いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ジャガイモの研究

2006年06月16日 | 極楽日記
 庭に植えてあるジャガイモです。元は3月にホームセンターで買った「メークイン1kg 298円」。他の品種もたくさんあったのですが、極楽家で需要の多いカレーに使うことを考えてこれを選んだような記憶があります。

 そう言えばジャガイモの品種ってどう違うんだろう、と検索してみたら、「ジャガイモ博物館」なるサイトがありました。これは凄い。あまりの情報量に圧倒されます。

 なるほど、メークインはデンプンが少なめで、糖分がやや多く、粘っこいんですね。粘性があるから煮崩れしにくくて、カレーやシチューに向いているというわけです。デンプンが少ないので、粉ふきにするのは難しく、また糖度が高いとフライの色が濃くなりやすいので向いてないらしいです。小学校の理科でジャガイモのデンプンをヨード反応で染めた記憶もありますし、ジャガイモってどれもデンプンの塊かと思ってましたよ。現実には同じ重量でご飯の半分しかカロリーがないらしいです。

 品種によって適する料理が違うなら、ジャガイモの味わい方も料理によって違うということになります。カレーや肉じゃがのジャガイモは粘っこいもっちり感を楽しむのが正しく、「今日のジャガイモはほくほくしてない」と文句を付けるのは筋違いなんです。ほくほくした、デンプン質のおいしさを味わいたければ、デンプンの多い男爵をコロッケにして食べるのが正解です。これは勉強になりました。

 極楽家のイモは基本的に植えっ放しなので、雑然としています。本を見たら「芽かきをした方がいい」と書いてありましたが、「ジャガイモ博物館」の資料には「北海道では芽かきをしない」とあります。伸ばし放題にしておいて今更芽かきもないのですが、必ずしもやらなくていいみたいです。土寄せだけは何とか済ませました。

 写真でわかるように、葉が黄色くなってきて収穫時期が近いのかと思わせます。この1週間ほどは雨が続くでしょうから、その後に晴天が続いてくれれば、絶好の収穫日和になるでしょう。資料を見ても、葉が黄色くなり始めてから3週間で完熟する、とあります。おいしいカレーが作れるほど取れるといいな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 農耕民族のミーム | トップ | またq.e.d.です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

極楽日記」カテゴリの最新記事