カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

雑感など

2006-02-22 23:09:41 | Weblog
 雑感など。

                ☆

 『東京藝術大学オーボエ専攻生による同仁教会演奏会』を聴きました。

日時:2006.2.22(水)17時半開場/18時開演 入場無料
会場:同仁キリスト教会(東京メトロ有楽町線「護国寺」駅6番出口より徒歩8分)

 本当に素敵な演奏会でした。

 バッハ、ヘンデル、シューマンなどの作品から、アンドレ・プレヴィン作曲の『トリオ』などまで、多彩な曲が並ぶ面白いプログラムでした。

 出演された皆様、お疲れ様でした。

 最後のバッハの『シャコンヌ』が終わり、会場を出て帰途につきながら、まだ心の中では『シャコンヌ』が鳴りつづけていました。私を含めて多くのひとが泣きたくなるほど感動する音楽というのは。。。ということをなんとなく考えていました。人のこころを感動させて泣かせる音楽というのは、ただ単に哀切なメロディを流せばいいということではないのだなとぼんやり思いました。私は趣味で譜面を書くことがありますが、私がいままで書いた譜面にはまったく価値がないなと思われました。すべて破棄してもいいなというぐらいの気分になりました。与謝野鉄幹の〈ひとを恋ふるうた〉の一節、

ああ、われ、コオルリッジの鬼才なく、バイロン、ハイネの熱なきも。。。

が思わず口を衝いて出てきました。。。

 なんとなくふわふわしたまま家につくと、バッハの『シャコンヌ』の自筆譜をなにはともあれまずは無性に眺めたくなったのでした。。。
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ハンガリー医学生募集の記事・武満さんの展覧会予告

2006-02-22 10:44:00 | Weblog
 メモ。

《ハンガリーに来たれ医学生 学費格安、選抜は熱意重視》

 医師を目指す熱意ある学生よ来たれ-。ハンガリーの国立大3校の医学部がこのほど、日本からの留学生計約30人を受け入れることになった。入学選抜では成績以上に“心意気”を重視。日本の私立大より格安の学費も魅力だ。
 受け入れるのは、セメルイス、セゲド、ペーチの各国立大。対象は高卒か今春卒業見込みの学生で、入学は今年9月。予備コース(1年間)と医学部(6年間)でいずれも各5人ずつ募集する。
 医学部は、TOEFL500点以上の英語力が必要だが、予備コースは高校の成績など書類審査と面接で選抜。医学部の授業に対応できる英語力や基礎学力を1年間かけて身に付けた後、医学部に進級する。
(共同通信) - 2006年2月21日7時21分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000027-kyodo-soci

                *

【東京オペラシティアートギャラリー】

(企画展)武満徹 ─ Visions in Time 展

<会期:2006年4月9日[日]~6月18日[日]>

 東京オペラシティ文化財団の芸術監督でもあった武満徹の没後10年を記念して、コンサートホールとアートギャラリーが連動し開催するプロジェクト「武満徹 ─ Visions in Time」。このプロジェクトのメインとなるのが本展です。
 単に作曲家、音楽家という枠にとどまらない多彩な活動を展開した芸術家、文化人であった武満徹の創作世界を多角的に紹介していきます。自筆楽譜やスケッチをはじめ、自身が描いた絵、クレー、ルドンなど武満がインスピレーションを受けた美術作品や、交友のあった美術家たちとの共同作品などを展示。さらには音楽を担当した映画上映やゲストトーク、ミニコンサートなどを予定しています。

http://www.operacity.jp/ag/exh/index_sch.php

開館時間:11:00 ─ 19:00(金・土は20:00まで/入館は閉館30分前まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替期間中、全館休館日(2月第2日曜日、8月第1日曜日)、年末年始
   ※休館日は展覧会により異なる場合があります。

入場料金:未定(本日現在)

*東京オペラシティアートギャラリーは、とかく忙しい都市でのライフスタイルに合わせ、夜間の開館時間を一般的な美術館の開館時間と比べて延長いたしました。そのほかできるだけ多くの方々に親しんでいただけるよう、閉館1時間前に入場料が半額となる「夜割」などをはじめ、さまざまな割引制度がご利用いただけます。 コンサート前やお食事の後に、ギャラリーの中で、美術に囲まれたゆったりとした時間を心ゆくまでおくつろぎください。
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下落合みどりトラスト基金のこと(メモ)

2006-02-22 09:36:27 | Weblog
 メモです。

 【下落合みどりトラスト基金】のサイトから。

http://www.jsc-com.net/shimoochiai/news/029.htm

(以下は記事の引用です)

                ☆


 現在、E邸の屋敷につきましては、なんとか解体・移築が延期されていますが、工事はいつ開始されるか予断を許さない状況となっています。しかし、現時点でもなお、新日本建設株式会社には減額の意思はまったくなく、要求額(10億8,000万円)と想定買い取り予算額(7億5,000万円)との間には、いまだ3億円の開きがあります。

 わたしたちは考えられる限り、あらゆる努力と各方面への働きかけとをつづけていますが、最終的には中山弘子新宿区長の決断にかかっているといえます。その最後のひと押し/バックアップには、「トラスト基金」の活動ばかりでなく、区民や一般市民のみなさまが強く保存を要望しているという数多くの署名が必要となります。(区長へ提出予定の要望書は、ページ下段に掲載しています)

 すでに、新日本建設に対する署名をいただいている方々も、改めて中山新宿区長あての署名が必要となります。たいへんお手数とは存じますが、いま一度ご署名にご協力いただければ幸いです。

 なお、署名のやり方は、新日本建設(株)のときと、まったく同じ手順です。

■署名の宛先:下落合みどりトラスト基金

shimoochiai.mt@wood.dti2.ne.jp (中山弘子新宿区長あてメール署名)

■署名の方法

●庭園・建築・環境・動物などの学術分野において、文化財や自然を研究されている専門家の方

住所、氏名のほか、所属や専門分野を記載のうえ、上記メールアドレスまでお送りください。

(例) 下落合大学 ○○研究室

●一般のみなさま

住所、氏名をお書き込みのうえ、上記メールアドレスまでお送りください。

                *

《下落合「旧E邸」の保存を求める要望書》

東京都新宿区 区長 中山 弘子 様

                     下落合みどりトラスト基金

                         代表 栗林 義信

 平成16年11月に下落合4丁目9番の集合住宅建設計画が公表されて以来、私どもは様々な角度から保存を模索して参りました。区議会への陳情書、中山区長様への買い入れの要望書ならびに署名、基金活動、専門家による鑑定、業者との交渉などです。活動を続けるなかで、『旧E邸』が如何にすばらしく、保存に値するものであることを実感しております。

 東京大学 藤森 照信教授(建物調査: 建築史家・工学博士)、慶應義塾大学 石川 幹子教授(環境情報学部)、東京環境工科学園技術士の大崎清見氏(庭園調査)、長岡造形大学大学院 上山良子教授(庭園調査:ランドスケープアーキテクト)など専門家の報告をまとめますと、当屋敷や庭園の歴史的重要性、独創性、保存状態および南斜面という立地のよさは、新宿区はもとより都内でも類を見ない貴重なもので、文化財として後世に残すに価するというものでした。

 さらに、おとめ山公園から野鳥の森公園、薬王院と続く緑地帯の一角をなす当地は、東京都絶滅危惧種など貴重な動植物の存在や、文化財保護法に基づく埋蔵文化財包蔵地(新宿No.4遺跡)の隣接地でもあります。すなわち、この『旧E邸』は次の世代に新宿区が何としてでも残さねばならない宝物です。

 間もなく、この屋敷の解体、移築、全ての森の伐採が始まろうとしています。区長のご英断こそが、唯一の保存の手段であり、多くの区民や全国の賛同者も強く望んでおります。後世に誇れる公園にするため、何卒宜しくお願い申し上げます。
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