今度は香港島の南側にあるリゾート地、レパルスベイ(浅水湾)に向かいます。写真は西隣の深水湾。昔から欧米人の別荘が多い地区で、今も香港屈指の高級住宅地。停泊している船を見ても北側とは雰囲気が違います。この近くにフェラーリの販売店がありました。
中心になるのはこの海水浴場。1955年の映画"Love is a Many Splendored Thing"(邦題は「慕情」)でレパルスベイは一躍観光地として有名になりましたが、実はこの地区だけでは映画らしい情景にならず、香港のほかの地区やハリウッド近くのロケ、あるいはスタジオロケも入れて撮影したため、映画で主人公が待ち合わせた木のある場所を探す人が今でもいるようです。残念ながらあの待ち合わせのシーンはカリフォルニアなんですね。
こうして見るといかにも欧米人好みのリゾートです。
これがレパルスベイのもう一つの顔。鎮海楼公園です。天后廟が主体ですが、他の神様や観音様も同居していて、一度にお参りできるという便利な施設。
海の神様であることは何となくわかります。
この黄色い鯉の口に硬貨を投げ入れることができると金運が上昇するそうです。
入ったと思っても跳ね返って出てしまうので、なかなか難しいです。3回までに成功しないとその日はお願いを聞いてもらえないらしいので、いんちきしないように。
こちらは観音様。三十三観音のうちの魚籃観音だと思われますが、魚籃つまり籠ではなくて壷のようなものを持ち、そこから鯉を逃がしているように見えます(鯉は下にあるので写っていません)。少し変わった構図です。
ここからバスで少し東に行くとスタンレー(赤柱)。昔からのマーケットで有名です。絵画や衣類を売っている店が多いせいか、撮影禁止の表示があちこちにあり、撮れたのはここだけ。マーケット入り口の花文字の店です。一家の繁栄を祈願する4人一緒の花文字をその場で描いてくれて、480HK$でした。チャイナドレスや印鑑をすぐに作ってくれる店もあり、数日香港に滞在すればホテルまで届けてくれるそうです。
香港で10台が稼動しているオープントップバス。この日は暑いのであまり羨ましくなりませんでした。ナイトクルーズを申し込んで、ネオン看板ぎりぎりの眺めを楽しむのが一番のお薦めと聞きました。