朝日新聞社の週刊誌"AERA"(アエラ)にコラムを連載していた野田秀樹さんが、同誌3月28日号の編集方針に抗議して執筆を取り止めたことが話題になっています。
マスコミの本質はセンセーショナリズムとは言え、この非常事態に冷静な情報提供を放棄して、全身防護服の作業員の写真と共に、赤字で「放射能がくる」とパニックを煽るような表紙を作ったことは、週刊ポストの「日本を信じよう」と対比するとあまりに品性劣悪であり、今なお多くの人が大手新聞社としての信頼を寄せられてきた同社あるいはマスコミへの期待を、1回切りの雑誌売り上げと引き換えに無にするものです。
「週刊ポスト」の方は常日頃、際どい煽り記事や意味の分からないプライバシー暴露記事も少なくないため、「週刊現代」などと並んで私がまず読まない種類の雑誌ですが、今回はジャーナリストらしい仕事をしたのでしょう。残念ながら新聞、テレビやネットの情報で十分なのでやっぱり買いませんでしたが。
今回のAERAの報道姿勢は、関東大震災当時に「朝鮮人が井戸に毒を入れた」とデマを流した連中とさして変わらないもので、匿名掲示板やtwitterの質の悪い発言と同レベルの不確かな情報を、こともあろうに代表的な新聞社が広げようとしたことで極めて悪質です。野田さんが抗議されたことは至極当然であり、その健全な判断に救われる思いがします。
幸い、AERAの多くの記事は表紙ほどひどいものではなかったらしいですが、だからと言って編集方針が免罪できるものでもありません。朝日新聞社はAERAの廃刊を検討するべきです。
マスコミの本質はセンセーショナリズムとは言え、この非常事態に冷静な情報提供を放棄して、全身防護服の作業員の写真と共に、赤字で「放射能がくる」とパニックを煽るような表紙を作ったことは、週刊ポストの「日本を信じよう」と対比するとあまりに品性劣悪であり、今なお多くの人が大手新聞社としての信頼を寄せられてきた同社あるいはマスコミへの期待を、1回切りの雑誌売り上げと引き換えに無にするものです。
「週刊ポスト」の方は常日頃、際どい煽り記事や意味の分からないプライバシー暴露記事も少なくないため、「週刊現代」などと並んで私がまず読まない種類の雑誌ですが、今回はジャーナリストらしい仕事をしたのでしょう。残念ながら新聞、テレビやネットの情報で十分なのでやっぱり買いませんでしたが。
今回のAERAの報道姿勢は、関東大震災当時に「朝鮮人が井戸に毒を入れた」とデマを流した連中とさして変わらないもので、匿名掲示板やtwitterの質の悪い発言と同レベルの不確かな情報を、こともあろうに代表的な新聞社が広げようとしたことで極めて悪質です。野田さんが抗議されたことは至極当然であり、その健全な判断に救われる思いがします。
幸い、AERAの多くの記事は表紙ほどひどいものではなかったらしいですが、だからと言って編集方針が免罪できるものでもありません。朝日新聞社はAERAの廃刊を検討するべきです。