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銀幕大帝α

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サロゲート

2010年05月22日 02時33分09秒 | 洋画サスペンス
SURROGATES/09年/米/89分/SFサスペンス/劇場公開
監督:ジョナサン・モストウ
出演:ブルース・ウィリス、ラダ・ミッチェル、ロザムンド・パイク、ボリス・コジョー
<ストーリー>
身代わりロボット、サロゲートが使われる近未来。サロゲートもろとも使用者が死ぬ怪事件の捜査に、FBIが乗り出す。
<感想>
ファンの間では暗黙の了解で無かった事になっている、シリーズ最大の失敗作『ターミネーター3』ジョナサン・モストウが監督した近未来サスペンス。
そのシュワ映画で取得したロボット造形を最大にフル活用した本作だが、皮肉にもこちらの方が内容的には面白くなっている。

「サロゲート」と呼ばれるロボットと人間との見極めがハッキリしており、現実と非現実の境目を見た目で分かり易くした事が結果的にややこしさを無くし、ストレートな人物描写や感情表現、更には主人公のロボット社会に対する不満から生み出た孤独感を上手く描く事に成功しています。

一目でロボットと人間の違いが分かるよう敢えて大袈裟に(監督の思惑通り?引っ掛け?)演出してはいるが、実はそこには観客にとっての盲点となり得る仕掛けが用意されているんですよね。
ここはかなり良い意味で裏切られましたね。
「あれ?こいつ、サロゲートやったんや」
という予想外な繋がりが隠されていましたから。

≪全人類引き籠り≫

な地球を救うべく、主人公が失われつつある人の温かみを取り戻すべく立ち上がる!!

心の葛藤の末に下された決断により、一人の男の指一本で都市部、いや地球上のサロゲートが一斉に壊滅するラストシーンは、ディザスター映画以上にディザスターしていて、かなり視覚的に面白かった。
中途半端に人を生き残させた『2012』なんかよりも、潔く全滅させた本作の方が数倍スカッとしていて気持ち良い。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
10/05/22DVD鑑賞(新作)
サロゲート ブルース・ウィリス ラダ・ミッチェル ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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レンタル開始日:2010-05-21
コメント (8)
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