JIGSAW ルール・オブ・デス

BREATHING ROOM／０６年／米／９０分／サスペンス・ホラー／劇場未公開
監督：ジョン・スーツ
脚本：ジョン・スーツ
撮影：ジョン・スーツ
編集：ジョン・スーツ

出演：エイルサ・マーシャル、マイケル・マクラファーティ、デヴィッド・ヒグレン

＜ストーリー＞
突然、外部から隔絶された白い部屋に投げ込まれたトーニャら14人。高圧電流が流れる首輪を嵌められた彼らは、監視カメラの目が光る中、生き残るために他人を殺す“死のゲーム”を強要され…。

＜感想＞
こちらの「ルール・オブ・デス」は一室に集められた男女が、部屋が消灯される度に何者かに一人ずつ殺され、次第にお互いを疑心暗鬼していく内容。

所謂、監禁ものなんですが、一体黒幕は何をしたくて彼らを監禁しているのかさっぱり分からない。

部屋にはルールみたいな張り紙があって

「トイレに行ったら手を洗おう」

みたいなのがあちこちと。
そのルールを破っただけでも殺されちゃう。

時には個人にひっそりと「何番は嘘を言っている」等のヒントメモも渡されたりして、もう誰を信じて良いのか訳が分からなくなり、皆が皆

ギャーギャー騒ぎだす有様。
もう勝手にやってくれって感じ。
誰が生き残ろうが知ったこっちゃねぇよ。

で、１人が室外脱出を試みて、慌てふためいて戻って来て言ったセリフが

「そんなバカな！！」

何が？
オチもゲームの内容も何が？
ですよ。

説明不足にも程がある。

そもそもこれ『実験室ＫＲ-１３』と部分的に非常に被っているんだが・・・。
仮に同じ題材にしているにしろ、アホどもの罵り合いなんかを観て、何の結果を齎してくれるのか位、きちんと言えよって思う。

しかし、あのプレイヤーも大変だな。
休む暇なく、次の部屋に潜入してさ。
何が楽しいんだか。

だから！何がしたいんだよ、お前らっ！！

参考：
『JIGSAW ジグソー（2004年）』
『JIGSAW ゲーム・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デッド・オア・アライブ（2006年）』
『JIGSAW タワー・オブ・デス（2007年）』
『JIGSAW ルール・オブ・デス（2006年）』
『JIGSAW デス・マシーン（2008年）』
『JIGSAW デス・トラップ（2007年）』
『JIGSAW デビルズ・ゲーム（2008年）』
『JIGSAW デッド・ゾーン（2009年）』
『JIGSAW 第10ゲーム（2009年）』
『JIGSAW ザ・リアリティショー（2010年）』

評価：★☆
１１／０４／１７ＤＶＤ鑑賞（旧作）

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レンタル開始日：2008-08-02
メーカー：ニューセレクト

ロビン・フッド

ROBIN HOOD／１０年／米・英／１５６分／アクション・アドベンチャー／劇場公開
監督：リドリー・スコット
製作：リドリー・スコット、ラッセル・クロウ

出演：ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート、マックス・フォン・シドー

＜ストーリー＞
12世紀末、十字軍遠征に参加していた弓の名手・ロビン。王の死を受け部隊を離れた彼らは、王の側近たちが闇討ちされる現場に遭遇し…。
＜感想＞
まぁ悪くはない。
２時間半の長丁場だけれど、退屈はしなかったし。

けど、特別面白いと思える作品じゃないよなぁ。
元々、史劇とは相性悪いから尚更かもしんない。

それ以前に、ロビン・フッドにラッセル・クロウ？
とイメージが湧かない方が私的に強い。
まぁ、ロビン自体がフィクションキャラだから、誰が演じようが勝手なんだが、もさいおっさんが演じるより、もう少し若手が演じても良かったんじゃないか？
それの方が見栄えが良いし、しっくりくるんだけれど。
じゃあ誰が良いんだよ、て聞かれると返事に困るけれど、オーランド・ブルーム辺り？違うか・・・。

ケイト・ブランシェットも一気に老けちまったな～。
色気というものを全然感じさせないんだもんよ。
あんなに骨女（言い過ぎ）やったっけか？

結局は、まぁなんだ、出演者に魅力が無いんだよ。
だから、話に入り込めなかったんやろね。

後、娯楽性も欲しかったかな。
ちょっと真面目に撮り過ぎ。

それと思っていた程、戦闘シーンに迫力を感じなかったのも残念。
リドリーならもっとダイナミックな映像を作れたと思うんだけどなぁ。
まだ『グラディエーター』の方が画に力強さがあった様に思う。
てか、今作のラッセルは『グラディエーター』の時と容姿が全く同じじゃね？
フランス軍上陸シーンも『プライベート・ライアン』と同じじゃね？

私の思い違いなら許してねん。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価：★★★
１１／０４／１６ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2011-04-15
メーカー：ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

シャッフル２ エクスチェンジ

POSSESSION／０７年／米／８５分／サスペンス／劇場公開
監督：ジョエル・ベルクヴァール、シモン・サンドクヴィスト
出演：サラ・ミシェル・ゲラー、リー・ペイス、マイケル・ランデス

＜ストーリー＞
優しい夫のライアンと幸せな新婚生活を送っていたジェシカ。しかし、ライアンの弟・ローマンが保護観察付きで出所したことから、彼女の生活は崩れ始める。そんな折、ライアンとローマンが交通事故に遭い…。
＜感想＞
サンドラ・ブロックが主演していた１作目とは何ら関係無し。
ていうか、途中辺りから気付いたんだが、これはイ・ビョンホンが出ていた韓国映画のリメイク版やん。

確かにオリジナルは韓流映画ファンにはお薦めしたい傑作だったよ。
けど、何故に今更、思い出したかのようにリメイクなの？

不自然過ぎる兄弟衝突事故以外は忠実に再現しているもんだから、展開が分かり過ぎて、もうほんと面白くないの。

兄の恋人に片思いする札付きの悪弟の暴走映画だけど、あの事故で自分だけが運良く目覚めるって、ちょっと強引過ぎやしないか？

中身が入れ替わったからと言えども、外見は違うんだから、そう簡単にベッドを共にするってのはおかしいでしょうよ、ジェシカさんよ。
普通なら不気味がって距離を置くはずのに、やけに楽しそうですな。

オリジナルはもうちょっと雰囲気的にもロマンチックな感じがあったと思うんだが、今作は単なる勘違い野郎と投げ遣り女の妄想恋愛。

幾ら植物状態だからとは言え、恋人は大切にしましょう。

何かこのリメイク、描き方が間違っとる。

関連作：『純愛中毒(2002)』（オリジナル）

参考：『シャッフル』

評価：★★
１１／０４／１５ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2011-04-15
メーカー：クロックワークス

［リミット］

BURIED／１０年／スペイン／９４分／サスペンス・スリラー／劇場公開
監督：ロドリゴ・コルテス
出演：ライアン・レイノルズ

＜ストーリー＞
イラクで民間ドライバーとして働いていたポールは、何者かに襲われ真っ暗な木箱の中で目を覚ます。状況が理解できない彼は、何とかして助けを呼ぼうとするが…。
＜感想＞
強引に一人芝居で９０分を乗り切るワンシチュエーション・スリラー。

誰か途中で出てくるんだろうと思っていたら本当に一人ぼっちの戦いなんだもん、ビックリだよ。

携帯電話と懐中電灯と蛇だけで９０分持たせた事には感心。

只、先の展開の楽しみよりかは、はよ助けにこんかい！と思う気持ちの方が強く、ポールが携帯掛ける度に

「くそったれ！！」

と叫んでいる姿には同情心すら湧くのだから話し相手にも困ったもんだ。
やけに皆、冷静なんだよね。
生きるか死ぬかの瀬戸際に

「あ、ごめん。あんたクビだから保険下りないよ～」

≪会社の上司なんてどこも同じだ、くそったれ！！！≫

「ポール、大丈夫だ。君を助けに直ぐそこまで向かっている。頑張ってくれ」
「本当か？信じて良いんだな」
「あれ？掘ったら違う人出てきたよ・・・ごめんねテヘ」

≪根性でぶった切った俺の指返してくれ～～～！
てか、間違いでしたって何だよ！！
ちくしょっ！！！
人間なんてどいつもこいつも信用できねぇよ、くそったれぇえええ！！！！！≫

私を人間恐怖症にしたいんかいっ！
努力が報われず無駄死にする話は胸糞悪過ぎ。
希望もへったくれも無い後味最悪の映画だよ、はぁ～。

オフィシャル・サイト（日本語）

評価：★☆
１１／０４／１５ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2011-04-15
メーカー：ギャガ・コミュニケーションズ