こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

乗っても楽しいと思えませんでした…。

2014年08月31日 | SUBARU

 さて、そんなワケで、新型「WRX STI」が発売開始され、初めての週末を向かえ、「SUBARUディーラー」では「デビューフェア」が開催されています。私も「SUBARUの師匠」と共に乗ってきました「VA」を。

 予め言っておきますが、私は「富士重工」の製品を信頼し、ファンです。そして、「意見・感想には個人差」がありますのであしからず。

 今回「STI」と「S4」両方試乗しました。正直「GR」からの進化として考えていましたので、その進化具合がどうなのか?が一番の問題です。それとやはり「セダン」という形状。「GT系」の人には良いのでしょうが、ラリーで考えるとどうなのかが一番の問題点。

 まずは「STI」からですが、正直オーバーハングはやはり小回りした時に感じますね。コーナリングが終った時にリヤの収まりが悪いんですよね。それと波状路の時にも感じます。ただ、「サス」が「ビルシュタイン」なので、小さな揺れはしっかり吸収し、大きなのはしっかり追従し収まりが良いのはさすがです。「シフトノブ」は「ショート」で。全体的に「ショートストローク」になり、タッチはカッチリしています。アクセルもレスポンスがよく、「EJ」ですからね、よく回りますよ。そして、メーター内のインフォメーションディスプレイには「シフトポジション」が表示され、今何速なのかが瞬時に判断できるのは良いですね。が、良いのはその程度。シートは「反発力」が結構あるので「点」で支える感じとなり「コーナー」ではポジションが不安定に。それに、点から反発が気になりあまり運転に集中できない。ショルダーサポートも低く、ホールド性は悪いです。さらに、コーナリング時の重心なんですが、コレが「肩」辺りに感じ、リヤオーバーハングとあいまって中心が後に感じられるのです。それに防音が高く、エンジン音がほとんど聞えないので、物足りない印象も。クラッチは「ZC」に比べれば重いですが、GRと比べると軽すぎ、スカスカ感とミートタイミングがつかめない。ステアの切った印象も希薄なんですよね。メーターもインフォメーションディスプレイが真ん中となり、レブカウンターとスピードメーターが離れて、同時に視界に入らな上に、ハンドルを握っていると手で見え辛い状況。そして、乗っていて「楽しい」と感じられない…。「GR」の時は乗ってもっとアクセルを開けながらコーナーを曲がったらとか、乗っていて楽しく感じたのですが、それが無いのです。「ZC」の時でも、その「楽しさ」は多少なりとも感じましたが。「VAB」にはそれがありませんでした。

 「S4」は「AT」なコトもあり、正直あまり期待はしていませんでしたよ。まぁ「VMのセダン」くらいの印象でしたからね。実際そんな感じです。リヤの剛性が高まり、オーバーハングが気になるようになるように。サスは「KYB」でしたが、小さいギャップまで拾ってしまうので、それが少々気になるくらいで、サス自体良くできています。コーナリングも「STI」よりも「ロール時」の重心が多少低く、脇の下くらいになっている感じ。ハンドルも軽く感じ、「STI」よりも全体的に軽く感じるほど。シートは適度に沈み「面」で接していたので、安定性はSTIに比べるとマシでしょうか。

 まぁ、「VMG」が結構良くできたので、それが「MT」となるので私も多少なりとは期待していました。が、結果としては「無いな」って事に落ち着きました。「師匠」も同じような意見でして。なんだか残念な感じです。確かに「インテリア」や「エクステリア」は良くできていますよ。でも「走り」としての「本質は?」となると…。帰りに「GR」と比較してみましたが、「GR」はロール時の重心が「腰」と低く、乗っていても楽しいですからね。乗って楽しいと思えないのはホント致命的でしょう…。

 それでは本日の登場人物は「SUBARU」に関連しているのでこの方。「ラリードライバー」で「コースカーチーム」に所属している「ノルウェジアン・エルクハウンド」の「Cheifille」である「アルテ・ベルク」さんです。「VAB」に試乗した「エルク」さん。乗って感じたのは…。ちなみに背景は「VAB」のカタログです。

2014_08_31

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