後見支援活動をしながら疑問を感じることがあります。法定代理人として意見を言うべきか。黙っているべきか。直接的な権利侵害には至っておりませんので冷静に対応する。しかし、もし、これが自分だったら許せない事柄もあります。また、制度利用ために改善してもらいたい事柄など、そんな思いを投稿します。①最近、精神科病院に入院された方ですが、クリーニング代支払に仰天です。ここは指定された外部のクリーニング店が一切を委託されています。家族は遠方におり自前での洗濯は不可能なので依頼しています。1枚1枚にアイロンをかけ仕事は丁寧です。私のお客様は認知症などで失禁が多く、他の方よりは洗濯枚数が多いのも特徴です。9月7日入院以来1回目10,535円、2回目31,830円、3回目38,575円です。入院費約25,000円＋小遣銭10,000円より高くつくのです。高いの一言ですが、どうしょうもなく、仰天の連続です
。②銀行の窓口業務について、あらかじめ「成年後見制度の届出」はしてあるのですが払出の際には、「手作業」なのでしょうか、窓口係が違う人だと指導を受けながら処理している光景が見えます。1件ごとに金額を分けて封筒に入れて処理してくれるなど丁寧なのですが、迅速に、少しでも早く、誰でも処理できるようにして頂きたい。また、同銀行なら何処の支店でも払出等の処理が可能なようにしてもらいたい。
③申立に際して、登記印紙など準備するが、宮古市の場合は郵便局本局でしか購入できない。1,000円印紙4枚、500円印紙などどの郵便局でも購入できるようにしてほしい。
④盛岡地方法務局で「登記されていないことの証明書」「登記事項証明書」を発行してみた。便利である。5分程度で完了する。盛岡近辺在住の方だけが得である。宮古では東京法務局に返信郵送の準備をし7日間以上待つことを覚悟して依頼する方法をとるしかない。早期に、地方の法務局支部（支局）でも発行できるようにしていただきたい。
成年後見制度を地域で使い勝手のいいように定着させるまでは時間がかかります。忍耐が、根気が、理解を深める努力が必要です。
往復4時間。
