最近の枕頭の書から。『シャンタラム』(上中下、新潮文庫)は高校時代の恩師のますますお元気で卓抜な冴え渡る筆でなされた翻訳書で、重厚長大ながら手に汗握り血沸き肉踊る一書。『人は死なない』(バジリコ)は東大病院救急部長・矢作先生による深くて興味尽きない思索の書。
最近の枕頭の書から。『シャンタラム』(上中下、新潮文庫)は高校時代の恩師のますますお元気で卓抜な冴え渡る筆でなされた翻訳書で、重厚長大ながら手に汗握り血沸き肉踊る一書。『人は死なない』(バジリコ)は東大病院救急部長・矢作先生による深くて興味尽きない思索の書。
昨日は一日鼻風邪っぽく、ひるまずっと重たい頭痛が続いていましたので、夜は冷えピタに活躍してもらいました。おかげで今朝は体調やや復調。けふはお寺のお手伝いに行ってきます。
昨夜は仕事のあと、サントリーホールへ駆けつけました。
プレヴィンさん指揮NHK交響楽団サントリーホール定期演奏会(Bプロ)最終日。
ショスタコーヴィチとモーツァルトとリヒャルト・シュトラウス。
とにかく、とにかく、素晴らしかったです。
さて。
こちらの記事、興味深いです。
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「日本沈没」創作メモ発見 小松左京さんの大阪自宅で
(2011年10月28日 12時29分 東京新聞記事)
7月に80歳で亡くなったSF作家小松左京さんの代表作「日本沈没」の創作メモが、大阪府内の自宅に残されていたことが28日、分かった。創作過程をうかがわせる貴重な資料と言えそうだ。
「日本沈没」は1973年に発表され、400万部を超える大ベストセラー。
見つかったのは、原稿用紙などに日本列島や地殻のイラストを走り書きしたメモのほか、日本沈没を事前に警告した科学者田所博士と政界のフィクサー渡老人が、沈没後の日本人の行く末を語りあうエピローグの草稿6ページ分もあった。
創作メモは、11月10日発売の「文芸別冊 小松左京」(河出書房新社)に掲載される。
(共同)
昨晩(2011年10月26日(水))、NHK交響楽団定期演奏会のFM中継を聴きました。
Bプロ
ショスタコーヴィチ / ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
モーツァルト / 交響曲 第36番 ハ長調 K.425「リンツ」
R. シュトラウス / 歌劇「ばらの騎士」組曲
指揮|アンドレ・プレヴィン
ヴァイオリン|チェ・イェウン
演奏会を聴かれた佐藤治彦氏がブログにこんな風に書かれています。
今日のプレヴィン氏の体調はどうだろう。やはり10センチ強の指揮台に上がり下りするのに1分ほどかかる。椅子に座るのは良しとして、中央に真っすぐにすわれない。何か哀しい事を想像してしまう。もしかしたら、プレヴィンとN響を聴く最後の機会かもしれないと。
(中略)
アンドレ・プレヴィン、あなたはミスターミュージックだ!
どうか、奇跡よ起きて欲しい。また来年の秋に、僕が一年いろんな音楽をきいてあなたの音楽の素晴らしさをもっと分かった段階で、またあなたの音楽に触れたい。
20代の終わりにあなたのドボルザークやシュトラウス、モーツアルトをロンドンのロイヤルアルバートホールでウィーンフィルと聞いた時、へえ、映画音楽の人がきちんと音楽やるんだ〜くらいにしか感じられなかった。ウィーンフィルだから聞きにいっただけの観客でした。それから、何十年も経って、あなたは僕の傍に来てNHK交響楽団と演奏を聴かせてくれた。でももっともっと聞きたい。どうか、どうか、奇跡よ起きろ。来年も再来年もプレヴィンさんをNHK交響楽団が迎えて素晴らしいコンサートを開いてくれますように。
http://palove.blog.shinobi.jp/Date/20111026/
ラジオを聴いた私も佐藤さんとまったく同じように祈りたくなりました。
アンドレ・プレヴィンさんにどうか、奇跡が起きますように。
来年も再来年もプレヴィンさんをNHK交響楽団が迎えて素晴らしいコンサートを開いてくれますように。
今朝は、起きてから仕事に出かけるまでの間、先日行われたプレヴィンさん指揮NHK交響楽団によるメシアン「トゥランガリラ交響曲」演奏会のラジオ録音をずっと流して聴いていました。
以下は、今日の短歌メモから、です。
詞書「爆発は一瞬」
爆発の残光見ゆる砂浜に寝転びマンボウマブゼの鳥の歌聴く
中学高校の頃に作品を盛んに愛読した北杜夫さんのご逝去の報に接し、心中なんとも寂しくてやりきれません。
すべては、短歌30首を捻り出すための勉強です。
きのこ狩りが大好きで暇があれば森に出掛けていたジョン・ケージ曰く「生で喰べて無害のきのこがボイルすると有毒になることもありその反対もある。いったい毒は何処から来て何処へ去ってしまうのか。神秘的だ」と。
きのこシーズンになるとこの逸話を思い出します。
昨夜は82歳のプレヴィンさん指揮NHK交響楽団による定期公演「メシアン/トゥランガリラ交響曲」の演奏会がNHKホールでありました。私は、東京藝術大学奏楽堂での尾高さん指揮藝大フィルハーモニアのエルガー作品演奏会に行くことにしていたので、N響定期の方はFM中継を予約録音しました。
nailsweet氏による
【演奏会 感想】アンドレ・プレヴィン指揮N響 第1710回定期公演
http://nailsweet.jugem.jp/?eid=748
プレヴィンさんによるメシアンも、ホール内の空気粒子と光粒子がキラキラ舞い煌めくような、まことに美しくて素晴らしい演奏会だったようです。
これから聴くのが楽しみです。
芸大フィルハーモニア定期演奏会
2011年10月21日(金)19時開演
会場・東京芸術大学奏楽堂
エルガー作曲「チェロ協奏曲ホ短調」(チェロ独奏・西谷牧人)
エルガー作曲「交響曲第一番変イ長調」
指揮・尾高忠明
芸大フィルハーモニア
(コンサート前半)聴き手の心を奪い聴き手の心を打つ素晴らしい演奏のエルガーのチェロ協奏曲が終わって休憩に入りました。次はエルガーの交響曲第一番。楽しみです。
(コンサートの後)雨の中、尾高さんのエルガー解釈を堪能したひとときの幸福を噛み締めながら先程帰宅。パッション溢れるエルガーの交響曲第一番、暗譜の尾高さんは歌うように踊るように指揮されました。アンコールはニムロッド。素晴らしいコンサートでした。感動。