
日本
96分
コメディ/アドベンチャー/ファミリー
劇場公開(2013/04/20)

監督:橋本昌和
絵コンテ:橋本昌和
原作:臼井儀人
主題歌:SEKAI NO OWARI「RPG」
声の出演:
矢島晶子:しんのすけ
ならはしみき:みさえ
藤原啓治:ひろし
こおろぎさとみ:ひまわり
真柴摩利:シロ/風間くん
林玉緒:ネネちゃん
一龍斎貞友:マサオくん
佐藤智恵:ボーちゃん
辻親八:ソースの健
一条和矢:串カツの将
矢野理香:もつカレーのお京
ジェーニャ:たこ焼きのミナミ
玄田哲章:アクション仮面
小桜エツ子:ミミコ
船木まひと:怪人
納谷六朗:園長先生
玉川砂記子:風間ママ
阪口大助:よしりん
大本眞基子:ミッチー
中村大樹:川口
大川透:フォアグラ錦
神谷浩史:トリュフ
早見沙織:キャビア
大塚芳忠:寿司夫婦仮面(夫)
鷹森淑乃:寿司夫婦仮面(妻)
利根健太朗:ステーキライダー
大西健晴:A級グルメ部下
浅利遼太:A級グルメ部下
手塚秀彰:チチッポーイ
倉田雅世:ハハッポーイ
松元惠:グルメッポーイ(少年)
コロッケ:下町コロッケどん
渡辺直美:しょうがの紅子
川越達也:川越シェフ
中村悠一:グルメッポーイ
<ストーリー>
B級グルメを滅ぼそうとする秘密結社・A級グルメ機構の刺客たちが、“伝説のソース”を奪うため、しんのすけたちカスカベ防衛隊に襲い掛かる。
燃えよ! 焼きそば!! 焦がせ! 友情!!


秘伝のタレで作られたB級焼きそばが凄く美味しそうに見える。
しんちゃん達が適当に作ったのにだ。
画面に漂う“匂い”に私の鼻と食欲を刺激される。
思わずアニメの焼きそばに涎が垂れてしまった。
グルメッポーイが撃沈してしまう程の美味しさ。
どれ位美味なのだろうか。
あー夢叶うなら劇画の中に入ってしんちゃん達が作った焼きそばを食べてみたい。
本作はマサオくんが全て。
遭難した森の中でしんちゃん達が腹を空かせる中、偶然マサオくんのリュックに入っていたビスケット1枚。
それを発見してしまったマサオくんが皆に言うべきかそれとも独り占めするべきか葛藤する表情が堪らなく可愛い可笑しい。
そして遭難サバイバルを抜け、ワイルドになったマサオくんが超かっけぇ!
しんちゃんも男前だ。
手柄を自分だけのものにせず、きちんと「皆で届けた」と言い切る所にしんちゃんの優しさを感じてほっこりだ。
父ひろしも格好良すぎ。
母みさえの携帯からのSOSを聞きつけ、仕事放り出してまでもして家族の為に会場へと駆けつける。
こういう大人、父親になりたい。
二本足でガクガク震えながら立つ子豚ちゃん軍団に対抗し、ピキーンと直立姿勢でフラダンスまで踊ってしまう愛犬シロの芸達者ぶりには頭が下がる。
シロみたいな犬が実際いたら喜んで飼いたいものである。
温泉郷にポツンと置かれたオムライス一皿を奪うべく、腹を空かせたしんちゃん達が仲間意識を完全に失いそれぞれが悪巧みな顔で猛ダッシュ。
そこだけ急に表情のタッチ画が変わる所が無茶苦茶面白くて笑える。
結局誰一人オムライスを食べる事が出来ず、再び森の中で空腹のまま彷徨うしんちゃん達は遂にこうなったのは「マサオくんのせいだ!」いや「ネネちゃんのせいだ!」と攻め立て始める。
「かすかべ防衛隊は解散だ!」涙を浮かべ絶叫する風間くん。
幼い幼稚園児達にこんな辛い思いをさせるなんて、監督が憎い。
だがそんな危機的状況に一旦は陥ったこそのここぞの時の団結力は生まれる。
5人の友情の深さは永遠。
しんちゃん達の熱い生き様に大人の我々が“仲間とはなんぞや”を真剣に考えさせられ手本とさせられるのだから大したものである。
ほんと良いアニメだ。
A級だろうがB級だろうが、美味いものは美味い。
人を幸せにし笑顔を与える食べ物こそが究極のグルメなのだ!
大いに楽しかった。
ちょっぴり感動した。
そして最後は和んだ。
これだから幾つになってもクレしん映画は見逃せない。
余談だが、本作はネネちゃんのモロパンが見れる貴重な1作でもある。
評価:★★★☆
13/11/09DVD鑑賞(新作)バナーポチに御協力お願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2013-11-08
メーカー:シンエイ動画
オフィシャルサイト
関連作:
『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993)』(劇場版第1作)
『映画クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994)』(劇場版第2作)
『映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995)』(劇場版第3作)
『映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996)』(劇場版第4作)
『映画クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997)』(劇場版第5作)*個人的評価:★★★☆
『映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998)』(劇場版第6作)*個人的評価:★★★
『映画クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999)』(劇場版第7作)*個人的評価:★★★★
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000)』(劇場版第8作)*個人的評価:★★★☆
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001)』(劇場版第9作)
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002)』(劇場版第10作)
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003)』(劇場版第11作)
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004)』(劇場版第12作)
『映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃(2005)』(劇場版第13作)
『映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006)』(劇場版第14作)
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007)』(劇場版第15作)
『映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者(2008)』(劇場版第16作)
『映画クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国(2009)』(劇場版第17作)
『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010)』(劇場版第18作)
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(2011)』(劇場版第19作)
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス(2012)』(劇場版第20作)
『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013)』(劇場版第21作)
『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014)』(劇場版第22作)
『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~(2015)』(劇場版第23作)
『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016)』(劇場版第24作)
『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ(2017)』(劇場版第25作)
『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~(2018)』(劇場版第26作)
『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019)』(劇場版第27作)
『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020)』(劇場版第28作)
『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021)』(劇場版第29作)
『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022)』(劇場版第30作)
しんちゃん映画に「テキトー感」は必然であり、あってこその楽しさでもありますからね。
本作は仰る様にそれが大きく出ていました。
それにしても毎回しんちゃん達の団結力の高さには驚かされます。