雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

夏の旅行(7)

2017-09-03 17:08:11 | 撮り鉄日記

 1日目の晩は鶴岡駅前泊で、2日目朝はまず善宝寺、でもここを経由するバスは休日ダイヤだと一日たった3本しかないので、またタクシーでGO、です。

 

記念館は閉館して久しいですが、旧駅舎を利用した建屋はそんなに状態は悪くはなさそうです。

しかし…

  

ちょっと失礼...

  

自然に帰ろうとしています。藪どころが森の中に埋もれようという自然の凄い勢いで、床下等のディテールを観察するどころでは無い状態です。折角の屋根も劣化して全て落ちてしまい、全く機能していません。安田の蒲原51もそうだけど、折角保存しても、次世代の人たちにどう引き継いでもらうかをきちんと考えておかないとこうなる、という悪しき見本になってしまっているのが残念です。ただ、とりあえず物の形が残っていなければ話にならないのでまず残し、どうやって次世代に受け継いでいくかは後で考える、というのも一つの考え方ではありますが。

海が近いからか、鉄部の錆び方はかなり来ていますが、木造のホーム上屋や待合室はまだ比較的状態は良く、これ位ならまだ使えそうです。電車がまだ走っているのにこれよりボロい駅も世の中にはありますから。それにしても松の木の生長具合が半端じゃないです。

ただ、一つ気になったのが、モハ3の側面に何やら色合わせして試し塗りしたような真新しい痕跡が…何か説明書きの看板が剥がれた痕跡かな、とも思ったのですが、以前の画像を検索して見てもそのようなものは見当たらず、少なくとも2年位前の時点ではこの様にはなっていませんでした。この電車を修復する前段取り...だと良いのですが。

 

駅跡より鶴岡方の廃線跡に面する農業倉庫、ここに側線があって貨車で荷役していたのは知られるところです。扉の上の車寄せは有名な「山居倉庫」もそうですが、庄内地方独特のスタイルみたいですね。JR羽前大山駅前にも似たような倉庫がありましたっけ。

(2017年8月12日 旧庄内交通湯野浜線 善宝寺駅跡)