わざわざ瀬戸まで足を運んだのに、これだけで帰るのも勿体ないので、ここも見てきました。
半分に切られてしまったのは残念でなりませんが、木製扉や前照灯、室内灯、車内の塗色なども、一応瀬戸線当時の状態に復元されており、車内切断面側には半分に切られたことを感じさせないように鏡も置かれています。鏡に黄色いテープが貼られているのは、演出が過ぎて?衝突事故が頻発したから、でしょうか?
カットモデルには珍しく、台車も残されており、覗き見る事が出来ます。
尾張瀬戸旧駅舎レプリカもなかなか良く出来ています。
駅舎内には瀬戸線関連の展示があり、600V時代の写真も多数。
モ754の瀬戸線当時の写真と比べてみると、屋根のキャンバス押さえの処理が保存車では揖斐線時代のままになっていますが、まあ良くやっている部類でしょう。ところで、この施設の計画段階で、生粋の瀬戸電生まれである市民公園のモ766を持って来るというプランは無かったのでしょうか? 確かにモ750形は瀬戸線時代が長かったですが、元々は旧名岐で、最も長く走ったのも揖斐、谷汲線だったので。
何気なく置いてある木製ベンチも、瀬戸線由来の本物だとのこと。
最近の流行なのか、ちょっと暗いですが、この再現街並みだけでも520円払う価値があります。
本来は瀬戸の焼き物を中心としたミュージアムなんですが、じっくり見ていくと結構時間が掛かりそうなので、今回は軽く流して、次に急ぎます。
(2022年2月12日)