カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

マシューの語る音楽(メモ)

2008-05-30 21:55:36 | Weblog
スザン・ワード著 鈴木美保子訳 「天国の真実」(ナチュラルスピリット)194ページより。

(前略)地球の美しいクラシックの音楽は天国の音楽によく似ている。なぜなら、それらは地球で書かれる前に、まず天国で完成されるからだ。そうして完成された天国の音楽が作曲家に降りてくるとき、作曲家はインスピレーションが湧いたと思うかもしれないけれども、実際は、天国から音楽が作曲家の魂に「浸透」していくというのが正確な表現だ。いまだかつて作曲家がみずから「作曲」した美しい音楽というものはない。すべての美しい音楽は天国で完成されているものなのである。(後略)
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寺山修司氏

2008-05-29 15:46:29 | Weblog
メモから。。。

(前略)その昔、寺山修司氏が「貴方の職業は何ですか?」と尋ねられて「私の職業は寺山修司です」と答えたそうです。(後略)

 ***

(前略)死後20年にもなろうかというのに、いまだに寺山修司の全集本が刊行されていないのは、書いた文章が膨大でその全容がつかめないことと、もし刊行すれば全100巻にはなろうという破格の見積もりから、出版社サイドが怖気づいてしまうためとも言われています。(後略)
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レクイエム

2008-05-28 08:46:09 | Weblog
 朝、ラジオからフォーレのレクイエムが流れるのを聴きながら、以前に詠んだレクイエムの短歌のことを思い出しました。。

誰のためともなく唄いはじめるレクイエム 太古の記憶のままに譜面もなくて

 これはある昼間にふいに降りてきて書き留めた歌です。

 ルールはいつもそのひとが自分で決めていて、それがそのひとを生きにくくもするのかもしれません。。。ルールは、そのひとの流儀とも言い換えられますが、たとえば、不器用に迷っているのだったら出かけてみたらいいと思うのです。
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2008-05-27 20:57:35 | Weblog
 さきほど母から連絡があり、末期の癌で闘病していたという大叔母が亡くなったとのこと。しんみり合掌しています。この大叔母の晩年、残念ながら私との縁は薄いものでした。それでも、小さかった頃は大層可愛がってもらった記憶があります。。

 ひとはなぜ生きているのか。生きる意味とはなにか。ひとは死んだあとにどうなるのか。といったことについて深くきちんと勉強したいと望み、少しずつ何かが見えてきているような感じがあります。が、まだまだです。
 最近、ギリシャのダスカロス氏の著作に出会いました。ひとや本やものとの出会いにはなんとなくステップがあるような気がします。。。
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個性的な書店情報

2008-05-27 14:37:16 | Weblog
気になっている個性的な書店情報、です。。。

恵文社一乗寺店
(京都市左京区一乗寺払殿町10TEL/FAX 075-711-5919営業時間:10:00 - 22:00)
http://www.keibunsha-books.com/

往来堂書店
(東京都文京区千駄木2-47-11TEL/FAX 03-5685-0807営業時間:10:00~22:00)
http://www.ohraido.com/index_n.cgi
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本日の興味深い演奏会情報から

2008-05-27 10:00:12 | Weblog
メモです。。。

友人のAさんから教えてもらった本日の興味深い演奏会情報から。。。

《東京音大 有志オーケストラによるFRESH CONCERT》

2008年5月27日(火)

17時15分開場
17時45分開演

入場無料

東京音楽大学 J館スタジオ
http://www.tokyo-ondai.ac.jp/accessmap/index.html
〒171-8540 東京都豊島区南池袋3-4-5
演奏課 (03)3982-2496

指揮:松井慶太
独奏:福永裕治

ベートーヴェン/レオノーレ序曲第三番 作品72a
フンメル/トランペット協奏曲 変ホ長調
ブラームス/交響曲第二番 ニ長調 作品73

楽しみです。
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本郷短歌会の5月歌会。

2008-05-26 15:33:17 | Weblog
大野道夫先生が指導されている本郷短歌会の5月歌会。

日:2008年5月29日(木)
時:18:30~

場所:ルノアール本郷三丁目店。
二次会:未定。

題詠一首、自由詠一首、合計二首出詠です。
必ず歌会前日までに管理人さん宛メールにて出詠のこと。

お題は『労』です。(member葉月さんの決定による)

詠草送付先:urawanotetsu(a)hotmail.com(本郷短歌会管理人さん宛:(a)を@に変換してください)
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寺山修司と堀辰雄

2008-05-24 15:04:49 | Weblog
 昨夜は、19時半過ぎから学生会館5階会議室で大学短歌会の相聞歌勉強会がありました。レポーターはHさん。与謝野晶子から花山周子までの短歌作品からHさんの選んだ30首が配布資料に一覧になっていて、その中から参加者は好きなうたを三首ずつ選びコメントしていくというもの。いろいろな発言が出ていつもながらに面白い勉強会でした。
 さて、こんかいの勉強会のレジュメには、寺山修司の夏美シリーズの一首も引かれていました。

麦藁帽子を野に忘れきし夏美ゆえ平らに胸に手をのせ眠る  寺山修司

 まずはご参考までに・・・引かせていただきます。

 画家志望の少女と少年期を終えたばかりの詩人の初恋の話。

+++++以下引用です+++++

初恋叙情(ブログ「ちょっと一休み」より)
http://bokura-go.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_470e.html

 (前略)
 それで地下鉄から名鉄電車に乗り換えて、ほんの少しの時間なのに本を開いていたら、周りの景色が飛んでしまいました。
 (中略)
 景色が飛んだ、その時のページには寺山修司の初恋の様子が書かれていたんです。画家を志望する夏美(来生奈津子)という女性との初恋なんです。寺山修司がネフローゼで入院していたときに出会った女性なんですね。そして、この二人についてこんな紹介記事が1960年9月の「女性自身」という雑誌に載ったそうです。。。

  ***以下引用部分***

 十八歳の画家志望の少女と、二つ年上の詩人との恋はすぐに燃えた。難病に伏す彼をはげまし、毎週水曜日と土曜日に必ず会いにきて、塩分はだめだという、むつかしい食事も作ってくれた。
 電話は、毎日六時に彼女からかかった。六時が近づくと、彼は起きだし、廊下のすみに設けられた電話ボックスにたどりついてベルを待った。
 会えない日には、白い封筒で手紙が届いた-。
 ・・・・詩人さん・・・・夏美の目、一重か二重かわかる? 夏美、両方になれることよ。詩人さんのこと考えて、寝不足すると一重になるの。このごろずっと二重です。
 夏美もききたい。
 ”詩人さん、夏美のこと好き?”詩人さんが夏美のこときらいになったら、夏美、十和田湖で自殺するの・・・・

  ***以上引用部分***

 純愛というかロマン小説というか、特にそんなのが好きなわけではありません。
 むしろ、そうした物語にはどことなく辟易したものを感じるのであまり読んだことはないんです。

 ですが、寺山修司という人の初恋というものが、とても叙情的な情景を思い起こさせてくれるのですね。
 この夏美という人が、どんなに寺山修司を想っていたか・・・詩人さん・・・いい響きですね。
 寺山修司自身は「さよなら」を告げたと言って、こう書いているようです。

  ***以下引用部分***

 そしてぼくは、この現実の生活へ帰って来なければならず、純粋すぎた夏美との恋も、そこで捨てなければならなかったのです。

  ***以上引用部分***

 まあ、そんなあれやこれやを思っているうちに、私の目の前の風景は下車駅とは違うプラットホームだったわけです。
 はぁ~まったく、この現実には叙情もくそもあったもんではないのですね。(笑)
 (後略)

+++++以上で引用終ります+++++

 寺山修司には、

海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり  寺山修司(歌集『空には本』所収)

という有名な歌もあります。昨夜の勉強会でいろいろな意見を聞きながら、私の脳裏には、ぱっと灯がともるように堀辰雄の作品と寺山の数々の麦藁帽子のうたとの関連のことが浮かんできました。

ご参考:堀辰雄「麦藁帽子」全文(青空文庫サイトより)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4813_14371.html

 寺山修司が堀辰雄を読んでいなかったとは思えません。当然、読んでいたはずです。寺山は「麦藁帽子」関連の作品を作るに当たって、堀辰雄の「麦藁帽子」「風立ちぬ」などからいろいろとヒントを得たのかもしれません。。。
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大学に「過保護者」急増 入学式は満杯、就職相談に同伴

2008-05-24 13:20:13 | Weblog
 私は、人件費はコストだから減らせ、は誤った考えだと思っているのですが、人件費はコストだからできるだけ切り詰めなければならないという発想は大学経営の中でもかなり浸透しているようです。だから、退職される教員の先生方や職員の方の補充をできるだけせず、職員全体数を徐々に減らしていく。そうして総額人件費を抑制する。という人事施策が当たり前に行われています。そのおかげで、職員ひとりあたりの抱える業務量が増大している状況があります。そんななかで、この記事にあるような「困った親」の増加は本当に頭の痛いことだ、と知り合いの大学職員の方たちが嘆いておられました。。。

 *****

大学に「過保護者」急増 入学式は満杯、就職相談に同伴
(2008年05月24日10時36分朝日新聞記事)

 大学生の入学から授業、進級、就職など、過剰なまでに干渉する「過保護者」が目立っている。大学教職員の多くは、近年に急増したと言う。だが「子離れ不全」として放置できなくなった。大学間の生き残り競争が激しくなる中、各校は保護者サービスにも腐心する。
 「子どもはきょう、休むので先生に伝えてください」「板書の字がよく見えないそうだ。善処して」
 大都市圏にある私立の9大学に、父母からかかる電話の内容を聞いたところ「過保護な質問や依頼が増えた」と感じる職員が多かった。
 そばに学生がいると分かるのに、母親がもっぱら聞く。父親からの電話も多い。
 間接的に聞いた教員の冗談を真に受けて抗議したり、学長に改善要求の直訴状を書いたり。父親が学生を伴って就職相談窓口を訪ね、求人票を見て、学生より熱心に質問する姿も目撃されている。
 入学式は、どこの大学でも父母で膨らんだ。法政大や東洋大は約1万4千人を収容する日本武道館を使い、「1学生につき保護者2人まで」と制限するのに満杯状態。明治大は今年度から、武道館で午前、午後の2部制にした。
 人数制限をしない大学では祖父母や、乳幼児を連れた親類もついて来る。開場の2時間前から並び、ビデオ撮りに便利な場所を目がけて走る親も多いという。
 大学選びのオープンキャンパス(体験入学)でも、両親と一緒の受験生が目立ち、中部大や関西大は父母向けのコーナーや説明会を開くようになった。「入試も、以前なら校門で子を見送ったものだが、最近は保護者が帰らない。控室に入り切らなくなる」と、首都圏の大学職員。
 「少子化のせい」「子離れできない」というのが、教職員の大方の見方。進学率が上がり、大学が大衆化したためでもあるが、「学生の自立を阻み、指示待ち人間を増やす原因になる」と心配する声が上がる。
 過保護な親は米国でも90年代から「ヘリコプター・ペアレント」として注目されるようになった。常に子どもの頭上にいて、何かあればすぐに降りてきて干渉する姿が「ヘリ」としてやゆされる。
 だが、保護者の実情に詳しい小野田正利・大阪大教授はこうも言う。「今の保護者には大卒が多く、大学を知っているが故に、いろいろ見聞きしたくなるし、高水準の『顧客満足』を求めたくなる。その思いをある程度、大学側が受けとめる必要もある」
 多くの大学は、保護者向けの説明会や交流会を拡充した。立教大は毎年、全国の約20カ所で教育懇談会を実施するうえ、昨年度から首都圏の会合を2回から5回に増やした。学部ごとの説明、教職員との交流に加え、学生の成績表を渡したうえで単位や就職などの個別相談も受け付ける。
 明治、法政、立命館、関西の各大学なども同様で、「父母のための就職読本」を配るところも。小規模な関西国際大だと毎年、保護者と教職員の日帰りバス旅行もある。
 全学生の単位取得状況や成績表を保護者に郵送する大学は珍しくない。「留年する前になぜ知らせなかった」「単位認定の仕方がおかしい」といった抗議に備え、説明責任を果たす意味もある。
 「過保護の親もこの際、大学の味方につけ、就職まで一緒に学生を後押ししてもらう」。ある大学の渉外担当者はこう話す。(山本晴美)

http://www.asahi.com/national/update/0524/TKY200805240037.html
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作曲家墓所のメモ

2008-05-21 15:29:32 | Weblog

 作曲家墓所のメモです。。。

 芥川也寸志氏のお墓(東京都豊島区巣鴨にある日蓮宗立野山慈眼寺の墓地)
 團伊玖磨氏のお墓(東京都文京区大塚にある真言宗豊山派大本山護国寺の墓地。本堂裏手左側の花屋さんの左側です。)
 黛敏郎氏のお墓(神奈川県横浜市鶴見にある曹洞宗大本山総持寺の墓地。石原裕次郎墓所の近くです。

 武満徹氏のお墓(東京都文京区小日向にある曹洞宗慈照山日輪寺の墓地)
 矢代秋雄氏のお墓(神奈川県横浜市東神奈川にある浄土宗成佛寺の墓地)

 別宮貞雄氏のお墓(東京都の雑司が谷霊園。中浜万次郎墓所の近くです。)

 いずみたく氏のお墓(東京都の雑司が谷霊園。大雑把に都電荒川線に近い辺りです。)

 三善晃氏のお墓(長野県軽井沢市の軽井沢神宮寺霊園。雲場池の近くです。)

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