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2022年05月08日 16時10分44秒 | 洋画ホラー

THE TEXAS CHAIN SAW MASSACRE

1974年

アメリカ

84分

ホラー

R15+

劇場公開(1975/02/01)

監督:
トビー・フーパー
製作:
トビー・フーパー

脚本:
トビー・フーパー

音楽:

トビー・フーパー

出演
マリリン・バーンズサリー・ハーデスティ
ガンナー・ハンセンレザーフェイス
エド・ニールヒッチハイカー
アレン・ダンジガージェリー
ポール・A・パーテインフランクリン・ハーデスティ
ウィリアム・ヴェイルカーク
テリー・マクミンパム
ジム・シードウ老人
ジョン・デュガングランパ

<ストーリー>

1973年のテキサス。若者たちが旅行先で殺人鬼・レザーフェイスにより恐ろしい惨劇に見舞われる。

想像を絶するこの大残酷を 全篇正視できるか?
不気味な自動のこぎりが唸る! 人肉を切りきざむ音がする!
20世紀に人骨で家具を、人肉でソーセージを作りつづけたテキサスの狂人たち 

―感想―

車椅子の青年が「暑い!暑すぎる!」と汗水垂らして愚痴っているのと並行して、この終始画面上からも伝わってくるテキサスという町のジメッとした空気がホラー好きとしては堪らんね。

登場する殺人凶器と言ったらチェーンソーとトンカチ(笑)位しかないし、スラッシャー映画でありながらも直接的なゴアシーンてのもないんよね。

それでも、ここまで視聴者に恐怖を植え付けるのは、レザーフェイス一家のキチガイっぷりと、「いけにえ」にされる若者達、特にサリーの恐怖に慄いた幾つもの表情演技があるからでしょう。

眼のアップ多用なんかも効果的。

サリー演じたマリリン・バーンズがチェーンソー振り回し追い掛けてくるレザーフェイスから逃げている姿なんて真に近いものを感じる。

素じゃねえの?て位に本気で怯えて叫んでいる様にしか見えないんだよ。

監督の巧みなカット割りや不安を煽る撮り方、サリー含めた演者全員の演技上手さが凝縮された事で、過度なゴア描写が無くてもここまで恐ろしいホラーが作れるんだという大いなる見本。

一度観たら頭からは離れない、チェーンソーダンスと逃げ延び成功したサリーの「ざまあww」なリアクションを代わる代わる見せるラストは紛れもなくホラー映画の歴史に刻んだであろう名シーン。

「爺様!ほらトンカチだ!殺してしまえ!殺っちまえ!!」

異様な光景だけど、何処か楽しそうで、ほのぼのとしてしまいますな(するかっw)。

ヒッチハイカー(レザーフェイスの兄)をバンに乗せた瞬間に不穏な空間へと一気に流れ込む一連の流れからホラーファンのハートをガッチリ掴む、最高だぜ。

評価:★★★★

22/05/08Blu-ray鑑賞

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