雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

久し振りのお出掛け

2022-10-16 22:23:52 | 撮り鉄日記

 約2か月ぶり位のお出掛けです…

 

イベントは昼からなので、ちょっと寄り道。こういう昭和で時間が止まってしまった様な土産物屋兼食堂もなかなか見なくなりました。

  

いつも通り過ぎるだけだったホッパーも。オンレールでの輸送が途絶えて久しい今でも、現役使用中なのであまり近付けませんが。


探し物中に

2022-09-24 18:08:37 | 撮り鉄日記

南部縦貫の写真を捜索中、こんなのを発見。

 

既に現役を退き久しく、片方のカプラーが無かったり、部品取り車として残されている感じでしたが、東洋電機製のDL、しかもD型機とは希少だったのでわざわざ撮っておいたのでしょうか。

これを撮った日は岩手開発鉄道の旅客営業最終日でした。

  

今の様に殺気立った事は無く、地元住民と遠来のファンが共に静かに見送るという最終日でしたね。今だと人物の顔が写った写真はNGですが、30年前なので時効ですね。2輌の気動車はしばらく保管されていたけど、結局解体されたのは残念。

(1992年3月31日)


井川まで

2022-08-15 23:14:50 | 撮り鉄日記

 台風が近づいているのに、乗るだけなら...と行ってきた川根路の続き、まあ車窓を楽しむには最悪な条件なんですが、まあ電車に乗って遠出したかっただけなので。流石にこの時期にしてはガラガラでした。

 

ED902のクノールのホイッスルってこんな音なんだ、と。確か碧海電気鉄道デ100→名鉄モ1010の遺品だったっけ? あと、これって日立の私鉄向け電機としては最後の製品だったかな。代替時は東芝とかで造ってくれるのかな? それともSLMのラック式を事業継承したStadler Railとかの海外メーカーになるのかな? 日本の鉄道で初めてカミンズのエンジンを導入したのも大鉄だったし、条件さえ合えば海外メーカーには抵抗は無さそうだし。

 

井川まで来てみたけど、駅員が一応今日は動かすつもりだけど、天候次第で運転見合わせになる可能性があるから、直ぐ折り返した方が良いよ、とのことなので、窓口で硬券だけ何枚か買って即Uターン、まあ予定通りの行動ですけど。因みにこの時点で翌日は本線、井川線とも計画運休決定でした。

  

さて千頭まで戻ってきたは良いが、乗ろうと思っていたELかわね路が何と車輛故障で運休、電機が6輌もあるのに(但し、いぶき501は検査入場中)トーマス分の1輌しか使えないのってどういうことか…それとも客車側の雨漏りとかか? で、先行する電車で、と見たら東急7200で、しかも結構混んでいるのでパス、結局代行バスで新金谷まで戻ることに。

結局旧客にも乗れなかったし、硬券買いに行ったようなものですね。特に準片は常時売っている所は本当に少なくなりました。有人駅の大半にあった近江が全滅したのは痛かったし、最も近場で買えた秩父の樋口もPASMO導入で遂に無くなっちゃったし。。あとはわたらせと京都丹後ってまだあったかな? 今回初めて利用した大井川周遊きっぷって、何かどこかで見たことのある様なデザインだな。

(2022年8月12日)


盆休みですが…

2022-08-13 19:51:42 | 撮り鉄日記

 事前の天気予報ではかなり怪しい状況だったので、予定は何も入れていませんですが、ずっと家に引き籠っているのもそれはそれで何なので、取り敢えず乗るだけなら天気多少悪くても良いよな?と言う事で久々の川根路へ。

  

まず来たのは南海電車、個人的には思い入れもあり「当たり」ですね。季節柄、冷房の音がうるさくて走行音があまり楽しめませんが、ゴーゴーと喧しくてギンギンに冷えるユニットクーラーも今となっては貴重ですね。

自宅から日帰りだと本当に乗るだけになってしまうので、千頭までは何回か来ているのに、奥に行くのは初めてです。路面電車じゃないのに低床ホームと言うのもこれまた新鮮です。今時バリアフリー的にはダメなんでしょうが。

  

一応そこそこ体裁良く造ってはありますが、やっぱり「客車」というより「人車」のノリですな。似たような経緯の黒部峡谷は何度か乗っていますが、それともまたちょっと違う雰囲気かな。黒部はどちらかと言うとモロに工事用軌道的、井川線は林鉄をちょっと立派にしたら...的な。

スロフ300のボックスシートは近郊電車的な規格品を1+2列で押し込んでありますが、この1列シートの狭さは凄いな。1脚欲しいかも。

下降窓の隙間にきっぷやスマホとかを落とす事故、最近他でも話題になっているようですが、通勤電車でも普通に下降窓の電車は沢山あるのに、とも思うのですが。まあ、いつもの通勤電車でこんなところにモノを置く奴は少ないんでしょうが、観光路線ではスマホ片手に車窓を楽しみながら、と言うのが多いからでしょうか?

  

途中下車してみました。黒部との違い、こちらの方が沿線にまだ少しでも人の営みが感じれれるからでしょうか。

結構強く降ってきました。

    

眺望を楽しむなら、スロニ200のニ室が良いですね。本当はスハフ1型が乗ってみたいですが、一応4と6の2輌が在籍していますが、もう一般営業で運転することは無いんでしょうか?

天気が良ければ、こちらのオープン客車でも良いと思いますが。

(2022年8月12日)


サステナ車輛

2022-05-14 08:36:14 | 撮り鉄日記

 先週話題にしたら、何か早速妙な話が出てきたようですね。まだ具体的な置き換え対象や譲受対象は明らかにはされていませんが、大手私鉄が中古車を導入するのは、極少数の特殊な例を除けば、東急3700→名鉄3880以来に成りそうですね。昭和40年代以降になると、あとは動態保存的に導入された蒸機関連や、鉄軌道事業を廃止した傘下の中小私鉄事業者から引き取った例、とかしかありませんから。

まあ、この会社は昭和30年代末まで大量の中古国電を購入し、上物だけ新しくしたセミ新車を造り続けた位だから、お古の再生は本来の姿に回帰したのでもあるのでしょうが。相鉄も一時期同じようなことをやっていましたが、止めた理由は、払い下げ対象の17m国電が更新修繕が一巡したばかりのタイミングで、簿価にそれが反映されていたため、台枠以下だけ使うにしては払い下げ価格が高価で割に合わない、と言うことでした。西武の場合、あの堤さんのことだから、何か安く買える特別なルートがあったのでしょうか。

 

こう言うケチ臭い話が出てくると、これらの車輛の行く末も気になってきます。近年は公開機会がだんだん少なくなってきてましたし、先日もここで保管されていた蒸機を手放すという話が出てきたばかりなので、余計気になります。思えば、近江の時も永年保管し続けたED4001を東武博物館にリリースした数年後、残りの保存車群を潰してしまいましたから…


次はこれでしょ

2022-05-04 10:55:29 | 撮り鉄日記

 今のところ余り注目されている様子はありませんが、しなの115系や東武6050系の次はそろそろこれ、だと思いますが。池袋乗り入れも無くなり、山に封じ込め状態ですが、普通に走っているうちに行っておきたいものです。東京から至近だし、置き換えが発表された瞬間に沿線はパニックになるでしょうから。

  

連休中なので、車内はいつもより混雑していましたが、沿線で撮っているのは、超定番な吾野のカーブで数人程度を見かけた位です。4000系の走る飯能以遠の区間、形通りの編成写真を撮れる場所は限定されますが、風景派には最も美味しい区間ではないでしょうか。

某戦略爆撃機みたいな電車、やっぱりこのようなロケーションでは見栄えしません。自然に溶け込む、と言うようなコンセプトでデザインしたという話だったので、狙い通りと言えるんでしょうが。

 

池袋直通の臨電とかは、普通に4扉ロングシートでトイレ無しの電車が入ってくるので、4000系の後継として専用設計の電車はもう作る事は無いでしょうね。快適に座って行きたければ、特急料金払って下さいな、と言う事でしょうね。

何だか昔の私鉄の行楽特急のポスターに良くありそうなアングルだな…

セメント貨物が無くなって四半世紀以上経ちますが、その名残のサイロがまだ残っています。現在は使われている様子は無いですが。

  

以前より気になっていた、芦ヶ久保の木造校舎にも行ってみました。廃校になって久しく、現在はイベントスペース等に使われており、内部も見学可能です。

ブルジョア階級専用電車になった仲間も。バブリーな時期なら、所沢でグレイシャー・エクスプレス張りの客車(でも台車は廃車発生品)をでっち上げて、動態復元されたE52が牽く、とかだったのかもね…

いつもは秩父鉄道に行くためと足でしかない電車、たまには外から眺めるのも良いですね。ただ連休中だと乗る方が混雑していて、貴重になったボックスシートをのんびり楽しめないので、また普段の週末に出かけてみるかな?


久々の東北

2022-03-20 18:26:45 | 撮り鉄日記

 コロナウイルス禍やなんだらで、しばらく行けなかった東北方面、2年振りですな… 本来なら2月初頭の筈だったのですが、それも1月順延、後1週間遅れていたら、行き損ねたか、帰るのに困る事態になるところでした。(暢気な話ですいません。今回の地震で被災された方にはお見舞い申し上げます。)

行きの東北新幹線の中での朝食、最近はチキン弁当か、大船軒のサンドウィッチが多かったのですが、駅弁売り場を見たら、こんなのが目につきました。

 

パッケージは復古調ですが、中身は現代的な野菜サンドです。昭和の時代にはこんなにボリューミーで新鮮な生野菜を使った駅弁は、小淵沢の「高原野菜とカツの弁当」位しかありませんでした。(これも本当に駅売り限定だった訳で、通常の流通ルートに乗せるのは無理だった) サンドウィッチの起源からすると、大船軒や東海軒みたいなのの方が、本来の姿に近いと言えますが。

懐かしの日食ロゴ。昭和の時代のここの弁当はあまり美味しくなかったな、と回想してみたり。「日本食堂」どころか、後身のNREすら何時の間にか消滅していますし。


折角ここまで来たので

2022-02-23 14:46:43 | 撮り鉄日記

 わざわざ瀬戸まで足を運んだのに、これだけで帰るのも勿体ないので、ここも見てきました。

 

半分に切られてしまったのは残念でなりませんが、木製扉や前照灯、室内灯、車内の塗色なども、一応瀬戸線当時の状態に復元されており、車内切断面側には半分に切られたことを感じさせないように鏡も置かれています。鏡に黄色いテープが貼られているのは、演出が過ぎて?衝突事故が頻発したから、でしょうか?

カットモデルには珍しく、台車も残されており、覗き見る事が出来ます。

 

尾張瀬戸旧駅舎レプリカもなかなか良く出来ています。

   

駅舎内には瀬戸線関連の展示があり、600V時代の写真も多数。

 

モ754の瀬戸線当時の写真と比べてみると、屋根のキャンバス押さえの処理が保存車では揖斐線時代のままになっていますが、まあ良くやっている部類でしょう。ところで、この施設の計画段階で、生粋の瀬戸電生まれである市民公園のモ766を持って来るというプランは無かったのでしょうか? 確かにモ750形は瀬戸線時代が長かったですが、元々は旧名岐で、最も長く走ったのも揖斐、谷汲線だったので。

何気なく置いてある木製ベンチも、瀬戸線由来の本物だとのこと。

   

最近の流行なのか、ちょっと暗いですが、この再現街並みだけでも520円払う価値があります。

 

本来は瀬戸の焼き物を中心としたミュージアムなんですが、じっくり見ていくと結構時間が掛かりそうなので、今回は軽く流して、次に急ぎます。

(2022年2月12日)


デキの方も

2022-02-20 19:15:39 | 撮り鉄日記

 またしばらく放置してしまいましたが、おわかれ出発式の第2弾、デキ202の方ももちろん押さえています。

こちらも解説板が設置。スペック的には電車並みで、主電動機のMB-146Aは端子電圧600V時75kW相当、750V時だと94kW相当で、小田急釣掛け車全般や南海1201等でお馴染みの電動機ですね。1500V換算でのスペック的には弘南鉄道ED333とほぼ同等で、両者ともWH-三菱系の機器で共通点も多いと思うので、ED333の予備品として活用出来ないでしょうか?(あくまでも丸ごと他での保存が実現するのを望みたいので、もし解体不可避であることを前提として...)

  

車体は日車ですが、フォルムはWH-BLWの凸電に近いです。但し蒲原ED1の様な完全コピーではありません。棒台枠+イコライザー式が多かったオリジナルに対し、これは板台枠台車(一応BLW製でも宮城電気鉄道キ2は板台枠でしたが)です。

ブレーキテコが車体からはみ出しているのって、ちょっと怖い様な気もします。

アメリカンスタイルにローマン体の切り抜き文字が良く似合います。

わざわざ休日出勤してまでこの様な機会を設けて頂き、更にパンフと絵葉書まで用意して頂いた瀬戸市建設課の皆様、そして楽しい演出をして頂いたボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました。手ぶらで帰るのも心苦しいので、帰りに瀬戸焼のマグカップを家族分含め新調させて頂きました。(そろそろ自宅で使っていたのがくたびれてきていたので、まあ丁度良かったのですが)

(2022年2月12日 瀬戸市民公園)


勿体無い、けど...

2022-02-13 18:03:02 | 撮り鉄日記

近々撤去予定、と言う公園保存車が最後の車内公開、と言う事で見に行ってきました。

 

会場の公園、ちょっと駅からは遠いですが、まあゆっくり歩いても30分位、丁度良い運動でしょう。一応バスはありますが、本数は少ないです。

  

まずは電車の方から、見た目には塗装は褪色して剝がれ、錆が浮いていますが、鋼板自体の傷みは少なく、永年ノーメンテであることを考えたら、状態は極上だと言えます。やはり屋根の効果は絶大です。

お約束の解説看板。

 

カプラーは舶来物のシャロン、台車は解説ではブリル77Eですが、日車製のコピー品です。オリジナルとの違いは、目立つ所では板バネの上にコイルバネの有無、MCBもそうですが、どうやらパテントの関係で完全コピーとは成らなかった様です。主電動機は引き続き使われた750とかの予備品として外されてしまった様です。

主制御器は解説ではHL-480Fですが、後年モ750とかの他形式に合わせるため、デッカーの電動カム式(多分ES-152)に換装されています。

瀬戸電は当初路面電車並みの低床ホームだったので、当形式もステップが下に長く出ていましたが、後年の高床ホーム化で短縮されました。その切った跡はこうなっているのね。

  

車内は永年非公開だったので、積年の埃が積もり、モケットも傷んでいますが、欠品も少なく、これまた極上の部類と言えます。

運転台、マスコンはデッカーじゃなくてWHのままなので、自動進段機能は殺されてそうです。

  

地元ボランティアによる前サボの取り付け、前照灯の点灯や、汽笛の演出もありました。どうもありがとうございます。

これも利府のED9111と同じく、公表時には解体撤去の段取りがほぼ済んでいるのでは、と思いましたが、現時点では具体的なスケジュールは未定で、部品だけでも残せないかと模索しているようです。主電動機こそ無いものの、台車や主制御器等の部品は北米や豪州の保存鉄道とかで需要ないでしょうか? あ、そう言えばそう遠くない所で、廃線の駅跡に所縁のある電車を保存したい、と言う自治体があったはずだ、と思ったら、どうやらもう動いている、と言う話も伝わってきます。状態が比較的良いだけに、吉報があることを期待したいところです。

(2022年2月12日 瀬戸市民公園)