銀幕大帝α

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ニア・ダーク/月夜の出来事

2018年10月04日 11時18分35秒 | 洋画ホラー
NEAR DARK
1987年
アメリカ
94分
アクション/ホラー
劇場公開(1988/10/29)



監督:
キャスリン・ビグロー
『ハート・ロッカー』
脚本:
キャスリン・ビグロー
出演:
エイドリアン・パスダーケイレブ・コルトン
ジェニー・ライトメイ
ランス・ヘンリクセンジェシー・フッカー
ビル・パクストンセブレン
ジャネット・ゴールドスタインダイヤモンドバック
ジョシュア・ミラーホーマー
マーシー・リーズサラ・コルトン
ティム・トマーソンロイ・コルトン



<ストーリー>
田舎町の農場で暮らすカウボーイの青年・ケイレブ。ある月夜の晩、道端で佇む美しい少女・メイと出会ったケイレブは、彼女のあやしげな魅力の虜となるが、実はメイは吸血鬼だった。

―感想―

HDニューマスター版を鑑賞。
作品そのものも初鑑賞。
キャスリン・ビグローの単独監督デヴュー作品。
今でこそ社会派の作品を撮っている彼女も、出だしはホラーからなんですね。
ホラー映画は監督目指す人の登龍門とも言われているけど本当かもしれませんな。

各地を転々として悪さをし、人間を殺しまくっているヴァンパイア集団に居る美女をナンパした青年が噛まれてしまい、彼もヴァンパイア化した為に仲間に加わるよう言い包められ、同じ様にして人を殺すか否かで苦悩する姿を描いている。
彼らに連れ去られる現場を目撃した青年の父親と妹が躍起になって探し続ける姿も時折挿入されているが、あくまでも本作は美女と青年との禁断の恋を重点に置いたロマンスだろう、現に最後はその形で落ち着く。

日光に弱いという部分を強調しており、幾度もそれに基づいたシーンが登場する。
この頃は高度なCGなんて無いだろうから、殆どを試行錯誤させてそれらしく見せているように思える。
特殊メイクを駆使させ、炎も実際に点けているのかもしれない。
焼き爛れる皮膚の感じがリアル。

ヴァンパイアとしての恐怖よりも、仲間に入れようとした青年のどうしてもそこから抜けたいという考えが彼らに厄を齎し、死へと導く恐怖、これが本編の主軸。
拒否から生まれた仲間内でのいざこざにロマンスのスパイスを少々利かせた種族間に起きる重めのホラーとも言える。

青年と美女が中盤でヒッチハイクした大型トレーラーの運転手から、トラックを転がす技術を会話の一つとして色々と聞く場面があるが、後半に繋がる伏線ともなっているので記憶に留めておくといい。
本作では父親の息子に対する懇親的な救いによって、青年は晴れて人間へと戻れる。
血を入れ替えて難から逃れるというアイデアはヴァンパイア映画としても斬新だが、青年が心を許した美女もその遣り方で人へとなるといったラストに幸福感が溢れ出していたし、終わり方としても綺麗に纏められていた。
ランス・ヘンリクセンを中心にしたヴァンパイア達は極悪非道の限りを繰り返し同情する余地も無いのだけど、最後負けを確信し、車諸共爆発させ散る直前の「人間如きに!」と怒りとも死に対しての悲壮感とも言える表情が何とも印象的だった。
血を吸わせ、血を吸われる。
吸う側も、吸われる側も相当なエクスタシーを感じるのだろうか、美女の恍惚とした顔がエロティックであります。

今作の可愛い子役図鑑

青年の妹サラちゃん。
もう相当良い歳のおばちゃんに今はなっているんだろうなあ。

今作の美女図鑑

青年が恋するヴァンパイア美女のメイさん。
もう相当良い歳の中年婆さんに今はなっているんだろうなあ。

評価:★★★☆
18/10/03DVD鑑賞(新作)
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