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銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
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暗数殺人

2020年10月04日 18時07分44秒 | 韓国サスペンス
DARK FIGURE OF CRIME
2019年
韓国
110分
サスペンス/ミステリー
劇場公開(2020/04/03)




監督:
キム・テギュン
脚本:
キム・テギュン
出演:
キム・ユンソクキム・ヒョンミン
チュ・ジフンカン・テオ



<ストーリー>
韓国で実際に起きた事件を元に、ミステリアスな殺人犯と、未解決事件を追う刑事の息詰まる攻防が描かれる。

――本当は、何人殺した?

―感想―

こういう陰湿な映画を撮らせたら天下一品の韓国産サスペンス。

題名にある「暗数殺人」てのは初めて聞いたのだが、そういう作戦もあるんやねえと感心している場合じゃないけど感心してしまった。
韓国映画では珍しい捜査熱心な刑事が主人公。
意地になって昔の犯行を突き止めようとするんだけど、犯人の言動に翻弄されてしまうんよね。
今でもまだ事件解明を追っているらしいということで、実在した未解決事件を題材にした作品(登場人物の名前は変えてある)。
韓国映画はこの様な話が多い印象、言うても日本でも未解決事件は多々ありますからね、その辺余り日本は映画化しないのをみると、こういうエンタメ色強い作品を上手く作れる監督がおらんのかしら。

見落としていた一つの証拠(避妊リング)を偶然見つけた事で、1件の犯行は立証された訳だが、謳い文句にもあるように「本当は何人、殺したのか」。
これが結局分からずじまい(犯人が自殺してしまった為)なことが全貌を闇に葬った形になっているのだろう。

結果的には誰も得していない、そういう終わり方だから、決して気分良く観終われる映画ではないわな。
犯人役の役者の憎たらしい演技が絶品もの。
これが何よりも一番突き抜けて目立っているから、ある意味胸糞悪くもなる。
自分の勝手で人を多く殺して、自分の勝手で自殺しているからね、余計そうなるんですわ。

評価:★★★☆
20/10/03DVD鑑賞(新作)
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メーカー:クロックワークス

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ドアロック

2020年02月08日 15時56分22秒 | 韓国サスペンス
DOOR LOCK
2018年
韓国
103分
サスペンス
劇場公開(2019/12/20)



監督:
イ・クォン
脚本:
イ・クォン
出演:
コン・ヒョジン
キム・イェウォン
キム・ソンオ
チョ・ボクレ
イ・チョニ




<ストーリー>
銀行に勤めるギョンミンは、都心の古びたマンションでひとり暮らしをしていた。ある朝、彼女はドアロックのナンバーキーに不審な粉が付いているのを発見し、パスワードを変更するが…。

―感想―

寝ている妻の目を覚まさせない様に静かに朝起きて飯食って出かける。
良い旦那さんじゃないですか。

ちゃうんかいっ!!

出た。
相変わらず腹が立つ警察。
仕事せえよほんま。
とか思ってたら一人の刑事がそれなりに主人公に対して反省の色を示したかったのか単身で動いたのは認めるが、結局肝心な場面でちっとも役に立ってないので駄目の烙印を押させて貰います。
尾行くらい刑事なら誰でも出来るわ。

唯一理解して手助けしてくれた友人の存在は救いではあった。
けど、そういう人こそ犯人の標的にされてしまうんだよねえ。
恐れ知らずの友人とは違い、ビクビクする事しか出来ない主人公。
「反撃」とかそういう直面した犯人に向かって何かをする、てのが無いので観ててかなり苛々させられた。
だがその一面を見せ続けられる事によって、何時か友人の様に「反撃」する勇気を持つ時が来るのではないかと期待はしてしまう。

スマホのライン云々で犯人を特定していく描写はちょっと自分的にはどういった「からくり」があったのか理解出来なかった(そういうのに弱いのよ俺w)。
でも、どんどん犯人との距離が縮まっていくのは緊張感を高めていてドキドキした。
特にベッドの下に・・・のシーンは尋常じゃない恐怖なんだろうなてのが雰囲気からガンガン伝わって来たヨ。

にしても、毎回思うのだが、韓国映画に登場する犯人てリアルに気持ち悪い。
マジでこういう人間が韓国にはうじゃうじゃと居るんじゃないかと疑ってしまう。
それ位、リアル。

ベッドの下に潜んでいたという恐ろしい経験をしたにも関わらず、その後もベッドを使うってのが分からん。
もしかして、と下を調べる位なら床布団で寝なさいよ(笑)。

評価:★★★☆
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メーカー:アルバトロス

情報<のむコレ3>

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守護教師

2020年01月09日 13時28分04秒 | 韓国サスペンス
ORDINARY PEOPLE/THE VILLAGERS
2018年
韓国
99分
サスペンス/ミステリー/アクション
劇場公開(2019/08/02)



監督:
イム・ジンスン
脚本:
イム・ジンスン
出演:
マ・ドンソクギチョル
キム・セロンユジン
イ・サンヨプジソン
シン・セフィスヨン
チン・ソンギュビョンドゥ



<ストーリー>
ボクシングのコーチを務めるギチョルは、暴力沙汰により職を失い、女子校の体育教師に再就職する。なんとか学校に馴染もうとするギチョルは、行方不明の同級生を捜すユジンと出会う。

放課後に少女が消える。
容疑者は、この町に住む全員――。


―感想―

親が親なら子も子だわ。
韓国らしい、韓国だから描ける腐敗し切ったお偉いさん方を出し惜しみせずに描き切った作品。

そんなクズ共を俺達のマ・ドンソクがパンチ一発で黙らせていく。
マ・ドンソクならどうにかなるだろうという観客の期待をそのまま絵に描いたような展開(アクション)ではあるが、痛快さはあるものの韓国映画特有のドロッとした空気は健在で、ハラハラするよりも胸糞悪い気持ちが多く残るのもあり、手放しで「面白かった」とはちょっと言えないかも。

ラストは一応ハッピーエンド的な括りだが、もう少し気持ちよく観終わらせて欲しかったと思うのは否めない。
あれだけ生徒から気持ち悪がられていた教師のマ・ドンソクが、職場復帰して大人気になっていたとか、そういうのが観たかったかな。
大きくほっこりとさせられないまま、なんとなく暗く湿っぽい雰囲気で終わる所に余り好印象持てなかったのが残念。


天才子役と言われたキム・セロンちゃんがそこそこ好い女になってましたねえ。
昔の面影が、、、そんなにないかな。
子役の時は芋っぽい顔してたけど、良い感じに大人の女性へと成長したんじゃないでしょうか。

評価:★★★☆
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パズル 戦慄のゲーム

2019年07月12日 15時09分32秒 | 韓国サスペンス
PUZZLE
2018年
韓国
90分
サスペンス
劇場未公開



監督:
イム・ジンスン
企画:
イム・ジンスン
原案:
イム・ジンスン
出演:
チ・スンヒョン
イ・セミ
カン・ギヨン
ヤン・ドヒョン
ヨンゴン
パン・スヒョン
ウォン・ヒョンジュン




<ストーリー>
才能と財力に恵まれているが、離れて暮らす妻に男の影を感じていたドジュン。ある夜、柄の悪い男たちに絡まれていた女性・セリョンを助けたドジュンは、彼女に魅了されて一夜を共にするが…。

―感想―

主人公が女から「リスクを伴うがそれでもいいか?」て聞かれた時に俺は「あっ(察し)」てなった。
昔マイケル・ダグラスが「どっきりだよ~ん♪」と驚かされる『ゲーム』という映画があったが、もしかしたらこれもそうなんじゃないかと思ったのよ。
もしラストが同じようだったら「パクリやんかww」て鼻で笑ってやろうと内心少しウキウキしながら観てたら、なんと!!!!

これはダメだろーーー。

へえ今のVR技術て凄いんやね

てはならんわ!
最低の禁じ手を用いちゃいましたな。

更に「本機は試作品なので当分の間、現実と妄想がごちゃ混ぜになるかもしれませんので」と言われて、「へいへい」と特にその言葉を気にもせず帰宅したら、えええ!?てなるんだが、俺からしてもええええ!?でありまして。
なんじゃこの訳の分からん終わり方は、と困惑するよりも鑑賞者舐めてんな!と怒りの方が強かった。
相当酷いオチが二段構えで出てくるので、韓国映画は面白いというイメージを本作を観る際には振り払った方が賢明かもしれない。
やけに主人公がタフだなと思っていたが、そりゃそのオチならそうだわさ。
で、パズルてなんやねん。
展開に関係あったか?

評価:★☆
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マリオネット 私が殺された日

2019年05月30日 13時12分57秒 | 韓国サスペンス
MARIONETTE
2017年
韓国
102分
サスペンス/犯罪
R-15
劇場公開(2019/03/15)



監督:
イ・ハンウク
脚本:
イ・ハンウク
出演:
イ・ユヨン
キム・ヒウォン
オ・ハニ
イ・ハクジュ




<ストーリー>
14年前に起きた集団強姦「マリオネット事件」。被害者のミナは名前を変え、トラウマと戦いながらも少しずつ人生を取り戻していた。だがある日、彼女を再び悪夢へと誘う1通のメールが届く。

―感想―

泣くぐらいなら、すな!て話ですわ。
まあ今現在のゲーム依存という社会問題を上手く反映させている作品とも言えるよね。
それと韓国という国の異常な性犯罪率の高さ、後は未成年犯罪も多いてのを本作で大きく扱っている点、こういう自虐的な物語を堂々と作れる辺りが韓国映画らしい。

裏ボスとなる人物が一体誰なのか、被害者となった主人公が思う人物であるのか、そこに視聴者の興味を強く引き付けてきているのもあって、意外な「男」の登場に驚きは感じる。
相変わらず無能な警察とは対照に元刑事のとある事に対しての懺悔によって生まれた頑張りが救いとなっている要素、これがある程度殺伐とした空気を和らげてはいた。
それが話の重さを良くしているのか悪くしているのかは別として、たった一人でも味方となって手助けしてくれるてのは主人公にとっては心強いし、我々も状況によっては「その場に彼が居て良かった」と安心出来るものがあったから、存在自体は重要だったと思う。

未体験ゾーンのみの上映となった作品ですから過度の期待は持てないけど、それでも韓国映画特有のエグイ描写も所々で観る事が出来たし、犯人捜しといった緊張感ある展開に引き込まれたし、それなりに楽しめた1本ではありました。

評価:★★★
19/05/29DVD鑑賞(準新作)
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メーカー:クロックワークス

情報
<未体験ゾーンの映画たち2019>


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