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こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

モンゴル、ステップ地帯の遊牧民について知りましょ。

2016年09月13日 | 博物館・科学館

 フト、「ミュージアムパーク 茨城県立自然博物館」へ行ってみようと思い、「企画展」は何をやっているか調べると「モンゴル・ステップ大草原 花と羊と遊牧民」というテーマで開催されており、普段「相撲」と「星が良く見える」とコト以外あまり良く知らない国でもあり、遊牧民の生活というのも面白そうなので、行ってきました。

 「茨城県立自然史博物館」へ行くのは約三年半ぶり。まぁ、そんなに常設展の変化はありませんでしたが、やはり「博物館」としては大変珍しい「河川・湖沼・海の生態系」では「水族館並み」の「水槽」を使った「生体展示」は見ていて面白いですね。「ヒラメ」が頻繁に泳ぎ回っていたり、「コバンザメ」が単体で泳いでいるのはあまり見れませんからね。博物館はやはり何度か行くとそこの館の見方が解ってくるのが面白いですね。

 さて、常設展を一通り見てから「レストラン」で私としては美味しいと思える山盛りの「ナポリタン」を食べて、落ち着いたところで「企画展示室」へ。

 「モンゴル」の「遊牧民」と言えばやはり「居住用大型テント」である「ゲル」でしょう。中には入れませんが「実物」が中央に展示されており、「モンゴルの平原」を感じさせてくれます。その周囲には「ステップ地帯」で見られる「植物」たちが展示されています。

 「ステップ地帯」特有の生活も見ものです。「ステップ地帯」では「木」が殆ど無く「草原」で構成されており、燃料は「家畜の糞」を使用しています。糞と言っても「羊」や「馬」からの「草食動物」からなので、基本的には「草」と同じようなモンですよ。それに「ステップ」では「乾燥した気候」なので、糞はカラカラに乾燥し固形燃料のようになります。そしてその糞も動物の種類によって「焚付け用」などに分けているのです。さらに「北海道」と同等の緯度なので、冬になると夜は「-30度」近く、日中でも氷点下になるので、その防寒対策も紹介されています。そしてやはり時代の流れからなのでしょう。現在「ゲル」では「必需品」となっているのが「太陽光発電パネル」。もともと乾燥地帯で雨が殆ど降らないので、日当たりは良く、「太陽光発電パネル」が十分に活用できるのです。その電力で「TV」などの電化製品はもとより、LED電球も使用されているようです。さらには「携帯電話網」もしっかり整備されており、「ゲル」の中で「スマートフォン」を使用している風景は現代では当たり前になっているようですね。

 「モンゴル」の民族衣装である「デール」を実際に着られるコーナーもありますよ。

 ともあれ驚いたのは「羊」についてですね。「モンゴル」では「客人」が来た時の最上級のもてなしが「飼っている羊1匹」での料理。当然羊をするワケですが、その方法がまぁスゴイ。鳩尾辺りを少し切開し、そこから手を入れて心臓付近の動脈を引きちぎる。切るじゃなく引きちぎるですからね…。さらに種羊以外は無駄な繁殖を抑えるために去勢するのですが、その方法も子羊のときに袋を切ってタマを引きちぎる。切開しているのですから、せめてそれで切りましょうよ…。まぁ、コレはその民族毎の習慣ですからしょうがないのですが…。でも羊に対して容赦ないって感じですよ。また「大型のリス類」である「タルバガン」の調理の仕方もスゴかったですよ…。

 最近では「過放牧」により、砂漠化が進んできていたりと、多くの問題が起こりつつあるようですね。

 ステップ・大草原の遊牧民の暮らしが少しだけわかった気がします。

 それでは、本日の登場人物は「天体観測」で何回か「モンゴル」の平原に行った事があるこの方。「ベルギー国立博物館 天体室」の「学芸員」で「ブリュッセル・グリフォン」の「Chefille」の「コレット・アバック」さんです。「ベルギー国立博物館」で「モンゴルの遊牧民」をテーマにした企画展が開催されており、天体観測でモンゴルに何度か行った事がある「コレット」さん、早速借り出されたようでして、「モンゴル民族衣装」である「デール」を着てご案内なのです。ちなみに背景は「ミュージアムパーク 茨城県立自然博物館」での「モンゴル・ステップ大草原 花と羊と遊牧民」展会場内なのです。

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