銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ジョン・カーペンターの 要塞警察

2016年02月13日 09時40分00秒 | 洋画アクション
ASSAULT ON PRECINCT 13/JOHN CARPENTER'S ASSAULT ON PRECINCT 13
1976年
アメリカ
91分
アクション/サスペンス
劇場未公開



監督:
ジョン・カーペンター
『ニューヨーク1997』
脚本:
ジョン・カーペンター
編集:
ジョン・カーペンター
音楽:
ジョン・カーペンター
出演:
オースティン・ストーカーイーサン・ビショップ警部補
ダーウィン・ジョストンナポレオン・ウィルソン
ローリー・ジマーリー
マーティン・ウェストローソン
トニー・バートンウェルズ
ナンシー・ルーミスジュリー
キム・リチャーズキャシー
ヘンリー・ブランドンチェイニー
チャールズ・サイファーズスターカー



<ストーリー>
ギャング団に娘を殺された男が逃げ込んだ先は、移転準備中の警察署。そこに居合わせ籠城することとなった死刑囚、黒人警官、女性職員たちが、銃を手に迫るギャングたちと対決する。

"『要塞警察』 オリジナル予告篇" を YouTube で見る


-感想-

はい、ざんね~ん。
少女を撃ち殺しちゃうシーンがあるから☆1個減点ね。
例え映画の中であっても子供を無惨に殺す描写は個人的にはNGだよ~。

本作は後に同ジョン・カーペンター監督が手掛ける『ニューヨーク1997』の原点とも言われている作品。
囚人が正義の為に戦うというスタイルはこの作品で既に確立され、『ニューヨーク1997』へと引き継がれていっています。

タバコは持っているか?

いかなるピンチ状態でも冷静な男、超カッコイイ。
キザな野郎だからナポレオンと呼ばれているその由縁が会話で判明しながら警部補と囚人との妙な絆を残しつつビシッと爽快に幕を閉じていく、あの流れがまた良いのよ。

ストーリーは本当にシンプルなもので、引越し前の分署に立て篭もった警部補以下3人が、復讐の為に襲撃してきた無数のギャング相手に撃ち合い、殴り合いを繰り返す、この1点のみ。
まるでゾンビの如く流れ込むかのようにあらゆる場所からギャングが侵入してくるのを、腕の立つ3人が必死になって食い止めていく姿に惚れてしまう。
キリッとした眼つきで動揺も慌てもしない女性職員の活躍も大いに光る。

周りの住宅も全て立ち退きしており、分署内の電気を止め電話線も切られ、又死体が出るとギャング達が直ぐにそれらを隠し、何事も無かったかのように見せかける事で、他の警察署に応援要請をさせず、住民やパトロール中の警官には何かが起こっている事を悟らせない、敵としては適正な計画性を持って挑んできているので、完全に3人だけの戦いとなるのには確かな緊張感を与えてくれる。

私が生まれた年にこんなにも優れた傑作をジョン・カーペンター監督が撮っていたなんて、古き良き映画を愛する者としては何とも喜ばしい事だ。

ナポレオンと黒人の囚人ウェルズ、どちらが外に出て警察に知らせに行くかで、コイン投げで決めずじゃんけん勝負に出るのだが、せっせっせーのよいよいよいみたいなあの変なじゃんけんは初めて見たのもあってか吹き出してしまった。

評価:★★★★
16/02/13DVD鑑賞(旧作)
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2015-11-06
メーカー:TCエンタテインメント

関連作:
『アサルト13 要塞警察(2005)』(リメイク)※個人的評価:★★★☆
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする