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銀幕大帝α

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紀元前1万年

2008年09月14日 22時16分29秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
10,000 B.C./08年/米・ニュージーランド/109分/劇場公開
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:スティーヴン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス

<ストーリー>
先史時代を舞台に、謎の部族に囚われた恋人を救出するために旅立った若者の成長を描く。
<感想>
ほぼその時代を忠実に再現したメルギブの『アポカリプト』とは正反対に、こちらは時代考証が滅茶苦茶。
英語をベラベラ喋る原始人が現代人が着そうな衣装を身にまとい、さらわれた恋人を救出に向かった先で聖帝十字陵を破壊するとんでも映画。
この、面白ければなんでもいいって所がB級大作の雄と言われるエメリッヒらしいやね。

期待半分で観たけれど、割と不真面目に(悪い意味ではなく)撮っていて面白かったです。
特に、終盤で
「クソくらえ!」
と、神と呼ばれる老人に槍を投げる無茶苦茶ぶりには大笑いした。

エメリッヒの凄いと思える点はVFXに力を入れる所。
今回もマンモスの出来はCGとは思えない素晴らしい出来だった。

青い目をした女性を演じたカミーラ・ベル(過去作『ストレンジャー・コール』)は、本作でも、とても奇麗な原始人美女を演じていましたよ。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
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コメント (6)
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アパートメント

2008年09月14日 21時46分11秒 | 韓国ホラー
APARTMENT/06年/韓国/91分/劇場公開
監督:アン・ビョンギ
出演:コ・ソヨン、カン・ソンジン、パク・ハソン、チャン・ヒジン

<ストーリー>
向かいのアパートの照明が一斉に消えたのち、住人の飛び降り自殺を目撃した引きこもりの女性セジン。翌日も同じ現象を体験した彼女は事件を調べるが、アパートにすむ悪霊に襲われる。

<感想>
何故午後9時56分になったらアパートの部屋の照明が全部消え、そして住人が次々と自殺していくのか。
この種明かしをするラストまで引っ張る、引っ張る。
そのラストまでのストーリーは至る所で伏線となるシーンがあるのだが、観ている時にはさっぱり意味が分からない。
だから、しっかりその辺を覚えていないと、種明かしのときに全てが理解できなくなる欠点がある。

幽霊?の動きは『リング』の貞子か『呪怨』の伽椰子そっくり。
それでもきちんと怖さが出ていたのは、夜の時間帯というのを有効的に活用していたからだろうな。
あんな真っ暗な場所に、あんな長髪の人間がカクカクしながら歩いていたら心臓止まるって(笑)。

監督は『友引忌(ともびき)』『ボイス』『コックリさん』とホラーばっかり撮っているアン・ビョンギ。
これだけホラー映画を量産しているにも関わらず、これといった傑作が出来ないのは、彼自身に然程才能というのが無いのかも。
幾ら怖さがあっても、ストーリーが普通だったら盛り上がらないもんなぁ。
今回はちょっと捻りもあったけれど、やっぱり心底震えたっていう感じがしなかったなぁ。
次回こそ、夜中に観て寝つけが悪くなるような心霊ホラーを頑張って撮って欲しいものです。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
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ワイルド・アニマル

2008年09月14日 21時17分14秒 | 韓国ドラマ
WILD ANIMALS/97年/韓国/103分/劇場公開
監督:キム・ギドク
出演:チョ・ジェヒョン、チャン・ドンジク、ドニ・ラヴァン、リシャール・ボーランジェ

<ストーリー>
パリで会った落ちぶれた画家と脱走兵が、闇社会で必死に生き抜こうとする。
<感想>
チョ・ジェヒョンはチンピラ役をやらしたら本当にピッタリやね。
ギドク初期作品の常連でもある彼は、絶対友達にしたくない下落人間を、分身の如く悠々と演じている。
素顔は普通の俳優さんなんだよね。
でも顔がチンピラだから、否応なしにこういう役をやらされるんだろうな。
でもチンピラはチンピラでも、完全な悪党って訳ではない。
本作でもそうで、やっている事は強盗やら人殺し等とんでもない事だらけだけど、好きな女性に対しては優しさを見せる。
一途に思い続け、不器用ながらも愛を伝えようと懸命になる姿はなんかとても微笑ましいのだ。

また無理やり悪党の世界へと誘った男を、次第に仲間以上の友達としての思いに気持ちが変化していく様は、彼の孤独さが失われて、生きる希望を見出していく過程を表現で巧く描いていてとても良かった。

それだけに真っ当な人生を歩もうと決意した矢先に起きた悲劇は、男たちの真の友情が芽生えたのと同時に、命が消えていく悲しさが被さり、切なさだけが残る。

血が雨で流されるラストは、今まで生きてきた無駄な人生を綺麗さっぱり洗い流されるような比喩的な表現をしている。
こういう美しさと悲観的さを併せ持った表現方法が出来るギドクはやっぱり凄い!

評価:★★★
08/09/11DVD鑑賞
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