雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

検証

2017-11-26 13:05:57 | 国鉄貨車

 チキ80000専貨の脇役として欲しいタキ21000、パッと見にはタキ1900川崎型とそっくりですが、寸法的にどの程度差があるのか、マイクロエースのタキ1900明星セメントをダシに検証してみました。

まずは実車寸法
(タキ21000)
 台枠長さ 10000mm
 ボギー中心間 6700mm
 タンク体長さ 9050mm
 タンク体鏡板径 2200mm

(タキ1900川崎型 住友、敦賀、明星等)
 台枠長さ 10000mm
 ボギー中心間 6700mm
 タンク体長さ 9100mm
 タンク体鏡板径 2100mm

タキ21000の方が少しだけタンク体が短く太いですが、模型的には誤差の範囲内かな? 一方、台枠は全く同一です。

続いては模型のタキ1900の方、適当にノギスを当てての実測なので参考までに。
 台枠長さ 66.7mm(1/150換算 10005mm)
 ボギー中心間 44.7mm(6705mm)
 タンク体長さ 60.65mm(9097.5mm)
 タンク体鏡板径 14.45mm(2167.5mm)

意外にも?タキ1900川崎型の寸法を忠実にトレースしている様なので、特徴の長い踏み板と手摺を何とかすれば、タキ21000に化かすベースには使えそうです。タキ1900をNで模型化した3社の中でも唯一川崎型準拠の寸法で造られているのに、踏み板を三菱タイプと共用しているのが残念です。(逆にマイクロの三菱車は基本寸法が流用の結果、間違っていることになりますが)

箱絵はちゃんと川崎型の形態になっているんですけどねぇ… この製品自体は今となっては入手困難かも知れませんが、前述の通り同社の三菱セメントと、近年生産された小野田セメントもディテールは違いますが、基本部分は流用なので同様だと思います。因みにKATOと河合商会/ポポンデッタのタキ1900はプロトタイプが異なるので基本寸法も違ってきます。


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