雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

夏の旅行(8)

2017-09-07 20:57:55 | 撮り鉄日記

 気付くと世間は秋風が吹いていますが、まだ夏の旅行のまとめも終わらない体たらくですが...

次の目的地は鶴岡から高速バスで。高速道路途中のバス停で乗降する機会もそうはありませんが、予約不可、全席自由席の高速バスで、途中から乗車したいのにバスが満員だったらどうするのだろうか…駅前だったら他の手を打つ余地もあるでしょうが、ここは最寄駅から10㎞以上離れた場所、下の一般道にも使えそうな路線バスは無いし。

バス停から坂を下りていくと、目的地の酒蔵に辿り着きます。その前の庭に置いてあるこれが目当てです。

   

いつかは見てみたいと思っていた電車ですが、こういう機会でもないとなかなか見に行ける場所じゃないですね。ここも残念ながら少し傷みが目立ってきている感じです。豪雪地帯で木造電車の屋外保存はやはり厳しいです。往時の情景を想像させてくれるのはこちらですが、恒久的な保存を考えると、西馬音内の羽後交通雄勝線デハ3の様に、しっかりした建屋内に格納する必要があるかも知れません。(こっちは普段は予約制で平日しか開けて貰えないので今回はオミットしましたが、訪問の前の週末に一般公開があったのを後で知りました。残念!)

メカニズム的には実用電車として最も原始的なスプレイグ式そのものですが、トレーラーや貨車を牽引するためエアブレーキ装備なので、長軸距ブリル単台車のホイルベース間にエアタンクとDH16形コンプレッサが押し込まれています。

  

資料館には酒造りに関する展示の他、一角には山形交通三山線の展示コーナーもあるので、こちらも見ておきましょう。電車も資料館も見学無料ですが、少しでも電車の維持費用に充ててもらう意味でも、販売コーナーで吟醸酒の1本でも買って帰りましょう。

(2017年8月12日 設楽酒造店 月山の酒蔵資料館)