いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

香港小旅行(その4)

2013年08月09日 | 極楽日記(海外旅行)

 今度は香港島の南側にあるリゾート地、レパルスベイ(浅水湾)に向かいます。写真は西隣の深水湾。昔から欧米人の別荘が多い地区で、今も香港屈指の高級住宅地。停泊している船を見ても北側とは雰囲気が違います。この近くにフェラーリの販売店がありました。

 中心になるのはこの海水浴場。1955年の映画"Love is a Many Splendored Thing"(邦題は「慕情」)でレパルスベイは一躍観光地として有名になりましたが、実はこの地区だけでは映画らしい情景にならず、香港のほかの地区やハリウッド近くのロケ、あるいはスタジオロケも入れて撮影したため、映画で主人公が待ち合わせた木のある場所を探す人が今でもいるようです。残念ながらあの待ち合わせのシーンはカリフォルニアなんですね。

 こうして見るといかにも欧米人好みのリゾートです。

 これがレパルスベイのもう一つの顔。鎮海楼公園です。天后廟が主体ですが、他の神様や観音様も同居していて、一度にお参りできるという便利な施設。

 海の神様であることは何となくわかります。

 この黄色い鯉の口に硬貨を投げ入れることができると金運が上昇するそうです。

 入ったと思っても跳ね返って出てしまうので、なかなか難しいです。3回までに成功しないとその日はお願いを聞いてもらえないらしいので、いんちきしないように。

 こちらは観音様。三十三観音のうちの魚籃観音だと思われますが、魚籃つまり籠ではなくて壷のようなものを持ち、そこから鯉を逃がしているように見えます(鯉は下にあるので写っていません)。少し変わった構図です。

 ここからバスで少し東に行くとスタンレー(赤柱)。昔からのマーケットで有名です。絵画や衣類を売っている店が多いせいか、撮影禁止の表示があちこちにあり、撮れたのはここだけ。マーケット入り口の花文字の店です。一家の繁栄を祈願する4人一緒の花文字をその場で描いてくれて、480HK$でした。チャイナドレスや印鑑をすぐに作ってくれる店もあり、数日香港に滞在すればホテルまで届けてくれるそうです。

 香港で10台が稼動しているオープントップバス。この日は暑いのであまり羨ましくなりませんでした。ナイトクルーズを申し込んで、ネオン看板ぎりぎりの眺めを楽しむのが一番のお薦めと聞きました。
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香港小旅行(その3)

2013年08月08日 | 極楽日記(海外旅行)

 展望の名所、ビクトリアピーク(太平山)です。左奥に見える四角柱のビルが、今のところ最も高い118階、484mのInternational Commerce Center (ICC)です。最上部はリッツカールトンホテル。高すぎて雲の上になってしまうため、常に展望がいいわけではありません。中央やや左のトウモロコシみたいなのは、次に高い415mのInternational Finantial Center (IFC)の第二期ビル。

 こちらは香港島、向こうが九龍半島です。向こうのほぼ正面にペニンシュラと、その向こうに64階、261mのハイアットリージェンシーが見えますが、年々ビルの高層化が進んでいるため、恐ろしいことにこの程度の高さではたいして目立たなくなっています。半島側に超高層ビルが少ないのは、旧空港がこの地区にあったため。あと10年もすれば400mクラスのビルが林立しているはずです。香港島側の下の方にHSBCと見えるのは香港上海銀行本店ビル。小さいように見えますがこれでも44階、179mあります。

 視野をもう少し東側(写真では右方向)に向けますと、左のペケ印のビルが367mの中国銀行タワー。特徴的な断面のビルですが、鋭角の頂点がさっきの写真のHSBCビルに向かっており、風水では悪い運気を商売敵であるHSBCに向けていると解釈されるそうで、当初は話題になりました。少し右の"LIPPO"と書いてあるツインタワーがリッポーセンター。高さ186mなので、名古屋のツインタワー(高さ245m)の方が少し高いです。中央にある体育館みたいなのが香港会議展覧中心。右にある鉛筆みたいなのが、世界一だったこともある374mのセントラルプラザ。

 雲が多かったため見通しは今ひとつですが、来る度に変容する香港の光景を楽しめます。ビクトリアピークからの眺め、特に夜景を期待するなら、空気の澄んだ冬が好適です。

 ビクトリアピーク山頂は海抜552mで、まだビルよりは高いですが、もう少しするとビルから見下ろされるようになるのかも。

 山頂にはこんな奇抜な建築のレストランがあります。

 すいかレストランって何だろう?

 ビクトリアピークの名で知られますが、本来の名称は太平山。ビルの密林で暮らす香港人には貴重なリゾートなので、暑いにもかかわらず競技用の自転車で登って来ている人がたくさんいて賑やかでした。

 ピークトラム、要するにケーブルカーの車体です。これに乗るのも面白いのですが、今回はツアーのバスで送迎してもらったので乗りませんでした。トラムとスターフェリーは次の楽しみに取っておきましょう。
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香港小旅行(その2)

2013年08月07日 | 極楽日記(海外旅行)

 香港に来たら何よりも中華料理を楽しまないと。ハイアットリージェンシー香港の凱軒で、広東料理の名菜、酔蝦(酔っ払い海老)の実演です。鮮度がいいことを示すために、客席まで持って来て紹興酒に漬け込みます。かなり暴れますので、オーストラリアでは動物虐待で捕まるんでしょうか。

 漬け込んだ後は炒めたり茹でたりといろいろあるみたいですが、今回は一番単純な塩茹で。アルコールは全く残っておらず、子供が喜んで食べていました。普通の塩茹でと違って、ほのかな紹興酒の香りが特徴のようです。子供に毟ってやる間に冷めてしまったのがちょっと残念。

 油菜は要するに野菜の炒め物。ただし単純な料理ほど素材や技法の違いが出て、完成した料理にはピンからキリまであります。これはもちろんピンの方。メニューにはsteamed choy sumとあります。チョイサムは日本ではなじみがなく、たまに北京語の菜心の名で販売されているそうです。これは茎が太くて、写真からはチャイニーズブロッコリーの芥蘭(ガイラン)と区別しにくいです。

 チョイサムで面白いのは、写真のように花芽が出たあたりが食べ頃であること。アブラナ科の野菜は通常、トウ立ちすると硬くて食べられないんですが。翡翠のような透明感のある緑色と、肉厚で適度な歯応えと土臭さのある茎の部分は絶品で、オイスターソースがあればビールのお供に最高。これだけで腹一杯になっても飽きません。

 広東風の細い焼そばとか、豆腐料理とかの脇役も充実。

 続いては広東料理と言うよりは潮州料理の清蒸石班、ガルーパの蒸し物。ハタの一種だそうですが、ハタを珍重する九州でも鍋が主体で、あまり蒸し物にはしないですね。
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香港小旅行(その1)

2013年08月06日 | 極楽日記(海外旅行)

 夏休みに家族でどこも行かないわけにもいきませんので、今回は香港まで小旅行。

 パックツアーなので何も考えずに香港の中心街へ。どこでもドアみたいなものです。

 Nathan Roadの南の端。

 宿泊しない人もこれだけは見ておきたいペニンシュラホテル。周りのホテルが次々に建て替えたり名前が変わったりしている中で、伝統的な雰囲気を湛えています。

 一番人気はアフタヌーンティーですが、長蛇の列でとても近付けません。近年はペニンシュラ東京でも同じサービスが受けられます。ショッピングモールもよく混んでいます。ダヴィドフは1本2,000円もするような高級葉巻で有名ですが、意外に1箱450円ぐらいの紙巻も作っています。フリーポートとして知られる香港も煙草と自動車、ガソリンだけは関税があって日本より高いので、香港で買うのは損だと聞きました。

 送迎用のロールスロイス。空港から送迎してもらうと1,600HK$なので、日本のタクシーから考えると驚くような値段ではありません。ペニンシュラ東京で成田から送迎してもらうと65,000円になり、ここまでくると利用者を選びます。運転手付きでロールスロイスに乗ってみたい人はぜひ香港で。

 九龍半島から香港島を望む定番の風景。天気があまり良くありません。

 昔はリージェント香港だったインターコンチネンタルホテル。海岸に近いので眺めのいいホテルとして知られます。最上階のペントハウス付きプレジデンシャルスイート(プールの屋根だけ見える)や香港でも最大級の規模など話題の多かった最高級ホテルでしたが、周りの建物が大きくなったので往時ほどの迫力はありません。今は対岸の香港島にある高さ490m、118階というリッツカールトンがどうしても目を惹きます。
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庭の脇役たち

2013年08月02日 | 極楽日記(園芸)

 忘れた頃にひっそり咲いて、すぐに見えなくなるハブランサス。気まぐれなので花壇を設計する要素には使いにくいのですが、植えっ放しでいいとパッケージの説明にあった通り、手が掛かりません。いつの間にか株が増えてきたような気がします。

 花期がもう少し長いといいのですが、原産地の中南米でも「レインリリー」つまり普段は休眠していて、雨のときだけさっと出てきて花を咲かせる植物と認識されているらしいです。あまり似ていませんがヒガンバナの親戚。

 こちらもほとんど放置状態のブルーベリー。去年は大収穫だったのに、今年は実を付けた木が2本だけ。成長が遅いのでシマトネリコやヤマモモの陰になって日が当たりませんし、雑草にも絡み付かれて受難が続きます。草取りだけはやっているのですが。
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夏の贈り物

2013年08月01日 | 極楽日記(園芸)

 トマトとゴーヤはぼちぼち、キュウリは今までで最高の収穫でした。株を傷めないように早めの収穫を心がけていますが、見逃していて大きくなってしまったのも。トマトは去年までミニトマト専業でしたが、大きいのを完熟させるとやはり食味が違いますね。大玉は数が少なすぎて寂しいので、来年からは間を取って中玉を増やすのがいいように思います。あるいはホルモン剤などを上手に使えば、大玉も途切れなく収穫できるんでしょうか。

 スイカが徐々に大きくなっていて、楽しみにしています。今年はウリハムシを駆除して、何とか完熟まで無事に育って欲しいです。
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