銀幕大帝α

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ALONE/アローン

2018年11月06日 19時42分14秒 | 洋画サスペンス
MINE
2016年
アメリカ/スペイン/イタリア
106分
サスペンス
PG12
劇場公開(2018/06/16)



監督:
ファビオ・グアリョーネ
ファビオ・レジナーロ

製作総指揮:
ファビオ・グアリョーネ
ファビオ・レジナーロ

脚本:
ファビオ・グアリョーネ
ファビオ・レジナーロ

編集:
ファビオ・グアリョーネ
出演:
アーミー・ハマーマイク
アナベル・ウォーリスジェニー
トム・カレントミー・マディソン



<ストーリー>
米軍兵士のマイクはテロリストの暗殺に失敗し、相棒と共に退却を余儀なくされる。しかしふたりは3000万個以上の地雷が埋められた危険地帯に足を踏み入れてしまう。

一歩踏み出して死ぬか
このまま死ぬか――

誰もいない何もない砂漠で地雷を踏み、取り残された兵士救援まで52時間


―感想―

この手のワンシチュエーションものは大概面白くないと分かっている。
分かっているのに借りちゃう俺って・・・物好きさん?

地雷を踏んで身動き取れなくなる内容だと先に知っての鑑賞に至るが、展開に大きな変化があるとか、予期せぬ事が起きるんじゃないかとか、やっぱり意外性を期待しちゃうじゃない。
ほんま、なーんも起きねんだよこの作品。
主にやっている事は寝不足と疲れからで主人公がしょっちゅう幻想見たり、過去の記憶をフラッシュバックさせている位。
合間に現地のおっさんが出てきてからかう、夜になると獣が近付いてくる、その程度。

緊張感なし。

兎に角幻想シーンなどで尺を繋いでいる感じで、流れとしてはどうしようもなくもたもたとしている。
このまま死ぬのか、それとも僅かな希望を持って、地雷から足を放し一歩前に出るのか。
埋まっている地雷の中には約7%の確率で不発に終わるものがあると聞かされた主人公は最終的にそれに賭けて足を放す訳だが・・・。


踏んでたのがこれだもの。
緊迫した一瞬が一気にズッコケオチに。
まあ本人は地雷を踏んでいるんだと思い込んでいるのだから、動けないのは仕方がない。
けど、そこからハラハラするように話を膨らませろよて思うんだわ。
踏む段階までは良かったが(そうでもないか。暗殺指令が出ているのに躊躇して失敗し、敵に見つかって逃げろ~てバカだろ)、その後が本当に退屈だった。
生きて帰るんだという強い執念を見せる訳でもなく、トラウマを克服するだけの映画になっちゃっているよね。
そもそもこの主人公がガールフレンドと喧嘩してたり、親父との仲が悪かったり、人付き合いが単に下手なのか知らんけど、一人の男として良い奴なのかそうでないのかあやふやに描いている点が感情移入し難い方向に導いているので、どうなってもいいよて俺の気持ちを投げ遣りにしちゃっているから、オチを見た時は「助かって良かったな~」とかそういう感情なんか生まれず、しょうもな!で片付けられてしまう。
こればっかりは見せ方や引き込ませ方が下手糞だとしか言い様がないですわあ。

評価:★☆
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