こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

土曜の土用かぁ

2022年07月22日 | 一般

 さて明日は土曜日の「土用の丑の日」ですね。

 「土用の丑の日」とは、「暦」における雑節の一つでして、「五行思想」にもとづいた「季節の分類」の一つをさ し、「各季節」の「終わりの約18日間」をい「土用」というのです。ですから、各季節、つまり春夏秋冬にそれぞれあるのですが、現在では「夏」を一般的にさす言葉になってしまってますね。ですから「18日間」ある「土用」のうち「十二支」を当てはめた「丑」の日が「土用の丑」となるのです。なので「土用二の丑」が起こるのは「土用」に入って6日目以内に「丑」があればなるワケですね。ちなみに土用の丑の日が2回となる場合もありまして、この「土用の丑の日が二回」というのは多々あるようです。まず、 夏の土用は太陽黄経が117度から135度になる「立秋の前日」までと定義されており、その期間は平均18.82日間。「一回目の土用の丑の日」が19日の場合、土用の入りから7日以内に丑の日があると、土用のうちにもう一度丑の日が巡ってくるので、これが「二の丑」となるのです。確立としては「二の丑」がある年は「57%」と結構な比率なのです。

 それと有名な話ですが、この「土用の丑の日にウナギを食べる」というのは「一説」によると江戸時代末期に「平賀源内」が夏に「ウナギ」が売れなくて困っていたウナギ屋さんから「なんか売れるようにできないか?」と相談されて作った「キャッチコピー」なんですよ。それ以外にも「文政年間」の「江戸買物独案内」では、土用に大量の蒲焼の注文を受けた鰻屋、「春木屋善兵衛」が、子の日、丑の日、寅の日の3日間で作って土甕に入れて保存しておいたところ、丑の日に作った物だけが悪くなっていなかったからという「春木屋喜兵衛説」。鰻屋に相談をもちかけられた蜀山人こと大田南畝が、「丑の日に鰻を食べると薬になる」という内容の狂歌をキャッチコピーとして考え出したという「蜀人説」ただ、この話は天保10年発行された『天保佳話』に載せられているらしいのですが、同書にそのような記載はいっさいないそうです 。後、平仮名で墨汁を使って毛筆で書いた「うし」と言う文字が、まるで2匹の鰻のように見えたからと言う説も。

 ともあれ、いろいろな説があるようですね。

 なので「土用の丑」と「ウナギ」は全く関連根拠は無いんですよ。確かに「ウナギ」は「ビタミンA」は「100g」に対して「5000IU」という成人の1日に必要な摂取量があり、「ビタミンB1」は「100g」で「成人男性」の「一日の摂取量」であり「ビタミンB2」、「ビタミンE」は「100g」で「成人男性1日摂取量」の「約半分」が摂取できるほどの栄養価の高さがあります。ですから「この暑い時期にウナギでスタミナをつけよう」と言う部分は正しいともいえますね。しかしながら医学的には「夏バテに高価がある」とは証明されてはいませんが。

 また、ここ数年は「ウナギの漁獲高が減ってきている」とか、世界的にも「日本のウナギ大量消費」がビジネスになると、中国や北米でウナギの稚魚が乱獲されていたりと色々話題が多くもなっていますね。さらに「二ホンウナギ」は「絶滅危惧種」となり一層ウナギの高騰化と希少性が高くなりそうです。

 それでは、本日の登場人物は、この話になると登場比率が高い「久松 ゆりあ」さん。同じく「土用」に登場する事が多い「間部 結華」さんの主人である「お嬢さま」で、帝都の近くに位置する名門よ学校である「成安女学校」の1年生なのです。この二人は「土用」と聞くとスル事しか考えていないようで、今日からうなぎを食べて土用を迎えるようです…。

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