いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

食育の素

2006年06月21日 | 極楽日記
 野菜を親の敵(古い言い方ですね)みたいに嫌っていた極楽息子ですが、庭中にプランターを置いてみると、結構喜んで成長を見ています。やっぱり農耕民族の血が流れているんでしょうか。

 一番手はバジルですね。種を植えたらいっぱい発芽して密植状態になりましたので、間引きを兼ねて少しずつ抜いて食べています。まだ料理に使うほど大きくないので、引き抜いてそのまま口の中へ。小さくてもやっぱりバジルです。いい香り。

 これをやっていると、息子が真似するのに驚きました。パパと同じように「うーん、いい香り」とか言って食べちゃいました。よく言われていますが、自分で栽培させると、食べるようになるもんですねえ。野菜嫌いのはずが、香りの強いバジルを食べるようになるとは。

 こっちはカモミール。バジルと違って発芽率が低いし、成長もゆっくりです。花が咲いたらママの紅茶に入る予定です。

 ミニトマトもたくさん芽が出てきました。これだけ発芽するなら、苗を2,3本買って植えた方が早かったですね。このプランターで栽培できるのは1本か2本でしょうから。もったいないので間引いた苗をいくつか地面にも植えてみました。トマトの苗は根が浅いので、抜くのも植えるのも簡単です。

 ケチャップ好きなのにトマトを食べたことのない息子は、ミニトマトの成長を喜んで、「ヨーグルトに入れて食べる」とか言ってますが、どうなりますやら。

 次回の息子のご指名は、何と固くて香りの強いセロリ。「ボウケンジャー」の新キャラクター、謎の男高丘映士(後でボウケンシルバーに変身するらしい)がセロリを丸齧りしながら登場したので、セロリを食べると大きくなると思っているのかも。子供に野菜を食べさせることを狙ったキャラクターとしてはポパイが有名ですが、さすがに子供がセロリをがりがり食べるとは思えませんので、単なる演出のようです。実際には役者の出合正幸さんはセロリが嫌いで、まず食べないとか書いてありました。

 セロリは栽培期間が長く、大きくてきれいなものが取りにくいため家庭菜園では上級者用です。今回は小さくて簡単なスープセロリから始めることにしました。どうせ息子は食べないだろうけど、作って損になるわけじゃありませんし。

 息子の食育という大義名分で始めた野菜作りも、やってみると面白いものです。庭で経験を重ねて、仕事をリタイアしたら田舎で農家になるのも悪くないかも知れません。
コメント
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