応えます。「あなたの聴く信仰の姿勢(自らの霊的状態を深く知り、主へのみ言を求め、み言の前にへりくだり、砕かれやすい魂を持ち、み言への信仰と献身の応答をする姿勢)が素晴らしいのです」と。
「説教は、説教者と聴衆者の共同で作り上げいただくものである」と言われます。メッセージは、とりつぐ側の信仰の姿勢も大切であることは言うまでもありませんが、それと同時に、聴く側の信仰の姿勢も大切であります。なぜなら、聴いている者の内に聖霊が働くからです。み言が語られる時に聖霊が働き、み言に隠されている神の命を開き、一人一人のうちに蓄えられている他のみ言をも引き出し、あなたが今置かれている課題、問題、苦難、試練、罪に対し、最高で最善の主の御業をあなたになされるのです。
それは、時には赦しとなり、時には癒し、きよめ、解放となります。
心を閉ざさず、この朝もわくわくしながら、主の御言に聴き入り、聖霊によって取り扱われ、造りかえられ、満たされて遣わされていきましょう。
2008/1/27