銀幕大帝α

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リトル・シングス

2021年07月15日 21時10分59秒 | 洋画サスペンス
THE LITTLE THINGS
2021年
アメリカ
128分
犯罪/サスペンス
劇場未公開



監督:
ジョン・リー・ハンコック
製作:
ジョン・リー・ハンコック
脚本:
ジョン・リー・ハンコック
出演:
デンゼル・ワシントンジョー・ディーコン
ラミ・マレックジム・バクスター
ジャレッド・レトーアルバート・スパルマ



<ストーリー>
保安官代理のディークは、巡査部長・バクスターと共に連続殺人事件を捜査することに。だが、捜査を進める中でディークの暗い過去と不穏な秘密が明らかになり…。

―感想―

ラミ・マレックが急に歌い出すんじゃないかと冷や冷やした(嘘ですw)。
フレディ・マーキュリーというキャライメージが未だに強すぎる俳優さんですが、準主役とはいえ中々の熱演を本作でも見せてくれて、名優デンゼル・ワシントンに引けを取らない存在感を醸し出していました。

俺が同じ立場だったら間違いなくバクスター同様にスコップでぶん殴っていたと思う。
ジャレッド・レトーの態度、あれはかなり鬱陶しいでしょ。
観てて苛々するもの、あれはしゃあない。
けどスコップ一撃でまさか死ぬとは予想にもしてないわな、て事で、この事情を知る唯一の人物、そうディークが証拠を全部消してしまう。
何故彼がそこまでするのか、その理由に繋がる過去に犯した過ちが展開を追うにつれて浮き彫りとなるんですね。

警官仲間で不祥事をもみ消すというのは、よくある話。
若造の尻拭いをするのは、もうこれ以上失うものはない孤独な男。
バクスターには綺麗な奥さんが居るし、2人の可愛い娘も居る。
将来が約束されたバクスターのちょっとした過ちを無慈悲に告発したら一気に彼の人生は終わる。
被害者の証拠品となる髪留めもわざわざ同じ商品を購入してまでバクスターを安心させ、お前はもうこの件は全てを忘れろと言わんばかりの、さり気ない優しさに泣ける。
結局、事件そのものは未解決のまま映画として幕を閉じるので、なんか後味は悪いが、不本意なミスを犯してしまうという部分が似た者同士な2人の男の、それぞれが抱く事となる複雑な心情というものを丁寧に描き映していた作品だった。

評価:★★★☆
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