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銀幕大帝α

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サイレントヒル:リベレーション

2013年11月02日 21時16分35秒 | 洋画ホラー
SILENT HILL: REVELATION
2012年
フランス/アメリカ/カナダ
95分
ホラー/アクション
PG12
劇場公開(2013/07/12)



監督:マイケル・J・バセット『処刑島』
脚本:マイケル・J・バセット
出演:
アデレイド・クレメンスヘザー・メイソン/アレッサ
キット・ハリントンヴィンセント・クーパー
ショーン・ビーンハリー・メイソン
キャリー=アン・モスクローディア・ウルフ
ラダ・ミッチェルローズ・ダシルヴァ
デボラ・カーラ・アンガーダリア・ギレスピー
マーティン・ドノヴァンダグラス・カートランド
マルコム・マクダウェルレナード・ウルフ
ロベルト・カンパネラレッド・ピラミッド
ピーター・アウターブリッジトラヴィス
エリン・ピット若きアレッサ

<ストーリー>
サイレントヒルという謎の街で何かに追われる悪夢にうなされている少女・ヘザー。ある日、彼女の父が失踪を遂げ、家の壁には「サイレントヒルに来い」という血文字が残されていた。

封印された街
閉ざされた記憶
呪われた運命

この謎を解くまで逃げられない。


-感想-

この2作目を観る直前にひかりTV無料ビデオで1作目を再見したんだけど、ほんとあれはゲーム版「サイレントヒル」ファンの喜ぶツボをがっちり押えた傑作だよなぁと改めて思った訳でして。
ストーリーが良いのか展開が良いのか見せ方が上手いのか、何にせよ物凄くワクワクしながら観れるんですよ。

だがね、この2作目にはそれが無いのよ。

とりあえずファンの為に馴染み深いキャラクターを出してみました、とりあえずホラー映画なので無駄にグロいシーンを入れてみました、な“とりあえず感”が半端無い。
そうじゃないんだよな~。

あのゲーム版にある独特な雰囲気をしっかりと実写映像として構成させたダークな世界観があってこその『サイレントヒル』であって、それが無くなると単に異様な街に辿り着いた少女が父親を助ける為に闇雲に探索し回るだけのB級ホラーでしかないのよ。
最初から最後まで卓越した雰囲気で押し切った前作に比べたら本作は人物の繋がりや関連性に重点を置いていてそこを見せ場にしているからどうにも物足りないし、引き込まれる面白さもない。

ゲーム的謎解き感も薄く、モンスターの体内に埋め込まれたメダルをあっさり奪取してしまう部分にしろ、善のアレッサと悪のアレッサが呆気無く統合されてしまうにしろ、話をちゃちゃっと進め過ぎで物語りに奥行きや広がりを失っている辺りに続編としての失敗さが伺えてしまう。

何ら前作とは関連性のない2作目なら別の監督に撮らせるのも致し方ないかもしれないが、現に正統な続編なのだからもうここは強引に押し切ってでも前作の監督クリストフ・ガンズに任せて欲しかった。
ていうかクリストフ・ガンズ監督でこの続編を観たかったです。
彼が撮っていたら全く違う映画になっていただろうな。

本性を現したクローディアがモンスター化するのは良いけれど、何故に対レッド・ピラミッド戦になっちゃうんだよ~。
「サイレントヒル」でモンスターバトルなんていらんよ。
ヒロインが戦ってこそでしょうに。
あらま、なんか始っちゃったよ、とホケェと3人が傍観している姿が嘆かわしいたらありゃしない。

青年を“ナース”室に連れてきた連中も襲われると分かっているはずなのに、何の対策も持たずにただ刺殺されてくたばっているってのも意味分からん。
でもあの“ナース”の動きは結構好きかも。
オリジナルモンスターのマネキン蜘蛛も妙に怖いビジュアルで良かったが、え?それだけ?てのはあった。
それを言うと私立探偵も何しに出てきたん?だわな。

さてパパはサイレントヒルに残りました。
ということで3作目はパパが主役になって消えたママを探す話になるのかな?
その際にはしつこく書くけどクリストフ・ガンズ監督復帰を切に願います。

どうでもいいけどパパが縛り付けられていたモニュメントみたいなの『バイオハザード』のリッカーにしか見えなかったんですけど。

評価:★★★
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オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『サイレントヒル(2006)』(第1作)※★★★★☆
『サイレントヒル:リベレーション3D(2012)』(第2作)
コメント (12)
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