いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

じょうきききかんしゃあったよ(その2)

2009年12月15日 | 極楽日記(日帰り)

 いつものこども動物園にも立ち寄りました。ヤギにたくさん餌をあげたかったのですが、大きなヤギに全部取られてしまったので、後は園内を走り回って遊んでいました。

 こども動物園の前にはこんなまずいものが。

 これじゃ進みませんが、颯爽と乗りこなしているつもりでしょうか。

 嬉しいことに本物の蒸気機関車が置いてありました。日本における究極の蒸気機関車であるC62です。C62は有名な割に49両しか作られておらず、1115両も作られたD51と比べれば活躍の範囲は狭かったと言えます。C62は貨物用のD52と共通部分が多く、規格の限界まで大きなボイラーを積み、もっぱら旅客列車を高速で牽引する用途に使われていました。晩年は幹線が次々に電化されるのに追われ、大型機関車ならではの運行コストの高さもあって次々に現役を退きました。

 C6217とあるように17号機です。この機関車は1954年に狭軌(1067mm)の蒸気機関車として世界記録となる129km/hを記録したそうです。ただし広軌では既に1932年にイギリスのグレートウェスタン鉄道が同じ速度で営業運転していた記録があり、その後200km/hを越える速度記録を作っています。「きかんしゃトーマス」の中で、グレートウェスタン鉄道出身の機関車がソドー島に配属されてもプライドを持っているのはこのためでしょう。

 貴重なC62の展示ですが、この日のギャラリーは極楽息子(小)だけ。ただし熱心です。JR東海は名古屋港に新しい鉄道博物館を計画しており、その折には佐久間レールパークに展示されていた多くの車輌と共に、このC6217も移設される予定だそうです。今度は多くのファンに大事にされるといいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする