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銀幕大帝α

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非常宣言

2023年05月08日 18時21分18秒 | 韓国サスペンス

EMERGENCY DECLARATION

2022年

韓国

141分

サスペンス/パニック

劇場公開(2023/01/06)

監督:
ハン・ジェリム
脚本:
ハン・ジェリム

出演:
ソン・ガンホ・・・ク・イノ刑事
イ・ビョンホン・・・パク・ジェヒョク
チョン・ドヨン・・・キム・スッキ国土交通省大臣
キム・ナムギル・・・ヒョンス副操縦士
イム・シワン・・・リュ・ジンソク
キム・ソジン・・・ヒジン チーフパーサー
パク・ヘジュン・・・パク・テス大統領府危機管理センター

<ストーリー>

飛行機恐怖症のジェヒョクと娘が乗った飛行機で乗客たちが謎の死を遂げ、機内はパニックに。地上では飛行機へのバイオテロが予告され、刑事のク・イノは捜査を開始するが…。

それぞれの選択が
運命を決める

―感想―

なんと犯人が途中で○○してしまうという、ある種ショッキングな展開が目白押しの作品。

バイオテロにより旅客機の搭乗員、乗客が徐々に感染していく流れと、刑事役のソン・ガンホが容疑者宅をゆっくりと調べる流れを交互に見せるシーンが秀逸、緊張感半端ない。

一番可愛かったスチュワーデスさん(古っ、言い方古っ!)もといCAさんが真っ先に亡くなるのには、他の人にしてよ~て正直思った俺は畜生です。

旅客機全体がウイルス爆弾みたいになった為、機長も副機長も操縦が出来なくなるからと、元から向かっていたアメリカに着陸要請を出すが

アメリカ「ダメです!」

仕方なく引き返すも燃料が無くなってきたからと、今度は日本の成田空港へと進路を変え、無理矢理着陸を試みようとするも

日本「ダメです!」

だけで終わらず、なんと空軍出撃して、威嚇射撃までしてしまう。

おいおい(^^;)、実際にそんな事したら国際問題不可避でしょうよ。

ま、そこは映画、エンタメとして誇張演出を施したのだろうけども。

犯人が昔勤務していた製薬会社にウイルスを殺す抗体がある事が分かるものの、それ本当に効果あるの?と絶対的信用度が得られず、なんと母国までもが着陸拒否側の考え方へ。

それを伝えられた乗客たちは話し合った結果、「我々は着陸しません」。

ここからの乗客と、地上に居る家族とのビデオ通話のやり取りは涙なしではいられない。

そこに「じゃあ俺が人体実験してやるよ!」と自らウイルスを体内に入れ、抗体の効き目を証明させようとするのがソン・ガンホなんですわ。

幾ら妻が旅客機に乗っているからとはいえ、そこまで出来る事が凄い、というか男の中の男だよ、俺にそれやれと言われても全力で拒否るだろうなあ。

案の定、後遺症が・・・普通なら皆元気になってハッピー♪ハッピー♪になるはずだが、ソン・ガンホの変わり果てた姿が実にリアルで、こういう終わり方も又珍しいよなと少なからず衝撃さはあった。

仮にもし、そのまま着陸しないを貫き通していたら、あの旅客機どうなってたんやろ、海にでも落ちたんやろか。

難関な状況を打破して旅客機を無事に着陸させ大勢の乗客を救ったのは元パイロットのイ・ビョンホンだけれども、一番の功労者は間違いなくソン・ガンホでしょうね。

彼が実験体になり証明したお蔭で着陸の許可が下りたのだから。

このウイルスを持ち込む、持ち込まないといった国としての国民として戦いは、やはりコロナから発想を得たんでしょうか。

2時間越えの大作だけれど、気付けばあっという間にエンドロール流れた、そんな印象。

展開に相当はまり込んでしまってたね、滅茶苦茶面白く、楽しめたわ、大満足。

ところで、イ・ビョンホンの娘っ子ちゃん、何処かで観た事のある子役なんだよ、なんの作品だったけかなあ??

評価:★★★★★

23/05/08DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-05-03

メーカー: クロックワークス

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奈落のマイホーム

2023年04月29日 18時02分11秒 | 韓国サスペンス

SINKHOLE

2021年

韓国

114分

パニック/サスペンス/コメディ

劇場公開(2022/11/11)

監督:
キム・ジフン

『ザ・タワー 超高層ビル大火災』

出演:
チャ・スンウォン・・・マンス
キム・ソンギュン・・・ドンウォン
イ・グァンス・・・キム代理
キム・ヘジュン・・・ウンジュ

<ストーリー>

平凡なサラリーマンのドンウォンは、11年間の節約生活を経てマンションを購入し、家族と共に引っ越して来た。同僚を招き、引っ越しパーティーを開くが…。

11年越しの夢の我が家が1分で地下500mへ沈む。

―感想―

第一印象最悪な男が最後にヒーローとなる。

もうほんま何やねんこいつ、てな男だったが、イエローサブマリンからの感動は多分一生忘れないかもしれない。

息子からも煙たがられている所から見ても、一人の人間としてはダメ父さん寄りなんだろう。

それでもその息子を彼は溺愛しているからこその「決心」だった訳で、その勇ましい姿を目の当たりにした息子は父に対した気持ちが一気に変わる、「駄目だ!父さん!!」と。

あくまでも表向きの主役は念願のマンションを購入したのに、ものの数週間で文字通り奈落のマイホームと化し、意気消沈するもう一人のお父さんドンウォン。

助かった同僚、住人と共に、どうやって奈落の底から地上へと戻るのか、この辺は「人生」そのものにも掛けているとは思うのだが、人生と同じくそう易々と行くはずもなし。

幼い息子の救出まではドンウォンの見せ場となっているが、その後は正直誰も頼りにしていなかったマンスへとバトンタッチ。

裏の主役、すなわち生存者全員を地上へと還す真のヒーロー誕生の瞬間である。

コメディ色の強い中盤から一転、後半はマンスの活躍もあり涙、涙の展開に。

雰囲気ガラリと変えても、違った面白さを見せつけてくれるのだから大したもの。

ちょっと序盤もたつく感じの前置きが長いけれど、いきなり(これほんと予兆はあったけれど急に起きた)マンションが土砂と共に崩落していく描写から一時も目の離せない展開になってます。

クスッと笑えたり、ハラハラさせられたり、家族愛に胸が締め付けられたり、そしてマンスの一念発起に意外性から来る感動を抱いたりと、様々な感情に揺さぶられながら最後まで楽しめた。

決して完全なハッピーエンド(事の顛末)ではない辺りも、韓国映画らしさがあって良い。

ところでマンスの息子がお金を貯めているのがバレるが、何のために貯めてたのか結局分からず仕舞いだったなあ。

評価:★★★☆

23/04/29DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-28

メーカー: ギャガ

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声/姿なき犯罪者

2023年04月24日 18時54分42秒 | 韓国サスペンス

ON THE LINE

2021年

韓国

109分

サスペンス/犯罪/アクション

劇場公開(2022/10/07)

監督:
キム・ソン
キム・ゴク

『ホラー・ストーリーズ』

出演:
ピョン・ヨハン・・・ソジュン
キム・ムヨル・・・クァク
キム・ヒウォン・・・ギュポ
パク・ミョンフン・・・チョン本部長
イ・ジュヨン・・・カンチル

<ストーリー>

釜山の建設現場で働く多くの作業員たちが振り込め詐欺によって大金を失った。元刑事の作業員・ソジュンは愛する妻や同僚の金を取り戻すため、振り込め詐欺犯を追跡し、手掛かりを掴むが…。

その[声]は、全てを奪う。

―感想―

元刑事が勝手に単独で犯罪組織のアジトに潜入捜査してみた、という内容。

彼の後を追う様にして韓国警察も猛追し、組織壊滅に全力を尽くす。

そう、韓国映画にしては意外や意外、警察がちゃんと仕事しているんですね~。

なので、こういった警察有能ぷりから見ても監督自身からの振り込め詐欺は絶対に許しまへんでえ!といった熱い気持ちも観客に対して強く伝わってくる訳でして。

主人公は素性がバレたら最後、て事で如何に身元隠して内部から犯人たちをかく乱させれるか、アジトの場所を警察に知らせられるか、この辺の駆け引きにはスリリングがある。

しかもやたらとピンチに陥るのも決してスーパーヒーローではない多少行動力があるだけの一般人に過ぎないというのを人間味含めて強調させており、どう切り抜けていくのかハラハラさせてくれた。

終盤でのエレベーター昇降内部での乱闘戦がアクションとしての一番の見せ場かな。

組織のトップが割と普通にお縄頂戴になる所と、期待したよりも暴力的なエグさが少なめだったのは残念だった位で、映画としてはきちんと面白い。

一番気弱な青年が、警察の手をすり抜けて逃亡し、最終的に堂々とした態度で成りあがっているラストシーンからも分かる様に、この手の犯罪は完全には無くならない俗に言う「いたちごっこ」だよね。

組織を潰しても潰しても、又生えてくるのだから、署長の言葉じゃないけれど、自衛するのが最大の防御でしょ。

知らない電話番号から掛かってきたら取らない!

お金の話が出てきたら真っ先に疑え!

大事よ~これ。

評価:★★★

23/04/24DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-21

メーカー: ツイン

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人質 韓国トップスター誘拐事件

2023年04月15日 16時15分01秒 | 韓国サスペンス

HOSTAGE: MISSING CELEBRITY

2021年

韓国

94分

サスペンス/アクション

劇場公開(2022/09/09)

監督:
ピル・カムソン
脚本:
ピル・カムソン

出演:
ファン・ジョンミン・・・ファン・ジョンミン
イ・ユミ・・・パク・ソヨン
リュ・ギョンス・・・ヨム・ドンフン
キム・ジェボム・・・チェ・ギワン
チョン・ジェウォン・・・ヨンテ
イ・ギュウォン・・・コ・ヨンノク
イ・ホジョン・・・セッピョル

<ストーリー>

猟奇殺人事件を起こした凶悪集団に誘拐されたファン・ジョンミンは、同じ部屋に監禁された少女を励ましながら必死に脱出策を模索するが…。

―感想―

韓国映画のトップスター、ファン・ジョンミンが本人役で主演を務め、誘拐され脱出するまでを熱演。

ある種、フェイクドキュメンタリー風な作品になっており、緊迫した展開が続くのが見所。

面白いちゃあ面白いんだが、どうも予定調和な流れになる辺りが個人的に残念。

ここはこうなるんだろうな、そこはこういう縺れになるんだろうなと、尽く予想が当たっちゃったんだよなあ。

意外性が少なく、「まさか!」な一捻りがほぼ無かったので、その点では強烈なインパクトを残す、までは至らなかった。

例えば仕掛けられた爆弾によって、警官が一網打尽にされる場面とかね。

眼に見えて先が分かってしまったのよ。

それでも役者という職業を活かして、死にかける演技を仕掛けたり、映画の出演で身に付けた言葉巧みな誘導術なんかを駆使し、どうにかして倉庫から脱出出来ないものかと、もがき続ける必死の行動力には恐れ入る。

主犯除いた誘拐犯達がファン・ジョンミンの嘘に騙されたりと何処かしらその場しのぎで動いているというのも死から何とか免れていた感はあった。

まああれだ、幾ら主犯の男が計画性十分だったとしても、仲間割れ起こしちゃったら、上手く行くはずもそうはいかないてもんだわな。

これが仲間全員で統一性が取れていたら、余程の運が無い限りファン・ジョンミンも八方塞がりだったかもしれん。

誘拐犯が脅しで使用していた手製の銃を見た時、真っ先に安倍元首相暗殺に使われた銃を思い出した。

知識さえあれば銃なんて簡単に作れるものなんかねえ。

韓国映画のサスペンス物に出てくる犯人は、一癖二癖あるキャラが多いが、本作の主犯も猛烈に憎たらしくムカついたヤツだった。

観客を不快にさせる犯人像を生み出すのがほんま韓国映画は上手い。

評価:★★★

23/04/15DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-05

メーカー: ツイン

関連作:

『誘拐捜査(2015)』

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死を告げる女

2023年04月13日 20時40分24秒 | 韓国サスペンス

THE ANCHOR

2022年

韓国

111分

サスペンス/ミステリー

劇場公開(2022/12/23)

監督:
チョン・ジヨン
脚本:
チョン・ジヨン

出演:
チョン・ウヒ・・・セラ
シン・ハギュン・・・イノ
イ・ヘヨン・・・ソジョン

<ストーリー>

TV局の看板キャスター・セラの下に「殺される」と死を予告する電話が入る。スクープを掴むチャンスだと情報提供者の自宅に向かうと…。

―感想―

とある映画情報サイトのこの作品に対するコメント欄にて「お母さんがカーテンを開けに来た時に真相が直ぐに分かった」と一人のユーザーが書き込んでいたが、ほんまかいな。

そのシーン、オープニング直後やないかい。

あそこで、あ!この女性は○○で、お母さんは既に○○してるんだ!て分かったとしたら勘が良いにも程があるでしょうが。

さぞかしそのユーザーさんは、その後の話が(読めてたので)面白くなかっただろうなと思ってコメントを最後まで見てみたら「面白くなかった」そうです、あっそ。

という訳で、勘が鋭い人には向いていない映画(爆笑)。

俺?んなもん気付くはずがねえよ、俺の低脳舐めてんのかw

中盤までにはオカルト的要素があったり、後半では謎を丁寧に解明しつつのミステリーテイストでガチガチに固めていたりと、色んな角度から恐怖で煽り、暗雲漂うミステリアスな展開で攻めているのもあって、グイグイ引き込まれてしまう。

不審な人物を出してくるのも韓国映画が得意とする部分だが、結局の所、精神科医の名探偵ぷりが全てを丸っと解決してしまった、意外な男の意外な活躍が光る内容やったねえ。

オカルトとかそういった違うジャンルを取り入れても、きちんと一本筋の通ったサスペンス調の作品に仕上げてしまうのが韓国映画の強み。

それと本作は、シングルマザーが抱える苦悩とか不安なんかにも一石を投じている様な感じもしました。

そっかあ、首を絞められたトラウマから、母に向けての嫌悪と憎悪、そこからの精神的な病・・・こんなん観始めて直ぐに分かるかいっ。

後ですね、主役を演じた女優さん、とある場面でこんな表情を出すのですが

「恐怖に慄く」という台本なのか監督の指示なのか、どちらにせよ、ここまで強張った顔を作れるてのがすげえ、妙に感心してしまった。

韓国女優の演技力、女優魂は侮れねえ!

あ、この人が、やたらと吐いてたのは「妊娠しているから」てのは流石の俺でも勘付きましたわ。

評価:★★★☆

23/04/13DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-05

メーカー: クロックワークス

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