夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

「成年後見制度}を国民のためのものに!

2006-05-20 10:56:00 | 成年後見制度ってなに?
八木(日)、齋藤和(ソ)共に5勝、松坂(西)6勝
私は、「成年後見制度」に関心を持ち、関わってからすでに10年位経過しました。2000年4月の施行前より盛岡家裁・宮古支部には数回出向いてこの制度導入への状況・準備体制などをお聞きしました。当時の職員の方々も人事異動して代わっています。しかたないことです。本格的な施行になってからも、申立、受任、報告、調査面接など相当回数出入りしています。出身地元ですし宮古支部との関係はそれなりにうまくいっているものと解釈しています。しかし、地元以外の盛岡家裁○○支部になると、全く対応が違うことを思い知らされています。「家裁に限ってははそんなことはない」と思っていましたが簡単に裏切られました。「社会福祉士」が成年後見人を受任することも、まだまだ理解されいない事もあると思います。これはショック
紆余曲折を経て、独立開業している2006年5月の時点でも、盛岡家庭裁判所(本部)は、裁判員制度の普及や成年後見制度の理解・促進のために頑張っていますが、現実的に「審判の遅滞」が生じるのはどうしてなのか納得できない現状があります。私は、制度的な欠陥なのではないか?と思います。法の下の平等と言われますが、「成年後見制度」は、認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等々(を対象に)の判断能力の程度を精査して、残存能力を生かしながら、権利擁護を念頭に、財産管理、身上看護にかかる法的な権限をもつ法定代理人が選任されるわけですが、そう考えた場合、結果の平等といいますか、まず、「審判」を早めて救済し、内容によっては変更したり、改善したりするような弾力的な運用があっても良いように思います。「審判」の重みはよく理解できますが、重大な犯罪を犯しているわけではないし、高齢や病気等々で緊急事態が明らかなのに審判が遅れるという事実は、何と説明すれば納得できるのか。お聞きしたい思いです。今後、成年後見制度の円滑な利用促進・発展のために改善した事項があれば、地元の家裁や最高裁へご意見・要望を出すべきだと思います。この制度をどうしても利用したい、しなければならない方々が迷い、困らないように導くためにより一層の努力・奮闘が必要であると感じています。今回、勇気をもって最高裁へ電話と速達を出しました。本人と申立人の「思い」を伝えたい気持ちからです。受け止めていただいたことに感謝申し上げます。

最高裁判所 事務総局広報課へ
東京都千代田区隼町4番2号 03-3264-811
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