銀幕大帝α

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2009年07月26日 23時33分45秒 | 洋画ドラマ
THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON/08年/米/167分/劇場公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング

<ストーリー>
1900年代の米国を舞台に、80歳で生まれ、年を経るごとに若返っていく男の数奇な運命を描く。
<感想>
デヴィッド・フィンチャーXブラッド・ピットのコラボといえば傑作『セブン』を真っ先に思いつくんだけれど、今回はラブロマンスとの事で若干抵抗はありました。
苦手なジャンルだからね~。
それでも、若返っていくという設定には惹かれていたし、やっぱり永遠のラブアクターであるブラピ様だし、う~ん、観ておくか!と鑑賞。

167分という長尺にも ネック的な部分があったんだけど、それを全く感じさせない完成度の高さ!!
いや、ほんと、あれ?もう終わっちゃったって思ったもん。

何処が良かった?って聞かれると返答に困るけど、若返っていくベンジャミンに反して周りが年を取っていき、彼を含めての皆の人生の価値観というものが徐々に変化していく様を丁寧に描きだしていた所が非常に面白かったんだと思う。

まぁ何にせよ、特殊メイクを施したブラピ様の姿に驚かされたのが一番大きいです。
老け顔を作るのはまぁ割と簡単かな?とは思うのですが、20代のベンジャミンは20代のブラピ様にしか見えないんだ、これが!!

もうウットリする程美しい。

俳優デヴューした頃のブラピ様が戻ってきたかのような錯覚に陥って妙にドキドキしちゃったし、改めて恋したな、俺。

この映画、個人的には美麗なブラピ様を拝めるという点では、もう一度観たいと心底から思わせてくれました。

あ、落雷を何度も受けたというお爺さんの話が良かったなぁ。
微笑ましいエピソードだったし、次々とお年寄りが亡くなっていく中、彼がまだ生きていた時は妙に嬉しかったですね。

処で、老人時代に娼婦を買っていたけれど、中身は子供なんだよね?
これって教育上どうなの?
そんな事まで深入りする必要ないか(笑)。

終盤にかけて若返っていくのに痴ほう症になっていく姿は悲し過ぎです。
恋人に抱かれて永遠の眠りにつくベンジャミンの安らかな表情に涙、涙・・・。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★☆
09/07/23DVD鑑賞
デヴィッド・フィンチャー ファンタジー・ミステリー・ドラマ ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット DVD新作
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キャット・ピープル

2009年07月26日 23時02分03秒 | 洋画ホラー
CAT PEOPLE/81年/米/118分/劇場公開
監督:ポール・シュレイダー
出演:ナスターシャ・キンスキー、ジョン・ハード、マルコム・マクダウェル、アネット・オトゥール

<ストーリー>
同族以外の者を愛すると黒豹に変身する呪われた運命の少女の苦悩。
<感想>
随分昔に一度観たんだけれど、内容うろ覚えなので再見。

ナスターシャ・キンスキーがヤバイほど可愛い。
ボーイッシュな女性が大好きな私としてはジャストミートですよ。
惜しげもなくフルヌードを披露してくれるのも有難いです。

かなりスプラッターな映画かと思っていたんだけれど、意外とラブロマンスに近い仕上がりになっていました。
それでも切り株はありますけどね。

マルコム・マクダウェルの「妹よ、俺とセックスしろ!」なんて所は、やっぱこの人変態やわ、と(笑)。

ラブストーリーに程良くホラー要素を取り入れ、中々の見応えある作品かと思います。
でも、やっぱこの映画はナスターシャ・キンスキーが出てこそだと思うんですよ。
人間を愛せないと分かった時の、あの悲しげな表情が凄く印象的でした。
色んな意味での禁断の愛の形を描いているけど、それが集約された最後のシーンでは心打たれます。

関連作:『キャット・ピープル(‘42)』(オリジナル)

評価:★★★☆
09/07/22ビデオ鑑賞
ポール・シュレイダー ホラー ナスターシャ・キンスキー ジョン・ハード マルコム・マクダウェル リン・ローリイ リメイク ジェリー・ブラッカイマー ビデオ旧作
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悪夢探偵2

2009年07月26日 22時26分37秒 | 邦画ホラー
08年/日本/102分/劇場公開
監督:塚本晋也
出演:松田龍平、三浦由衣、韓英恵、松嶋初音、光石研、市川実和子

<ストーリー>
他人の夢に入る特殊能力を持つ青年、「悪夢探偵」は、ある女子高生の夢に登場する少女の中に亡き母の面影を発見する。
<感想>
世界中で話題になり、リメイクのオファーもきたといわれる『悪夢探偵』の続編。
前作の世界観やビジュアルがとても良かったので今作も期待していました。

や~今回も凄いわ。
夢の中の世界や、人の声が聞こえる者たちが見えるとされる世界
というものを塚本監督らしい独特な描写によって表現されています。

夢の中で女子高生の体を突き破って出てくる悪夢探偵。

この表現方法が凄く斬新。
息を飲むほどの素晴らしさ。

たまにこれ何だろうってな場面(霊たちの行進)あったけれど、圧倒的な雰囲気と美しさ怖さ奇妙さにグイグイ惹きこまれちゃいました。

京一青年が遭遇する女優霊なるものが出てくるんだけれど、描き方は和製ホラーにありがちなものなんだよね。
でも出現する際の音楽やジワジワ迫ってくる姿が怖くて、こういうのには慣れているはずなのに変に体が身震いしちゃったなぁ。

夢に入り込む事で、亡き母の面影を見る悪夢探偵。

恐怖感を持続させながらも最後には切なくさせる物語の作り方も上手い。
根暗な悪夢探偵を演じた松田龍平を筆頭に全ての人物が作品の中に溶け込んでいる。
続編は失敗する例が多いけど、これまた見事な作品を作り上げたものだよ。

関連作:『悪夢探偵』(第1作)

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
09/07/20DVD鑑賞
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