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いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

犬山リトルワールド(その5)

2010年12月06日 | 極楽日記(日帰り)

 国民性が出ているのか、ドイツのおもちゃは地味で真面目そう。

 ブリキのおもちゃでは日本製が世界を席巻しました。たかがおもちゃ、という認識が根強かったため、いい状態のものが十分に収蔵されていないのは残念なことです。

 有名なメルクリンの鉄道模型。ドイツ人の生真面目さがよく出ています。

 ドイツのお土産として有名な陶器のビアジョッキです。何しろ重いので、日本でこれを常用している人はほとんどいないと思います。ドイツの自動車や電化製品を使ってみますと、日本とドイツでは想定されている平均筋力が大きく違うのでは、と思うことがしばしばです。クルマのドアでもステアリングでも、とにかく重い。

 ワイン売り場です。本物のドイツならともかく、わざわざ名古屋の酒屋やデパートじゃなくて犬山で買う意味はないと思います。

 ビールも事情は同じ。ビットブルガーもケストリッツァーも確かにいいビールですが、ここでなければ買えないものではありません。ただ、値段はデパ地下と同等で良心的だとは思います。

 外の屋台では同じビールがかなり高いので、あまり気軽に飲めない気がします。ハライコのソーセージは本場のブランドなので確かにおいしいですが、やっぱり少し高いかな。

 屋台でいろいろな国の料理を食べ歩く計画だったのですが、価格水準が高めで少し厳しいですね。

 南米エリアではフォルクローレの生演奏を楽しみました。

 たくさん歩いて少し疲れました。あとはバスで帰るだけです。
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犬山リトルワールド(その4)

2010年12月03日 | 極楽日記(日帰り)

 やっとヨーロッパに着きました。アフリカからまずはイタリアに上陸したらしいです。世界遺産アルベロベッロの家が歓迎してくれます。

 なかなか美しい街並です。建物の魅力もさることながら、ビルや看板、電線、自動車のないことはこんなにすっきりした景観を実現します。

 フランスのアルザス地方を再現した街です。リトルワールドではアルザスがフランスの代表的な地方と考えられているのでしょうが、かなり特殊な選択だと思います。日本人にはドーデの「最後の授業」で、ドイツに占領されたことのあるフランスの一地方と認識されていることが影響しているのでしょうが、元々アルザスはフランス、ドイツ、スイスの国境地帯にあって、政治的にはともかく文化的および経済的にはドイツに近い地方だったそうです。

 元はと言えばアルザスは広域ドイツの性格を持つ神聖ローマ帝国の一地方だったため、多数の住民がドイツ系であり、ドイツ語の方言であるアルザス語を話します。「最後の授業」でフランス語を取り上げられる悲劇を書いたドーデはアルザスの人ではないので、アルザス人が敗戦に抱く心情はわからなかったでしょう。「フランスの先生が帰っちまったから、明日から学校でもアルザス語で勉強するらしいぜ」というのがアルザス人の感覚に近かったのでは。

 アルザスの隣がドイツのバイエルンになっています。BMW(バイエルン自動車)や伊藤ハムのアルトバイエルン、サッカーチームのせいか日本でも知名度のある地域です。州都はビールで有名なミュンヘン。北海道よりやや狭いぐらいの面積に、農業、工業、商業何でもありの豊かな地方で、歴史的な遺産にも恵まれています。

 ヨーロッパの町によくある市場広場(Marktplatz)を再現したものでしょう。気取らないオープンカフェやホイリゲがあって、大きなカップのカフェオレでのんびり暇を潰すのが正しい利用法なのでしょうが、ここは遊園地なので土産物屋や屋台も忙しそうです。

 ドイツのおもちゃ博物館はなかなか楽しい展示です。姫路の太陽公園にも同じようなコレクションがありました。この職人は精密な人形です。
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犬山リトルワールド(その3)

2010年12月02日 | 極楽日記(日帰り)

 ネパールのお土産屋さん。怪しげで面白そうだったんですが、時間の都合で短時間だけ。

 本物のマニ車。回すだけでお経を唱えたのと同じ功徳があるという驚異のハイテク装置。向きを間違えるといけないそうです。多分、上の土産物屋では携帯用マニ車を売っていると思いますので、信心深い方はご検討を。ただしチベット仏教限定です。

 アフリカの民芸品展示です。楽器がたくさんあるから、実演でもあればもっと楽しめるのに。

 ワニのおもちゃが気に入ったみたいですが、クリスマスも近いので今回は買いません。

 アフリカ名物(かどうかは知りませんが)ワニの串焼き。ワニもダチョウもラクダも1本350円で、3本セットは1000円。この値段なら、近所の備長炭で焼いている焼き鳥屋で大きな盛り合わせが注文できます。どうにも食欲をそそられなかったので私はパス。

 大きなテントの下は世界各国のテントを集めたテント村。なかなかいい考えです。まずはモンゴルのゲルから。周りに道具が置いてありますが、生活ぶりがわかるように羊の模型などたくさん置いておけばいいのに。

 これは誰でもわかるアメリカインディアンのテント。この三角帽子みたいなのがティピ(tipi)、ドーム型のがウィグワム(wigwam)あるいはウィキアップ(wickiup)と区別されています。日本人が「インディアンのテント」と聞くとティピの方を思い浮かべるのではないでしょうか。私も「ハックルベリー・フィンの冒険」でミシシッピ川を筏で下る時に、ハックがwigwamを組んで中で寝ていたと書いてあったのを、この形のテントだと誤解していました。

 極北の遊牧民族、サーメ人のテント。

 ベドウィンのテントは風通しが良さそうですね。
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犬山リトルワールド(その2)

2010年12月01日 | 極楽日記(日帰り)

 バランス芸のおじさん。瓶を載せるだけでも簡単ではありません。その上瓶に歳差運動をさせるのはすごく難しいと思います。

 ほら、こんな格好でも平気。

 頭で逆立ちしたまま空中ブランコをして、両手両足で輪を回して見せる芸。もう人間の技として限界だと思います。仕掛けや演出ばかり派手で、たいして技のない日本の某サーカスとは、残念ながら勝負になりません。

 さっきのコントーションの女の子が再登場。空中で軟体芸を見せてくれます。総勢11人しかいないので1人が何芸もこなさないといけないようです。

 このレベルのコントーションと空中芸を両方できる人って、世界でもほとんどいないでしょう。たいしたものです。

 人数はこれだけですが、まさに精鋭。大いに楽しませて頂きました。リトルワールドでの公演はこの日が最終日なので、今からお奨めしても仕方がないのですが、機会があればぜひどこかでご覧下さい。

 ベトナムサーカスの超人技を見たら、ベトナムのだんごがとても有難く見えてきました。

 ほんのり甘いココナツ味です。さっきの出演者もこんなものを食べているのでしょうか?

 園内はとても広くて、リトルワールドの名に恥じない本物の建物がたくさん。これは韓国の地主の家。

 インドの家の急階段。時間があまりないので、それぞれの建物をゆっくり見られないのは残念です。

 自動車ならもっと時間に余裕があったと思うんですが、極楽家のウィンダムはエンジン載せ替えの大修理中で、当分帰って来ません。前のヴェントもエンジン交換したので、2台続けて心臓移植というのは、乗用車では珍しいのではないでしょうか。今回の場合は1年前にオイル交換をしたはずなのにほとんどオイルがなくなっていることが指摘され、原因不明のままオイル下がりの症状が進行して、応急処置としてオイルを足して運行するうち、ついには過剰のオイルで点火系統がやられたものです。小まめにチェックしていれば早期発見できた可能性は高いですが、今の国産車で症状もなくオイルが途中から急に減り始めるなんて想定外です。オイル消費の多い輸入車やスポーツカー、改造車に乗っている人はともかく、自分でオイル量すら見ない人がほとんどでしょう。まあ、次からは気をつけようと思いますが。
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犬山リトルワールド(その1)

2010年11月30日 | 極楽日記(日帰り)

 犬山の「野外民族博物館 リトルワールド」に行って来ました。好評のベトナムサーカスが最終日ということで、開演に合わせます。名古屋から犬山は自動車が一番便利なのですが、極楽家のウィンダム故障により電車とバス利用です。極楽からは、名古屋市バス→地下鉄東山線→名鉄犬山線→岐阜バス、という順路になりかなり面倒で時間もかかります。

 さあ始まりました。鍛えた肉体による力技です。

 中国などと違って体操の国際大会では目立たないベトナムですが、サーカスとしてはレベルが高いと思いました。日本のサーカス団も主力は外国人なので、この水準の芸人は日本人にはほとんど残っていないと思います。

 高さを生かした芸が多いようです。子どもの時から森林や竹林に親しんでいるためでしょうか?

 フープの芸は他でも見たことがあります。

 ぶら下がって回すのは高度な技ですね。

 中国系のサーカスでは定番のコントーション(柔軟芸)。

 逆立ちしたまま前を見て、足で弓を引きます。矢は見事に的に命中。ここまでくると人間がやっていることとは思えません。
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日帰り大井川鉄道(その4)

2010年11月29日 | 極楽日記(日帰り)

 昔と違って、最上級の無煙炭を使っているので煙が少なくなったそうです。しかも煙は上に上がってから冷やされて下りてくるので、走っている間は1号車で煙が入ってくることはあまりなく、窓を開けても大丈夫なんだそうです。それでも風向きなどによっては臭気がかなり入ってくるため、後で閉めてしまいました。

 千頭から金谷の区間では蒸気機関車が後ろ向きになって客車を牽引しているため、1号車の先頭から正面が見えます。これは機関車を回転させる転車台が千頭駅にしかなく、金谷駅では向きが変えられないから。転車台は両方にないと意味をなさないため、結果的には千頭の転車台も使われていないそうです。

 でも来年は金谷側に新しい転車台が整備され、いつでも前向きに走るようになるとのこと。21世紀になって蒸気機関車の設備が新しく整備されるのは極めて異例でしょうね。大井川鉄道の人気がわかるというものです。

 予定通り金谷駅に到着です。

 乗っても、降りても蒸気機関車は楽しいです。

 幾星霜を経て21世紀に生き残った古強者(ふるつわもの)のような存在感が素晴らしい。今年で80歳。総重量は約70トン。

 後ろ髪を引かれるようなお別れです。運転手のお兄さんに「これはじょうきかんしゃですか?」と聞いたら「そうですよ。」と答えてくれました。極楽息子(小)は去年まで蒸気機関車を「じょうきききかんしゃ」、今年は「じょうきかんしゃ」と呼んでいます。

 よくある設定には違いありませんが、夕日の中を去って行く蒸気機関車の後ろ姿と汽笛の哀調は、人に足を止めさせるものがあります。
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日帰り大井川鉄道(その3)

2010年11月26日 | 極楽日記(日帰り)

 井川線を長島ダム駅から閑蔵(かんぞう)駅まで乗って、そこからバスで千頭駅まで戻りました。列車にはかなり乗っていたように思うのですが、バスではあっけなく到着です。こりゃ全国でローカル線が廃止されるわけだ。

 少し時間があったのでSL資料館を見てみました。

 こんなところにトーマスがいたとは。

 いよいよ本日のハイライト、SL列車の旅です。

 乗ってしまえば蒸気機関車だろうがディーゼルだろうが同じ?いやいや、ここは1号車ですからね。機関車の鼓動や息遣いが間近から伝わってきます。客車も古いものだし、やっぱり雰囲気がありますよ。極楽息子(大)も旅情に浸っているように見えるでしょう?

 まあ、家族で旅行だから理屈抜きに楽しいですよね。 

 のんびりとした鉄道の旅もいいものです。実は通勤で毎日もっと長い距離を乗ってはいるのですが、時間に追われて乗ってもたいして面白くありません。風光明媚な地と、のんびりできる時間があればこそです。

 車内販売とか、ハーモニカの演奏とか、退屈させない営業努力もかなりのものです。そう言えば、鉄道ファンには世界的に有名なオールドパタゴニア急行(アルゼンチン)ではアトラクションで列車強盗が来るらしいです。テレビで見ただけなので詳しいことはわかりませんが。

 車内販売限定の人形焼は、餡に川根のお茶を混ぜているそうです。
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日帰り大井川鉄道(その2)

2010年11月25日 | 極楽日記(日帰り)

 山裾に沿って急勾配の道路と線路があります。線路の方は大井川鉄道井川線(南アルプスあぷとライン)。最大勾配が90パーミル、普通のパーセント表示では9パーセントで、一般の鉄道では最大級の急勾配。度数で表すと5.1度ちょっとですからスキー場なら緩斜面ですし、ケーブルカーなら最大勾配が30度以上なんてのもありますが、平地用の鉄道にはきつい勾配ということです。冬には雪の多いこの地域で安全に運行するため、通常のレールに加えて切れ込みのある特殊レールを持ち、歯車型の動輪で駆動するアプト式機関車を採用しています。

 さあ来ましたね。車体が小さいのは、元がダム建設用の専用線で、極端な狭軌(762mm)だったから。全長わずか25.5kmの中にトンネル61箇所、橋が55箇所という建設の難しい鉄道だったので、できる限り車体を小さくしたかったのです。その後日本の標準的な1067mmに広げて観光鉄道として営業を始めましたが、トンネルまで大きくする費用がないため車体は小さいまま運行しています。観光客にはむしろこの小ささが楽しみかも。

 ダム湖に沿って山奥に進むアプト列車。もっとも、アプト式レールがあるのは長島ダム駅の手前であり、ここから先にはありません。車体が小さいので窓の位置が低く、屈まないと外が見えにくいです。窓が汚れているのは仕方ないかな。狭くて乗り心地はかなり荒く、トンネルが多いこともあって騒音も大きいので、列車と言うよりは遊園地の乗り物に近い感覚です。

 ダム湖の周りは遊歩道になっているようです。

 途中の接岨峡温泉駅です。ものすごい山奥で、秘境と言われるのも納得します。

 化粧っ気のない温泉施設の建物。つげ義春の描く昭和レトロという感じです。でもさすがに21世紀で、こんな温泉でもインターネットのサイトがあるのは便利。ペット同伴可とか、お正月はまだ空いていますとか、子犬販売しますとか情報が豊富です。わざわざここまで来て子犬を買う人がいるとも思えませんが、この山奥ならペットどころか猟犬や熊連れでも泊めてくれそうな気がします。

 秘境気分に水を差すのは自動車の存在ですが、地元の人の足は自動車なので仕方がありません。井川線は日に6本しか走りません。オフシーズンならたった4本です。これでは生活できませんね。

 高さ100m、日本一高い関の沢橋梁からの眺めは絶景。列車もここで徐行してくれます。
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日帰り大井川鉄道(その1)

2010年11月24日 | 極楽日記(日帰り)

 緑の大地の上に多数の扇風機が林立する独特の風景。流行の風力発電じゃなくて、茶畑の霜害防止用の扇風機です。今日はバスツアーでお茶の名産地、静岡は川根にやって来ました。旧川根町が島田市に吸収合併されたため、島田市川根町という地名になっています。

 扇風機を回すと逆に寒くなって木が傷むような気もするんですが、そこはうまく調整してあるんでしょう。霜は一種の氷ですから、一番大事な新芽が凍結することで品質が下がるのが困るんだと思います。冬の夜から朝にかけては放射冷却作用で地表の温度が気温より低くなるそうで、ここに扇風機の風を当てれば霜害の防止になるという仕組み。お茶の品種によっては新芽が遅いので不要ですし、またお茶の産地でも九州などは霜が下りないのでこんな設備はいらないらしいです。

 休憩で立ち寄った「川根温泉 道の駅」にはこんな足湯がありました。残念ながら時間がなくて入れませんでしたが。

 地元の産物も販売しています。

 これは、天ぷら用のイチジクなんですかねえ。初めて聞きました。1パック300円なので安いです。

 ここで弁当積み込みです。大井川鉄道のサイトにも出ている大井川ふるさと弁当ですね。これはなかなか嬉しい。

 おにぎりと煮しめ、山女(ヤマメ)の甘露煮などで郷土色たっぷり。水準以上だと思いましたが、肉の好きな息子たちにはあまり受けがよくなかったかも。バスツアーの参加者は高齢者が多いので、「少し味が濃い」という意見もあったようです。

 千頭(せんず)駅近くを通過。煙と湯気の中に蒸気機関車が!

 バスは長島ダムを目指して大井川をさかのぼります。この辺の紅葉はもう終わりに近いですが、来て良かったと思う程度は残っています。

 長島ダム到着。東北や信州で見られる燃えるように鮮やかな紅葉ではなく、落ち着いた暖かい感じの紅葉が楽しめます。山麓に見える小さな赤い屋根が駅舎です。
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続いて徳川園へ

2010年11月18日 | 極楽日記(日帰り)

 名古屋城の次は徳川美術館と附属の徳川園に行きました。紅葉はもう少し。息子たちが楽しみにしていた鯉の餌やりができませんでした。多分、冬場はあまり餌を食べないので販売しないんでしょう。ここの鯉は立派なのが多いので迫力があるんですが。

 秋の七草が展示してありました。わかりにくいですが、上の方にピンクの花が見えるのが萩(ハギ)でしょうか。マメ科の植物であり、窒素肥料を必要としないため荒地に強く、山火事の後などに一斉に繁殖することがあります。左の元気のないのが桔梗(ききょう)かな。花がないからわかりにくい。黄色い花は女郎花(オミナエシ)。撫子(ナデシコ)も花がないとわからない。薄(ススキ)と葛(クズ)は何とかわかります。春と違って食べられないので、どうしても関心が低いです。
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名古屋城

2010年11月17日 | 極楽日記(日帰り)

 オーストラリアの客人を連れて名古屋城に行ってみました。いつでも行けると思うとなかなか行かないもので、何年ぶりかなと思います。この季節は菊人形の展示などがありますが、子どもの頃は何がいいのかわからなくて、ただただ退屈だったので菊人形って大嫌いでした。

 金鯱がお出迎えです。もちろん模型ですが。名古屋城の金鯱は再現した品ですが、それでも元の金鯱と同じく金で鱗を作ってあるので、ものすごい値段になります。金閣寺のような金箔じゃなくて、厚みのある金の板なんですよ。再現とは言え、こんなに無造作に展示できるわけがありません。

 名古屋城の天守閣は再建されたもの。でもこの角度から見れば非常階段も見えないし、実に雄大です。オリジナルが空襲で消失したのは返す返すも残念。

 天守閣の中で篭に乗ってみました。

 菊と名城の取り合わせは記念写真向きです。
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カクキュー八丁味噌の郷

2010年11月08日 | 極楽日記(日帰り)

 岡崎市には徳川氏ゆかりの名刹がいくつもあり、戦国時代をより良く知る上で欠かせないのですが、お寺巡りでは息子たちが退屈してしまうので八丁味噌の工場を見学することにしました。

 伝統的な豆味噌の製造工程が人形で提示してあります。これは蒸した大豆を丸めて麹を作っているところ。やけに表情豊かな人形だな、と思ったら実際の職人さんに似せて作ったそうです。

 通常の味噌作りでは純粋培養した麹を買ってきて使うのですが、こちらでは工場内に繁殖している麹が着くのを待つ伝統的な製法を守っています。日本酒の山廃仕込みと一緒ですね。工場の環境を守っていないと均一な製品作りが難しいはずですが、予想に反して細かい温度の調整もしていないようで、逞しい工場付きの麹菌の繁殖力と職人の技が昔ながらの味を支えています。

 今も使われる六尺樽。酒樽と同じく杉材を使っているのは、フーゼル油の防腐作用を利用しているのでしょうか。

 一番古いのは天保年間の製造です。現在で19代目の老舗。

 後の太閤秀吉である日吉丸と蜂須賀小六の出会いを絵画化した包装。日吉丸が寝ていたとされる矢作橋(やはぎばし)はここから目と鼻の先なので、宣伝したい気持ちはわかりますが、実は矢作橋ができたのは江戸時代になってからであり、よく知られたこの話もほぼ創作です。

 絵では小六の人相がいかにも盗賊の親玉みたいに悪く描いてありますが、蜂須賀家はこの地域の水運業を司る有力豪族だったらしく、織田家の遠い親戚でもありました。後には秀吉の参謀として腕を振るったことも考えますと、盗賊をするほど食い詰めていたはずはないし、物流や経済にも詳しかったようです。後には阿波の殿様にまで上っており、子孫が長く藩主として徳島を治めていますので、徳島ではこんな夜盗みたいなイメージはありません。

 テレビドラマですっかり有名になった味噌倉。重しに自然石を使うのは傾かないためだそうです。醗酵の具合などで不等沈下があった時に、自然石なら低い方が崩れて自然にバランスが取れるものだとか。この石を組むのに5年から10年の経験が必要なほど難しいものらしいですが、それでも不均一な醗酵を起こして、いちいち巨大な樽から出して撹拌する手間よりはましだそうです。この石組みを見ていると岡崎城の石垣を連想しますね。天下泰平で仕事のなくなった石積み職人の技術が味噌作りに応用されたのでしょうか。

 最後の試食コーナーで売っている味噌アイスクリームです。際物かと思っていましたが、豆味噌作りを一通り見学した後ではあまり違和感がなくなったのは不思議です。人間は仕組みのわからないものや理不尽なものに嫌悪感を抱くということでしょうね。もっとも、極楽息子(小)の場合はアイスクリームなら細かいことは気にしないでしょうが。
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岡崎城と三河武士のやかた(後)

2010年11月05日 | 極楽日記(日帰り)

 岡崎公園内にはいくつも飲食店があって便利です。名物の八丁味噌を使った煮込みうどんは手軽で体が温まるので寒い時期にはお奨め。うどんもコシがあってなかなかのものです。

 この立派な瓦屋根が「三河武士のやかた家康館」です。三河地方は墓石などの石材に加えて、全国に有名な三州瓦の産地に近いので、築城をはじめとする建築技術は非常に高かったはずです。この大屋根はその伝統の技を今に伝えます。

 「家康に過ぎたるものは二つあり唐のかしらと本多忠勝」と讃えられた名将、本多平八郎忠勝の像。唐のかしらとは中国風の兜。父親の忠高も勇猛な武将で、家康が今川家の人質になっていた頃に今川の先鋒となって織田方に突撃して討ち死にしています。代々徳川家のために命懸けで尽くしてきた股肱の臣なので、その功績で子孫が岡崎の城主になったのでしょう。

 銅像の隣にあった大きな大名時計。実はからくり時計で、30分毎に作動するのですが時間が合わず見られませんでした。
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岡崎城と三河武士のやかた(前)

2010年11月04日 | 極楽日記(日帰り)

 岡崎城に行ってみました。松平家の本拠地として歴史的に重要な城ですが、残念ながら明治維新期に破壊されてしまったため、当時の遺構がわずかに残っているのみで、天守などほとんどの部分は太平洋戦争後に再建されたものです。

 家康は当時の岡崎城で生まれたとされています。遺訓などが展示されています。

 鉄筋コンクリートの城内は博物館になっています。併設されているより規模の大きい博物館「三河武士のやかた家康館」には凝った3Dシアターや巨大な合戦のジオラマなどが展示されており、なかなか見応えがあるのですが撮影禁止のためお示しできません。この体験コーナーだけは撮影自由でした。個人的な意見としては、博物館で撮影を禁止する意味があるのか、と思うんですが。

 子どもにこんなもの持たせるともう離さないですよねえ。

 さすがに兜は重いようです。そう簡単に三河武士になれるわけではありません。

 城郭内は丘陵を利用した庭園になっています。折りよく秋晴れの気持ちいい天気だったので、散歩や食事を楽しむ人で賑わっていました。
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連休の東山動植物園

2010年05月19日 | 極楽日記(日帰り)

 たまには2人で動物園に行きます。と言っても遊園地が目当てですが。

 こういう怖くない乗り物だといつまでも乗っています。

 お兄ちゃんが一緒に乗ってくれるのはありがた迷惑かな?

 この英語の綴りは直した方がいいですね。

 今年はいくつか改修があったみたいで、このゾウガメの運動場が公開されていました。極楽息子(大)が心待ちにしていた世界のメダカ館も復活。メダカ館に展示内容の大きな変化はなくて、人気のない展示物の撤去が中心だったようです。
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