銀幕大帝α

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監禁/レディ・ベンジェンス

2016年02月15日 20時50分00秒 | 洋画サスペンス
BOUND TO VENGEANCE
2015年
アメリカ
79分
サスペンス/アクション
劇場公開(2016/01/02)



監督:
ホセ・マヌエル・クラビオト
出演:
ティナ・イヴレフ
リチャード・タイソン




<ストーリー>
ある日突然、何者かに監禁されたイブ。6ヵ月の監禁生活の後、わずかな隙を突いて犯人を拘束したイブは、自分以外にも何人もの若い女性がそれぞれ別の家で監禁されていることを知り…。

-感想-

監禁されていた主人公はオープニング開始早々に犯人の隙を突いて脱走します。
この映画が他の監禁復讐ものと違う点は、主人公が犯人に対してリベンジ戦を仕掛けるのではなく、脱走の際に重傷を負わせた犯人と一緒に行動しながら別の場所に監禁されている他の被害者女性を救出しにいくという部分。

犯人と主人公の間では病院に連れて行くという交換条件をしている為に犯人は素直に監禁場所を教えます。
それはそれで良いのですが、正確に場所を教えてくれるのならその監禁場所で女性の姿を確認したら警察に通報して次の場所に行けば良かったんじゃね?とは思ったんだけど、そんな余裕は主人公に無かったのかもね。
第一発見女性、第二発見女性共に親切が台無しになる悲惨な結果を観ると状況把握せぬまま救出を急ぎすぎちゃったなぁと尚更思う訳でして。

今一つはっきりと理解出来なかったのは、主人公の彼氏の存在。
彼が彼女等を犯人に売ったって事なんかい?
展開の途中で犯人は人身売買をしているのが分かるんだけど、彼氏はその多くの女性が監禁されている倉庫を見つけたみたいな経緯を聞かされるのだが、自力でその場所に辿り着いたのか、それとも犯人から教えられて行き一人の女を買ったのか、その辺が私自身には曖昧な形でしか捉える事が出来なかった。
まぁ何にせよ、彼女を裏切った事実だけは明確ではありましたが。
どのような過程で監禁されるまでに至ったのかの詳しい描写が無いのは何故に?
そこはある程度知りたかったかも。

ラストはあれかな。
犯人を家族に引き渡して、主人公は一人で他にも居るであろう監禁されている女性達を正義を持って救いに行こうとしたんだろうけど、一緒に捕まった妹が衰弱死したのをふと歩きながら思い出し、やっぱり奴は許せん!と考えを改め直してぶっ殺しに戻った、という解釈で良いのでしょうかねぇ。

彼氏の件だけ少し分かり難かったんだけど、約80分という短尺な映画だけあって、割かしテンポ良く話は進むし、犯人と主人公との駆け引きみたいなものも緊張感があって楽しくは観れました。
若干うん?と考えてしまうストーリーの流れが無ければもっと良かったんだけど。

犯人の男の顔、誰かに似ているなぁとそこばかり気になり、少しの間画面に集中出来ずにいたのだが、あっ!トム・ベレンジャーだ!パッと浮かんで一人納得してたんだけど、そう思ったのは私だけだろうか(笑)。

評価:★★★
16/02/15DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-02-03
メーカー:ブロードメディア・スタジオ
コメント (6)
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