銀幕大帝α

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デスパレート・ラン

2023年10月13日 18時15分44秒 | 洋画サスペンス
THE DESPERATE HOUR/LAKEWOOD
2021年
アメリカ
84分
サスペンス
劇場公開(2023/05/12)
監督:
フィリップ・ノイス
製作:
ナオミ・ワッツ
出演:
ナオミ・ワッツ・・・エイミー
コールトン・ゴッボ・・・ノア
アンドリュー・チョーン・・・ロバート
シエラ・マルトビー・・・エミリー
<ストーリー>
夫に先立たれたエイミーの息子が通う高校で立てこもり事件が発生。事件現場から遠く離れた森の中にいたエイミーは息子を救うため、スマホを駆使して事件解決に向けて動き出す。
 
スマホ1台で
息子を救え
 
―感想―
ナオミ・ワッツがひたすら走り続けながらスマホで色んな人物と通話しているのを映しているだけなので、一種のシチュエーションものやね。
独り芝居とも言えるかも。
 
「息子は良い子。決して悪い事はしない!」
 
終始親ばかっぷりを爆発させているが、観ているこっち側からしたら、犯人絶対息子だろ、と思わずにはいられないんだよね。
だってあれだけの「ヒント」を用意してたから。
父親が事故で急死してからは抗うつ薬を服用。
学校ではイジメられている。
母親が外に出た後に、ひっそりと登校している(行かないと言ってたのに)。
 
あ~あ親の心配をよそに息子、やっちまったなあ
 
すまんw俺の早とちりでしたw
 
警察も息子の関与を疑ってたし、犯人は息子だと思わない方がおかしいだろw
 
監督の仕掛けた「罠」にまんまと引っ掛かったわ、ほんますまん。
母の信じる心に完全なる敗北。
 
常に走っているので一応画に動きはあるが、事件の現場の状況は通話の内容でしかイメージが湧かず、ちょっと退屈にも感じる80分。
 
それでも、息子の無事を願う事しか出来ない母親が、やっとの思いで犯行現場に到着し、解放された人質の中に我が子を見付けた瞬間、そこでのナオミ・ワッツの安堵の表情が絶妙に良くて、猛烈に感動しちゃったんだよなあ。
不覚にも俺、涙流してましたわ。
涙腺弱すぎだろて思うだろ?年取ると涙もろくなるんだよ!
他の過程はどんな俳優でも出来そうなものばかりだが、ラストでの、あの表情の作り方は演技派のナオミ・ワッツだからこその上手さだよねえ。
 
自身や息子に向けての助けや、情報の提供を求めて、電話をかけまくった数々の人達が、事件解決後に改めて労いの言葉をスマホに掛け直してくれたという演出も、人の優しさを感じさせてくれて良き。
 
只、思考が暴走して、犯人に直接電話掛けた時は、流石にそれはあかんやろ、と。
そりゃ警察から「犯人刺激してどうするねん!」と怒られるのも当然ですわ。
ところがその後に、今度は警察から「犯人に電話してくれ!時間稼ぎしてくれ!」
そんなこと現実に有り得る?
無茶な事を要求する警察には閉口だが、それが事件解決に繋がるのだから、何事もやってみなくちゃ分からない(そうなのか?w)。
 
評価:★★★
23/10/13DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-10-04
メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
 
 

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