夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

2005年さようなら!2006年期待!

2005-12-31 12:31:57 | Weblog

激動の2005年が終わろうとしています。私にとりましては開業1年目の夢の実現へのスタート年でした。実質的には準備期間も含めますと2年目になります。「成年後見制度にこだわり」を持って、この制度の利用促進・普及・活用のために取り組んできたことは悔いがありません。いろいろな事件があり、制度の理解も徐々にですが広がりを見せています。相談もあり地域を回ればニーズもあります。成年後見の必要性はますます高まってきていますし確かな手ごたえを感じています。
しかし、同時にこの取り組みを、新しいビジネスとして成功させ、「独立開業事務所」として成立することも課題であります。その点からの反省はたくさんあります。
①「報酬」を中心に考えると成年後見の利用拡大と受任件数を増やす必要があるが、制度自体が未成熟であり、この理解に時間がかかり、待つことが多かった。積極的になり切れなかった。私一人だけでできることではない。仲間・同志が必要である。
②岩手県知事へ第2種社会福祉事業届出を申請したが、岩手県は特別事業(例えばホームレス、ハンセン氏病患者対応など)や民間委託的な事業は皆無で、NPOや福祉法人等を優先的に考えており、個人事業所への信頼度が薄い。偏見が強い。等のために今後も期待できない感じ。しかし相談料を頂き、後見へつなげる有効な事業であることは確か。
③講演会や勉強会など実施したが、法律のため説明・理解が難しい。本来は繰り返し何回も学ぶべきだと思うが、1回で終わってしまう傾向が強い。日常性を持たせてどう理解を広げていくか。後見活動の実務・実際をどのように理解していただくか。今後の課題となる。面白い、興味ある後見活動のありかた・・。
④福祉サービス第三者評価調査者として研修を受け登録できたので活動していきたい。
これまで福祉相談や介護のことで、お金を頂き、有料でサービスを提供する、報酬をいただくことはタブーでありました。介護保険制度になっても「自己負担や一部負担」には違和感があります。契約社会である以上、商品として価値あるものを提供し、代償を頂くのは当然の行為です。福祉・介護の分野だけがまだまだ遅れているように思います。初めての挑戦で、不慣れで、切り出せなくて請求できずに悶々したこともありました。しかし、この経験を通じて確かなビジネスであることも確認しました。1年間の収入は燦々たるものです。とても報告できる額ではありません。覚悟の上の事業開始であります。大切なことは次年度への布石ができたこと。自己満足することも大切にし、それを乗り越えていく努力を惜しまず精進していきたいと思います。
後見活動の中味の積み重ねと収支がしっかりと両立して「実績」になる。2006年は飛躍の年になるよう頑張ります。皆さんもよいお年をお迎え下さい。
コメント
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