いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

日帰り大井川鉄道(その1)

2010年11月24日 | 極楽日記(日帰り)

 緑の大地の上に多数の扇風機が林立する独特の風景。流行の風力発電じゃなくて、茶畑の霜害防止用の扇風機です。今日はバスツアーでお茶の名産地、静岡は川根にやって来ました。旧川根町が島田市に吸収合併されたため、島田市川根町という地名になっています。

 扇風機を回すと逆に寒くなって木が傷むような気もするんですが、そこはうまく調整してあるんでしょう。霜は一種の氷ですから、一番大事な新芽が凍結することで品質が下がるのが困るんだと思います。冬の夜から朝にかけては放射冷却作用で地表の温度が気温より低くなるそうで、ここに扇風機の風を当てれば霜害の防止になるという仕組み。お茶の品種によっては新芽が遅いので不要ですし、またお茶の産地でも九州などは霜が下りないのでこんな設備はいらないらしいです。

 休憩で立ち寄った「川根温泉 道の駅」にはこんな足湯がありました。残念ながら時間がなくて入れませんでしたが。

 地元の産物も販売しています。

 これは、天ぷら用のイチジクなんですかねえ。初めて聞きました。1パック300円なので安いです。

 ここで弁当積み込みです。大井川鉄道のサイトにも出ている大井川ふるさと弁当ですね。これはなかなか嬉しい。

 おにぎりと煮しめ、山女(ヤマメ)の甘露煮などで郷土色たっぷり。水準以上だと思いましたが、肉の好きな息子たちにはあまり受けがよくなかったかも。バスツアーの参加者は高齢者が多いので、「少し味が濃い」という意見もあったようです。

 千頭(せんず)駅近くを通過。煙と湯気の中に蒸気機関車が!

 バスは長島ダムを目指して大井川をさかのぼります。この辺の紅葉はもう終わりに近いですが、来て良かったと思う程度は残っています。

 長島ダム到着。東北や信州で見られる燃えるように鮮やかな紅葉ではなく、落ち着いた暖かい感じの紅葉が楽しめます。山麓に見える小さな赤い屋根が駅舎です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晩秋の菜園 | トップ | 日帰り大井川鉄道(その2) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

極楽日記(日帰り)」カテゴリの最新記事